iPhoneのモバイルデータ通信が使用できない|原因と対処法は?
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iPhoneを使っていると、インターネット接続に関する不具合が起こることがあります。突然インターネットにつながらなくなると、メールやSNSなどが使えなくなり、困ってしまいますよね。
このようなトラブルが起きたときは、焦らずに自分でできる対処法を試すことが大切です。
本記事で紹介する計10個の対処法をひとつずつ確認していきましょう。
まずは「そもそもモバイルデータ通信とは?」という基本的な内容から紹介します。
基本的な設定をチェックしてから詳細を確認しましょう!
iPhoneが突然インターネットにつながらなくなる原因として「モバイルデータ通信」や「機内モード」といった基本的な設定に関する問題が挙げられます。
細かい設定を確認する前に、一度チェックしておきましょう。
「モバイルデータ通信」がオンにならない方は「iPhoneのモバイルデータ通信がオンにできないときの対処法」をあわせてご確認ください。
そもそもモバイルデータ通信とは
モバイルデータ通信とは、通信キャリアが提供している回線を「スマホ・タブレット・モバイル通信端末(ポケットWi-Fi)」などで使用するインターネット通信のことです。
日本国内では、主に「ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル」がモバイルデータ通信用の回線を提供しています。格安SIM会社は上記の大手通信キャリアの電波を借りてサービスを提供しているのです。
では、どのような状態になるとモバイルデータ通信が使えなくなるのでしょうか。
次の項目で「原因と対処法」をあわせて確認しましょう。
iPhoneでモバイルデータ通信が使用できない原因と対処法
ここからは「iPhoneでモバイルデータ通信が使用できない原因と対処法」を、以下の6つの項目に分けて紹介します。
よくある原因から順に紹介しますので、上からひとつずつご確認ください。
モバイルデータ通信がオフになっている
「モバイルデータ通信がオフになっていただけだった!」というのは、意外とよくあります。何かしらの設定を変更した際、押し間違えてしまうことがあるため、一度確認しておきましょう。
モバイルデータ通信のオン/オフを変更する方法は、以下の2つです。
1. 画面右上から下にスワイプする(ホームボタン搭載機種は下から上にスワイプする)。
2.「モバイルデータ通信のマーク」がオフになっている場合、タップしてオンにする。
3. マークが緑色になっていれば設定完了。
1.「設定」アプリを開き「モバイル通信」をタップする。
2.「モバイルデータ通信」がオフになっている場合、タップしてオンにする。
3. ボタンが緑色になっていれば設定完了。
機内モードがオンになっている
「機内モード」がオンになっていると、モバイルデータ通信とWi-Fiの設定が自動でオフになってしまいます。こちらも「簡易アクセス」または「設定」で変更ができるため、確認しましょう。
1. 画面右上から下にスワイプする(ホームボタン搭載機種は下から上にスワイプする)。
2.「機内モード」がオン(オレンジ色)になっている場合、タップしてオフにする。
3. マークが灰色になっていれば設定完了。
1.「設定」アプリを開き「機内モード」の設定を確認する。
2. オン(緑色)になっている場合、タップしてオフにする。
通信キャリアのプロファイル設定が間違っている
乗り換えや機種変更の手続きと同時に、モバイルデータ通信が使えなくなった場合「構成プロファイル」が正しく設定できていない可能性があります。
構成プロファイルとは、通信キャリアの電波を受信するための情報が入っているデータのことです。主に格安SIM会社を利用する際に設定が必要になります。
ダウンロードが必要な構成プロファイルは各社異なるため、iPhoneをWi-Fiに接続し、Safariで「(通信キャリア名)+構成プロファイル」と検索しましょう。
なお、別の通信キャリアの構成プロファイルがインストールされていると、正常に利用できないことがあるため注意が必要です。設定状況は以下の手順で確認ができます。
1.「設定」アプリを開き「一般」→「VPNとデバイス管理」と進める。
2.「構成プロファイル」の項目に正しい構成プロファイルが表示されていることを確認する。
iOSに問題がある
ここまでの設定に問題がない場合「iOS」の更新情報を確認してみましょう。
iOSとは、iPhoneを動作させるための情報が入っているプログラムのことです。
新しいアプリやサービスが続々と登場するため、ひと月に1回ほどアップデートされます。
バグの修正やセキュリティの改善情報が含まれているため、こまめな更新が推奨されています。
iOSのアップデート情報を確認・更新する方法は、以下のとおりです。
1.「設定」アプリを開き「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進める。
2. 新しいiOSが表示された場合「ダウンロードしてインストール」をタップし、パスコードを入力する。
3. ダウンロードが完了したら「今すぐインストール」をタップする。
1.「設定」アプリを開き「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進める。
2. 新しいiOSが表示された場合「ダウンロードしてインストール」をタップし、パスコードを入力する。
3. ダウンロードが完了したら「今すぐインストール」をタップする。
SIMカードに問題がある
iPhoneに挿入しているSIMカードが接触不良を起こしている場合、モバイルデータ通信が使えなくなってしまいます。抜き差しによって改善することがあるため、一度試してみましょう。
なお、SIMカードの抜き差しには、SIMピンやペーパークリップが必要です。
SIMピンはiPhoneの箱に入っているため、準備しておきましょう。
1. iPhoneの電源を切る。
2. iPhoneの側面にあるSIMトレーの穴にSIMピンまたはペーパークリップを差し込む。
3. 飛び出てきたSIMトレーをゆっくり引き出す。
4. SIMカードに汚れなどがないか確認をして、iPhoneに戻す。
SIMカードは非常に繊細です。抜き出す際は以下の点に注意してください。
・SIMピンまたはペーパークリップを差し込むときは力を入れすぎない。
・SIMカードの金色、または銅色の部分に触らない。
・SIMカードの汚れは、やわらかい布(メガネ拭きなど)で優しく拭き取る。
・再度挿入する際、SIMカードやSIMトレーの向きに注意する。
SIMカードがうまく抜き出せないときは、お近くのApple Storeに端末を持っていき、ご相談ください。
また、SIMカードに破損や汚れがある場合は再発行が必要です。
契約中の通信キャリアに相談の上、手続きをしてください。
通信障害が発生している
契約中の通信キャリアで通信障害が発生している場合、モバイルデータ通信や通話などのサービスが使えなくなることがあります。
ここまでの対処法を試しても改善しない場合は、通信キャリアの公式サイトで通信障害の情報を確認してみましょう。
また、通信費の支払いが未納の場合、モバイルデータ通信が制限されることがあります。
心当たりがある場合は通信キャリアに問い合わせ、支払いを済ませましょう。
iPhoneのモバイルデータ通信がオンにできないときの対処法
モバイルデータ通信が使えないだけでなく「そもそも設定がオンにできない!」という症状に悩んでいる方もいるようです。
そこで、ここからは「iPhoneのモバイルデータ通信がオンにできないときの対処法」を、以下の4つの項目に分けて紹介します。
上記のほか「iOSのバージョンアップ」や「SIMカードの抜き差し」も効果的です。方法・手順は、この記事の前半「iPhoneでモバイルデータ通信が使用できない原因と対処法」で紹介しているため、あわせてご確認ください。
再度モバイルデータ通信のオン/オフを試す
機内モードやWi-Fiの設定を確認している際、モバイルデータ通信がオフになっていることがあります。
前の項目を確認していただいている方は既にチェックしていると思いますが、再度モバイルデータ通信のオン/オフをチェックしてみましょう。
設定方法の手順がわからない方は「モバイルデータ通信がオフになっている」をご確認ください。
iPhoneを再起動する
iPhoneに限らず、スマホやタブレットの不具合には「再起動」が効果的です。
再起動によって必要のないデータ(キャッシュ)が削除され、問題を解決することがあります。
iPhoneの再起動の方法はモデルによって異なります。
以下の中から当てはまるものを確認してください。
1. いずれか片方の音量調節ボタンとサイドボタンを長押しし、電源オフスライダが表示されたら離す。
2. スライダをスワイプし、iPhoneの電源が切れるまで30秒ほど待つ。
3. サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しし、起動するのを待つ。
1. サイドボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しする。
2. スライダをスワイプし、iPhoneの電源が切れるまで30秒ほど待つ。
3. サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しし、起動するのを待つ。
1. トップボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しする。
2. スライダをスワイプし、iPhoneの電源が切れるまで30秒ほど待つ。
3. サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しし、起動するのを待つ。
iPhoneがフリーズするなど、再起動ができないときは「iPhone の電源が入らない場合やフリーズする場合」をご確認ください。
キャリア設定のアップデートを確認する
各通信キャリアは「キャリア設定のアップデート」によって、モバイルデータ通信の接続状況やパフォーマンスの改善を行います。正しく更新ができていない場合、不具合が発生する可能性があるため、設定を確認しましょう。
1.「設定」アプリを開き「一般」→「情報」の順に進める。
2. 画面の案内に従って、キャリアアップデートをインストールする。
通常、キャリア設定のアップデートが使えるようになると、インストール用の通知が表示されます。この場合「アップデート」をタップするだけで更新できるため、実施しておきましょう。
ネットワーク設定をリセットする
ここまでの手順を試しても改善しない場合、iPhoneに何らかの問題が発生していると考えられます。不具合の原因を根本から解決するために「ネットワーク設定のリセット」を試してみましょう。
ネットワーク設定のリセットは、iPhoneで設定している「Wi-Fi・モバイルデータ通信設定・VPN・APN」といった情報を一括でリセットする操作です。それぞれ再設定が必要になるため、情報を控えた上で開始してください。手順は以下のとおりです。
1.「設定」アプリを開き「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」と進める。
2.「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」と進み、パスコードを入力する。
1.「設定」アプリを開き「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」と進める。
2.「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」と進み、パスコードを入力する。
このとき「全てのコンテンツと設定を消去」を選択すると、iPhone上のすべてのデータが削除されてしまいます。誤ってタップしないように気をつけましょう。
解決しない場合は「Appleサポート」に相談!
本記事で紹介した手順をすべて試しても改善しない場合、設定では直らない不具合が発生していると考えられます。修理や交換が必要になるため、「Apple サポート」にアクセスし、不具合の相談をしましょう。
また「Apple Store」や「カメラのキタムラ」などのApple正規プロバイダでも修理を受け付けています。予約が必要になることがあるため、事前に問い合わせた上で向かいましょう。
まとめ
◆モバイルデータ通信が使えないときの対処法まとめ
1. モバイルデータ通信の設定がオンになっているかを確認する
2. 機内モードがオフになっていることを確認する
3. プロファイル設定に問題がないかを確認する
4. iOSのアップデートがある場合は更新する
5. SIMカードを抜き差しする(汚れがある場合は拭き取る)
6. 通信障害や通信制限が発生していることがあるため、通信キャリアに問い合わせる
7. iPhoneを再起動する
8. キャリア設定のアップデートがある場合、更新する
9. ネットワーク設定をリセットする
10. すべての手順を試しても改善しない場合は「Appleサポート」または「Apple正規プロバイダ」に相談する
2022年10月9日時点の調査内容です。
この記事を書いた人
望月 聖也
望月 聖也
大手通信キャリアの代理店で7年間働いた経験を活かし、スマホ・光回線系のメディアを中心にフリーライターとして活動中。複雑な料金プランやサービスを、わかりやすくかみ砕いて解説します。