eo光の解約手続きは4ステップ！解約費用や接続機器の返却先も紹介

eo光の解約手続きの流れ

さっそく、eo光の解約手続きの流れから確認していきましょう。以下の4つの項目に分けて紹介します。

1. 「eo光登録証」を準備する

解約手続きに入る前に「eo光登録証」を準備しましょう。

eo光登録証は、契約内容が記載されている書類です。手元に用意しておくことでスムーズに手続きを進められます。

とはいえ、eo光の解約手続きは、eo光登録証がなくても進められます。見つからない方はそのまま次のステップに進んでください。

eo光登録証には、以下の情報が記載されています。

2. 「eoサポートダイヤル」で解約を申し込む

eo光の解約手続きは、電話で受け付けています。以下の「eoサポートダイヤル」に問い合わせましょう。解約手続きの音声ガイダンスは「3 → 1」です。

また、他社インターネットサービスのキャンペーンを適用させるなどの理由で「解約証明書」が必要な方は、このタイミングで担当者に伝えましょう。

多くの場合、キャンペーンの適用には「契約者の氏名・サービス名・解約精算金（契約解除料）・撤去費用」といった情報が必要になります。乗り換え先のサービスや適用するキャンペーンによって必要な情報が異なるため、事前に確認した上で連絡しましょう。

窓口情報の詳細は、eo光公式サイト『eoサポートダイヤル（電話窓口）』をご覧ください。

3. 必要に応じて撤去工事をする

eo光ネットの撤去工事は、原則不要です。

建物の所有者、または管理組合が撤去を求める場合にのみ必要となります。撤去工事をする場合は、11,000円(税込)の設備撤去費用が発生します。

一方、eo光テレビを契約している場合は、テレビチューナーの撤去工事が必要です。設備撤去費用はテレビサービスの利用状況によって異なります。詳しい情報は、本記事の後半「録画機能付きeo光テレビチューナーの解約精算金」をご覧ください。

なお、撤去工事の当日は立ち会いが必要です。1時間程度かかるため、スケジュールを空けておきましょう。

4. レンタル機器を返却する

eo光からレンタルしている接続機器は、解約完了後数日以内に返却してください。
一定期間返却されない場合、機器相当額が請求されます。

返却の対象となる接続機器と、返却先住所は次のとおりです。

解約手続きの情報や返却情報の詳細は、eo光公式サイト『解約の手続きをしたい』をご覧ください。

eo光ネットの解約費用

eo光の解約費用は、契約しているサービスによって異なります。まずは「eo光ネット」の解約費用を以下の5つの項目に分けて見ていきましょう。

1年契約・2年契約（即割）の解約精算金

1つ目は「1年契約・2年契約（即割）の解約精算金」です。

解約精算金は、eo光に設定されている最低利用期間内に解約する場合に請求されます。
基本は「1年契約」ですが、ホームタイプ・メゾンタイプは「2年契約（即割）」も選択可能です。

解約精算金の金額は「居住タイプ・コース・2年契約（即割）の有無」によって決められています。

上記の金額は2022年7月の電気通信事業法改正に伴い改定されたものです。

改定前は、最大13,200円(税込)の解約精算金が設定されていました。2022年6月以前に契約した方にも、改定後の金額が適用されます。

詳しい情報は、eo光公式サイト『eo光ネットの解約精算金の見直し等、一部サービス変更のお知らせ』をご覧ください。

3年ごとの契約（長割）の解約精算金

2つ目は「3年ごとの契約（長割）の解約精算金」です。

長割とは、eo光を3年目以降もお得に使いたい方向けの割引サービスです。
3年目以降、さらに3年ごとの継続利用を約束することで、最大5％〜最大10％の月額料金割引を受けられます。即割と同じく、ホームタイプ・メゾンタイプの方が対象です。

長割の解約精算金は、2022年7月の電気通信事業法改正に伴い改定されました。「2022年6月までに適用された方」と「2022年7月以降に適用された方」で金額が異なるため、注意しましょう。

2022年7月以降に長割が適用された方

2022年6月までに長割が適用された方

工事費残債

3つ目は「工事費残債」です。
工事費の分割支払い中にeo光を解約する場合、残りの金額が「一括で請求」されます。

キャンペーンの「eo暮らしスタート割（標準工事費割引）」も、解約に伴って終了します。
工事費残債の最大料金は以下のとおりです。

設備撤去費用

4つ目の「設備撤去費用」は、回線終端装置の撤去に加え、電柱から自宅までの配線の撤去をする場合に発生します。

原則不要ですが、建物の所有者・管理組合が撤去を求める場合は実施する必要があります。費用は以下のとおりです。

解約月の利用料金

5つ目は「解約月の利用料金」です。

月額基本料金は「月初から解約日前日までの日数で日割り計算された金額」が請求されます。
たとえば、4月10日に解約した場合「4月1日〜4月9日までの9日間」の金額が請求されるということです。

レンタル機器利用料とオプション料金は「解約日の前日を含む月までの満額費用」が請求されます。
4月10日に解約した場合は「4月分の満額費用」が、4月1日に解約した場合は「3月分の満額費用」が最終分となります。

eo光テレビの解約費用

続いて、eo光テレビの解約費用を以下の4つの項目に分けて紹介します。

eo光テレビの解約精算金

eo光テレビには、1年間の最低利用期間が設定されています。
最低利用期間内に解約する場合、以下の解約精算金が請求されます。

録画機能付きeo光テレビチューナーの解約精算金

一部の「録画機能付きeo光テレビチューナー」には、1年間の最低利用期間が設定されています。

最低利用期間内に解約する場合は、残余月数の利用料金に相当する金額が一括で請求されます。

たとえば、契約後5ヵ月目に解約した場合、残余月数は7ヵ月ですので「利用料金×7ヵ月分の金額」となります。

対象の録画機能付きeo光テレビチューナーは次のとおりです。

型番は、eo光テレビチューナー本体の前面に記載されています。

地デジ・BSコース スターチャンネルセットの解約精算金

eo光テレビのオプションサービスである「地デジ・BSコース スターチャンネルセット」には、1年間の最低利用期間が設定されています。

最低利用期間中にコースの変更や解約をした場合、解約精算金として「残余月数に1,650円(税込)乗じた金額」が一括請求されます。

たとえば、契約後7ヵ月目で解約する場合、残余月数は5ヵ月ですので「8,250円(税込)（1,650円(税込)×5ヵ月）」となります。

なお「スマートベーシック・スマートプレミアム・スマートコンパクト」へコース変更する場合、解約精算金は発生しません。

eo光テレビの撤去費用

eo光テレビを解約する際、テレビチューナーの撤去工事が必要です。費用は、工事内容によって以下のように設定されています。

eo光を解約する際の注意点

eo光の解約手続きをトラブルなく進めるために、以下の点に注意しましょう。

それぞれ、詳しく紹介します。

固定電話番号を引き継げない可能性がある

eo光の解約に伴い、契約に紐づいている固定電話番号が廃止されます。

同じ電話番号を継続して利用したい場合は、eo光を解約する前に手続きを行う必要があります。ただし、対象の固定電話番号にNTTの加入権情報がない場合は引き継ぎできません。

固定電話の契約をNTTに移行する場合は「アナログ戻し」という手続きが必要です。
アナログ戻しの手続きは「NTT東日本・西日本」の電話窓口で受け付けています。加入権情報もあわせて確認可能です。

他社インターネットサービスの契約に引き継ぐ場合は「番号ポータビリティ」という手続きを利用します。ただし、サービスによっては対応していないことがあります。「アナログ戻し」が必要になることがあるため、事前に確認しておきましょう。

スマホセット割引が廃止される

eo光と「mineo・au・UQモバイル」とのスマホセット割引は、解約に伴って廃止されます。

各キャリアの割引金額は次のとおりです。

特に、auとUQモバイルの割引金額は大きいため、解約することで通信費が高くなってしまう可能性があります。ほかの光回線サービスへの乗り換えを検討している方は、スマホセット割引の金額も比較しましょう。

キャンセル（初期契約解除）は8日以内

eo光の「新規契約・サービス追加・サービス内容の変更・引越し」などの申し込みは「初期契約解除制度」の対象となります。

初期契約解除制度とは、申し込み日または契約書面受領日の遅い方を初日とした8日間が経過するまでは、利用者側の理由でサービスの契約を解除できる制度です。

eo光の場合は「eo光契約内容通知書」の受領日を含む8日を経過するまでに、書面での申し込みが必要となります。

初期契約解除が適用された場合、解約精算金はかかりません。ただし、工事が完了している場合は、契約事務手数料と工事費用が請求されます。

「初期契約解除制度」を利用する場合は、次の必要事項を記載した書類を、以下の住所まで送付してください。

2022年12月25日時点の調査内容です。