iPhoneのストレージ容量が足りない・おかしいときの対処法!
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iPhoneを使用していると、ストレージ容量が足りなくなることがあります。
空き容量が少なくなると「写真の撮影・アプリのダウンロード・iOSのアップデート」などができなくなり、本来の機能を発揮できません。処理能力の低下にもつながるため、適切な対処が必要です。
しかし、iPhoneのエラーによって「データを消してもストレージ容量の情報が変わらない」といったトラブルが起こることがあります。
この記事で紹介する「データを削除する方法」と「データを消しても減らないときの対処法」を使って問題を解決しましょう。
iPhone購入前に悩んでしまうストレージ容量は、iCloudで解決!
ストレージとは、アプリや写真などのデータを保存しておく場所のことです。
「iPhoneストレージ」や「iCloudストレージ」などの種類があり、iPhoneストレージは端末購入後の変更はできませんが、iCloudストレージはインターネット上で管理されているため容量の変更が可能です。
iPhoneのストレージ容量の空きを増やすには、不要な写真・動画や使っていないアプリを削除、Safariの履歴とWebサイトデータを消去するといった対処法がありますよ。
また、写真は消したくないという方には、iPhoneの「ショートカットアプリ」を使って写真そのものの容量を減らす方法もおすすめです。詳しくはこちらの記事で解説しています。
基礎知識|そもそもストレージ容量ってなに?
iPhoneを使っていると「ストレージ容量が足りない……」と耳にすることがありますが、そもそもストレージ容量とはどのような役割を持つ機能なのでしょうか。基本的な情報から確認していきましょう。
ストレージ容量とは、アプリや写真などのデータを保存できる容量のことを指します。
一般的に使われている単位は「MB・GB・TB」の3つ。2021年9月に発売されたiPhone 13 Proシリーズは「128GB・256GB・512GB・1TB」の4種類の展開でした。
本体に保存するアプリや写真などが増え、ストレージ容量の空きが少なくなると「新しいデータを保存できなくなる」「本体の動作が遅くなる」と言った問題が起こります。
iPhone本体のストレージ容量は購入後の増減ができないため、いらないデータを消すなどの対応が必要です。
iPhoneのストレージ容量の確認方法
この項目では、iPhoneのストレージ容量の確認方法を紹介します。
次の項目に進む前に、どれくらいのストレージ容量を使用しているのかを確認しておきましょう。
1.「設定」を開き「一般」→「iPhoneストレージ」と進む。
2. 画面上部に表示されるグラフで使用状況を確認する。
3. 下にスクロールして、アプリごとの容量を確認する。
1.「設定」を開き「一般」→「iPhoneストレージ」と進む。
2. 画面上部に表示されるグラフで使用状況を確認する。
3. 下にスクロールして、アプリごとの容量を確認する。
上記の手順で進めれば、ストレージ容量の使用状況が確認できます。
実際の使用状況にあわせて、対処法を試しましょう。
iPhoneのストレージ容量が足りないときの対処法
iPhoneのストレージが足りない場合、不要なデータを削除して、空き容量を増やす必要があります。
ここでは、次の3つのデータを削除する方法を紹介します。
それぞれの手順を詳しく確認していきましょう。
不要な写真・動画を削除する
まずは、不要な写真や動画を削除する方法から紹介します。
写真や動画はデータ容量が大きいため、少し削除するだけでも効果を感じられるでしょう。
1.「写真」を開き、右上の「選択」をタップする。
2. 不要な写真または動画をタップし、青色のチェックが入っていることを確認する。
3. 複数のデータを削除する場合は、続けて選択する。
4. 右下の「ゴミ箱マーク」をタップし「写真を削除」を選択する。
1. 「写真」を開き、右上の「選択」をタップする。
2. 不要な写真または動画をタップし、青色のチェックが入っていることを確認する。
3. 複数のデータを削除する場合は、続けて選択する。
4. 右下の「ゴミ箱マーク」をタップし「写真を削除」を選択する。
上記の手順で削除した写真や動画などのデータは「最近削除した項目」に移動し、30日後に完全に削除されます。
それまではストレージ容量に変化がないため、早く空き容量を作りたい場合は別途操作が必要です。
「最近削除した項目」の削除方法は「写真と動画を完全に削除する」で紹介します。
使っていないアプリを削除する
日常的に使っていないアプリがある場合は、削除してストレージ容量を減らしましょう。
アプリによってデータ容量は異なりますが、1GB以上の空き容量を作れることもあります。
アプリを削除する方法はいくつかありますが、ここでは2つの方法を紹介します。
1. ホーム画面で不要なアプリを長押しする。
2. 小さく振動し、選択肢が表示されたら指を離す。
3.「Appを削除」を選択し、再度「Appを削除」を選択する。
4.「”〇〇”を削除しますか?」で「削除」を選択する。
1. ホーム画面で不要なアプリを長押しする。
2. 小さく振動し、選択肢が表示されたら指を離す。
3.「Appを削除」を選択し、再度「Appを削除」を選択する。
4.「”〇〇”を削除しますか?」で「削除」を選択する。
「2〜3」で表示される「ホーム画面から取り除く」を選択した場合、ホーム画面には表示されなくなりますが、iPhone上のデータとしては残ります。
ストレージの空き容量を増やしたい場合は「Appを削除」を選択しましょう。
1.「設定」を開き「一般」→「iPhoneストレージ」と進む。
2. 下にスクロールし、不要なアプリを選択する。
3.「Appを削除」をタップ、再度表示される「Appを削除」を選択する。
1.「設定」を開き「一般」→「iPhoneストレージ」と進む。
2. 下にスクロールし、不要なアプリを選択する。
3. 「Appを削除」をタップ、再度表示される「Appを削除」を選択する。
「2〜3」で表示される「Appを取り除く」を選択した場合、保存されている書類やデータをiPhoneに残した状態でアプリが削除されます。
残しておきたいデータがある場合は、こちらを選択しましょう。
Safariの履歴とWebサイトデータを消去する
「Safariの履歴とWebサイトデータ」は、Safariに保存されている「履歴・その他のブラウズデータ・Cookie」のことを指します。
履歴・その他のブラウズデータは、Safariの検索履歴や閲覧履歴などのデータです。
「リーディングリスト、お気に入り」は含まれません。
Cookieとは、Webサイトを閲覧したときに入力したデータや利用環境などの情報が記録されたファイルのことです。情報を記録しておくことで、自動入力などの機能が使えるようになります。
いずれも写真や動画、アプリほど大きな容量ではありませんが、比較的手軽に削除ができます。
あわせて確認しておきましょう。
1.「設定」を開き、下にスクロールし「Safari」を選択する。
2. 画面が切り替わったら、下にスクロールし「履歴とWebサイトデータを消去」を選択する。
3.「履歴とデータを消去」をタップする。
4.「すべてのタブも閉じますか?」で、どちらかを選択する。
1. 「設定」を開き、下にスクロールし「Safari」を選択する。
2. 画面が切り替わったら、下にスクロールし「履歴とWebサイトデータを消去」を選択する。
3. 「履歴とデータを消去」をタップする。
4.「すべてのタブも閉じますか?」で、どちらかを選択する。
iPhoneのデータを消してもストレージ容量が減らないときの対処法
ここまで紹介した方法でデータを削除しても、ストレージ容量が減らないことがあります。
ここからはストレージ容量が減らないときの対処法を、以下の3つの項目に分けて紹介します。
写真と動画を完全に削除する
「不要な写真・動画を削除する」でも紹介したように、削除した写真や動画は「最近削除した項目」に移動し、30日後に完全に削除されます。誤って削除してしまったときに復元できるようにしてあるのです。
保管されている間はストレージ容量に変化がないため、すぐに空き容量を増やしたい場合は、手動で「完全に削除」を実行する必要があります。以下の手順に沿って進めましょう。
1.「写真」を開き、下のタブから「アルバム」を選択する。
2. 一番下までスクロールし「最近削除した項目」をタップする。
3. 右上の「選択」をタップし、完全に削除したいデータを選択する。
4. すべてのデータを削除する場合は「すべて削除」をタップする。
5. 確認画面で表示される「◯枚の写真を削除」を選択する。
1.「写真」を開き、下のタブから「アルバム」を選択する。
2. 一番下までスクロールし「最近削除した項目」をタップする。
3. 右上の「選択」をタップし、完全に削除したいデータを選択する。
4. すべてのデータを削除する場合は「すべて削除」をタップする。
5. 確認画面で表示される「◯枚の写真を削除」を選択する。
上記の手順で完全に削除したデータを復活させる方法はありません。
誤って削除してしまわないように、慎重に操作しましょう。
iPhoneを再起動する
iPhoneになにかしらの不具合があり、エラーが起きている場合「iPhoneストレージ」の情報が更新されないことがあります。
このような問題の対処法としては「再起動」がおすすめです。
比較的簡単に解決できる可能性があります。
iPhoneを再起動する方法は、シリーズによって異なります。
それぞれ確認していきましょう。
1. いずれか片方の音量調節ボタンとサイドボタンを長押し、電源オフスライダが表示されたら離す。
2. スライダをスワイプして、iPhoneの電源が切れるまで30秒ほど待つ。
3. サイドボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする。
1. サイドボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しする。
2. スライダをスワイプして、iPhoneの電源が切れるまで30秒ほど待つ。
3. サイドボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする。
1. トップボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しする。
2. スライダをスワイプして、iPhoneの電源が切れるまで30秒ほど待つ。
3. トップボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする。
上記の手順でiPhoneが再起動できない、または途中でフリーズしてしまう場合は「iPhoneの電源が入らない場合やフリーズする場合」を確認してください。
iPhoneを初期化する
「削除したデータが残っている」「システムデータの容量が不自然に大きい」といったトラブルは、iPhoneの初期化によって解決できる可能性があります。
事前にすべてのデータのバックアップをとった上で、試してみましょう。
iPhoneを初期化する方法・手順は、以下のとおりです。
1.「設定」を開き「一般」をタップする。
2. 下にスクロールし「転送またはiPhoneをリセット」を選択する。
3.「すべてのコンテンツと設定を消去」→「続ける」と進める。
4. パスコードを入力し「iPhoneを消去」をタップする。
1.「設定」を開き「一般」をタップする。
2. 下にスクロールし「転送またはiPhoneをリセット」を選択する。
3.「すべてのコンテンツと設定を消去」→「続ける」と進める。
4. パスコードを入力し「iPhoneを消去」をタップする。
ストレージ容量に空きがあるのに通知がくる場合は「iCloud」を確認!
「ストレージ容量に空きがあるのに、通知がなくならない!」と困っていませんか?
通知に「iCloudストレージが残りわずかです」と表示されているのなら、iPhoneのストレージ容量ではなく「iCloudストレージ」に原因があると考えられます。
「iCloudストレージ」とは、Appleが提供しているクラウドサービスの「iCloud」で利用できるストレージ容量のことです。
AppleIDを取得した方を対象に5GB付与され、データのバックアップや転送などに使えます。
また、インターネット上で管理されているため、ストレージ容量の増減が可能です。容量を増やす場合、月額制の有料サービスに申し込む必要があります。
ここからは、以下の2つの項目に分けて確認していきましょう。
iCloudストレージを管理する
iCloudストレージは、設定アプリから確認・管理できます。
以下の手順に沿って、使用状況を確認しましょう。
1.「設定」を開き、上部に表示されている名前をタップする。
2.「iCloud」→「ストレージを管理」をタップして情報を確認する。
1. 「設定」を開き、上部に表示されている名前をタップする。
2. 「iCloud」→「ストレージを管理」をタップして情報を確認する。
画面上部に表示されているのが「iCloudストレージの総量」と「使用している容量」です。
下に表示されている項目を選択することで、さらに詳しい情報の確認と削除ができます。
不要なデータがある場合は削除しましょう。
ストレージプランを変更する
不要なデータを削除してもiCloudストレージの容量が足りない場合は、ストレージプランを変更しましょう。
5GB以上のストレージプランは月額制の有料オプションです。
金額は次のように設定されています。
ストレージ容量 | 月額料金 |
---|---|
50GB | 130円 |
200GB | 400円 |
2TB | 1,300円 |
※価格は税込表示です。
ストレージプランの変更方法・手順は、以下のとおりです。
1.「設定」を開き、上部に表示されている名前をタップする。
2.「iCloud」→「ストレージを管理」→「ストレージプランを変更」と進める。
3. ストレージプランを選択し「iCloud+にアップグレード」を選択する。
1.「設定」を開き、上部に表示されている名前をタップする。
2.「iCloud」→「ストレージを管理」→「ストレージプランを変更」と進める。
3. ストレージプランを選択し「iCloud+にアップグレード」を選択する。
「カテゴリーサイズを計算中…」が終わらない場合の対処法
iPhoneストレージの容量を確認する際「カテゴリーサイズを計算中…」が表示されたまま先に進まない、という不具合が起こることがあります。
原因としては「ストレージに空きがない」や「処理能力が落ちている」などが挙げられます。
以下の4つの対処法を試してみましょう。
・iPhoneを再起動する
・アプリや動画を削除しストレージ容量に空きを作る
・iOSのアップデートがある場合、更新する
・充電を十分にする
「iPhoneの再起動」と「アプリや動画の削除」については前述しているため、手順を省略します。
「iOSのアップデート」の確認と更新の方法・手順は、以下のとおりです。
1.「設定」を開き「一般」をタップする。
2.「ソフトウェア・アップデート」をタップし、更新の有無を確認する。
3. 更新がある場合「ダウンロードしてインストール」をタップする。
4. パスコードを入力し、ダウンロードを待つ。
5.「今すぐインストール」をタップする。
1.「設定」を開き「一般」をタップする。
2.「ソフトウェア・アップデート」をタップし、更新の有無を確認する。
3. 更新がある場合「ダウンロードしてインストール」をタップする。
4. パスコードを入力し、ダウンロードを待つ。
5. 「今すぐインストール」をタップする。
また、iPhoneの充電が少ないと「パフォーマンスの管理機能」によって、処理能力が制限されることがあります。一度充電をしてから、再度ストレージ容量を確認してください。
すべての対処法を試しても改善しない場合、iPhoneが故障している可能性があります。
「Appleサポートセンター」に相談して、修理の依頼をしましょう。
・電話番号 0120-277-535
・受付時間 月〜金:9:00〜19:00 / 土日祝:9:00〜17:00
まとめ
・ストレージ容量とは、アプリや写真などのデータを保存しておく場所のこと
・「iPhoneストレージ」や「iCloudストレージ」などの種類がある
・iPhoneストレージはiPhoneに備え付けられているため、購入後の変更はできない
・iCloudストレージはインターネット上で管理されているため、容量の変更ができる
◆iPhoneのストレージ容量が足りないときの対処法
・不要な写真・動画を削除する
・使っていないアプリを削除する
・Safariの履歴とWebサイトデータを消去する
◆データを消してもストレージが減らないときの対処法
・写真と動画を完全に削除する
・iPhoneを再起動する
・iPhoneを初期化する
2022年8月20日時点の調査内容です。
この記事を書いた人
望月 聖也
望月 聖也
大手通信キャリアの代理店で7年間働いた経験を活かし、スマホ・光回線系のメディアを中心にフリーライターとして活動中。複雑な料金プランやサービスを、わかりやすくかみ砕いて解説します。