iPhoneの緊急地震速報の設定方法|鳴らないときの対処法も解説
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iPhoneの緊急速報は、気象庁・国・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」などを、通信キャリアの電波を使って一斉配信するサービスです。
災害などが発生する数秒前に通知されることで、身の安全を確保する時間を作れます。
人命に関わるため、しっかり設定しておいたほうが良いでしょう。
しかし、利用目的によっては「緊急速報をオフにしたい」「警報音をならないようにしたい」と感じる方もいると思います。
この記事では「iPhoneの緊急速報の基本情報」から「設定方法」まで、詳しく解説します。
モバワンYouTubeチャンネルにて動画公開中!
iPhoneの緊急速報機能の概要と設定の変更方法は、モバワンのYouTubeでも紹介しています。
対応キャリア、対応機種なら無料で受信可能なiPhoneの緊急速報。「防災アプリ」の併用もおすすめ
iPhoneの緊急速報には、気象庁が配信する「緊急地震速報/津波警報/特別警報」と、国・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」を通知するサービスがあります。
対応した通信キャリア、機種を利用していれば、無料で受信できます。
iPhoneでは「オン / オフ」に加え「消音モード設定時に警報音をオフにする設定」があります。また、細かい設定をしたい方には「防災アプリ」の併用がおすすめです。
iPhoneの緊急地震速報/災害・避難通知についての基本情報
はじめに、iPhoneで受信できる「緊急速報」の基本的な情報を確認しておきましょう。
iPhoneの緊急速報は、気象庁が配信する「緊急地震速報」「津波警報」「特別警報」に加え、国・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」を、対象エリアにいる方に一斉配信するサービスです。
大手通信キャリアの通信回線かつ対応機種を使用していれば、無料で受信できます。
では、緊急速報はどのような条件で配信されるのでしょうか。
概要と配信条件を4つの項目に分けて確認していきましょう。
緊急地震速報
「緊急地震速報」は、地震の発生直後に震源地に近い地震計で捉えた観測データを解析し、最大震度5弱以上(または最大長周期地震動階級が3以上)と推定した地震の際、強い揺れ(震度5弱以上または長周期地震動階級3以上)が予想される地域および震度4が予想される地域に速報を配信するサービスです。
地震速報を受信してから地震が到達するまでの時間は、数秒から数十秒です。
その間に、まわりの人に声をかけながら「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する」といった行動が求められます。
詳しい情報は、気象庁公式サイト「緊急地震速報について」をご覧ください。
津波警報
「津波警報」は、気象庁から発表される津波に関する警報を、対象沿岸地域を含むエリアにいる方に一斉配信するサービスです。
予想される津波の高さが、高いところで0.2m以上なら「津波注意報」、1m以上なら「津波警報」、3m以上なら「大津波警報」が発表されます。
詳しい情報は、気象庁公式サイト「津波警報・注意報、津波情報、津波予報について」をご覧ください。
特別警報
「特別警報」は、気象庁から発表される「気象」や「噴火」に関する警報を対象地域に一斉配信するサービスです。
数十年に一度程度の観測が予想される「大雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪」または、気象庁が設定している「噴火警戒レベル4以上」の場合に配信されます。
詳しい情報は、気象庁公式サイト「気象等に関する特別警報の発表基準」「噴火警戒レベルの判定基準」をご覧ください。
災害・避難情報
「災害・避難情報」は、国・地方公共団体が災害発生時などに提供する各種緊急情報を、対象エリアにいる方に一斉配信するサービスです。
「緊急地震速報、津波警報、特別警報」のように配信される内容は決まっておらず、安全に関わるさまざまな情報が取り扱われます。一例として「政府による国民保護に関する情報(武力攻撃事態・緊急対処事態)」や「国土交通省が提供する洪水情報」などが挙げられます。
「政府による国民保護に関する情報」に関する詳しい情報は「内閣官房 国民保護ポータルサイト」をご覧ください。
iPhoneの緊急地震速報/災害・避難通知の設定方法・手順
ここからは、iPhoneの緊急速報の設定方法と使い方を紹介します。
以下の3つの項目に分けて確認していきましょう。
オン/オフの設定方法・手順
まずは、緊急速報のオン/オフの設定方法・手順を紹介します。
以下の手順に沿って、確認・変更を進めてください。
1.「設定」を開き「通知」をタップする。
2. 一番下までスクロールし「緊急速報」をタップする。
3.「緊急速報」のオン/オフを切り替える。
警報音を鳴らさないようにする設定方法・手順
緊急速報は重要なサービスですが「音が大きいから、警報音はいらない!」と感じている方もいるのではないでしょうか。
iPhoneでは「iOS14.5」以降、消音モードのときに警報音を鳴らさないようにする設定が利用できるようになりました。
設定の変更方法・手順は、以下の通りです。
1.「設定」を開き「通知」をタップする。
2. 一番下までスクロールし「緊急速報」をタップする。
3.「常に警報音を鳴らす」のオン/オフを切り替える。
→オフにすることで、消音モードのときは警報音が鳴らなくなります。
履歴/通知内容の確認方法・手順
受信した緊急速報の通知内容は「通知センター」で確認できます。
ロック画面の場合は、画面の中央から上にスワイプします。
ロックが解除されている場合は、画面上部の中央から下にスワイプし、古い通知がある場合は、上にスクロールすると表示されます。
ただし、一度削除した通知や過去の通知は確認できません。
過去の緊急速報を見たい方は、気象庁・国・地方公共団体の公式サイトをご覧ください。
緊急速報が鳴らない!原因や対処法はある?
自分のiPhoneだけ通知が来ない、または警報音が鳴らないと不安になってしまいますよね。
この項目では「緊急速報が鳴らない原因と対処法」を、以下の5つの項目に分けて紹介します。
緊急速報の設定がオフになっている
「iPhoneの緊急地震速報/災害・避難通知の設定方法・手順」で紹介したように、iPhoneの緊急速報は「オン/オフ」や「消音モードのときに警報音を鳴らさない」といった設定が可能です。
通知が来ない、または警報音が鳴らない場合は、まずこちらの設定を確認しましょう。
通知を受信する条件を満たしていない
緊急速報を受信するには、以下の「通知を受信する条件」を満たしている必要があります。
・対応した通信キャリアを使っていること
・対応機種を使っていること
・対象の地域にいること
「通信キャリア」は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの通信回線を利用している事業者が対象です。日本国内の通信キャリアなら、まず問題ないでしょう。
「対応機種」は、iPhone 3G・iPhone 3GS以外の機種です。
さらに、災害・避難情報などの緊急速報は「対象の地域」にいる方に配信されます。
例えば、自宅が対象の地域でも、離れた場所にいる方には配信されないため、注意が必要です。
また、iPhoneの緊急速報では、地域の設定ができません。緊急速報を受信する地域を設定したい方には「防災アプリ」がおすすめです。詳しくは「使い方にあわせて防災アプリの併用もおすすめ」で紹介します。
電波状況が悪い
iPhoneの電波状況が悪いと、緊急速報を受信できないことがあります。
「通信環境が悪い・圏外・機内モード・モバイルデータ通信OFF」などが含まれます。
一度受信できなかった緊急速報は、電波状況が改善しても再送されません。
緊急速報の内容を知りたい方は、気象庁・国・地方公共団体の公式サイトを確認しましょう。
震源地に近いため、通知が間に合っていない
先述したように、緊急地震速報は発生した地震の震度を計測し、 最大震度5弱以上(または最大長周期地震動階級が3以上)と推定した地震の際、強い揺れ(震度5弱以上または長周期地震動階級3以上)が予想される地域および震度4が予想される地域に配信するサービスです。
そのため、震源地に近ければ近いほど通知が間に合わない可能性があります。
強い揺れが起こったときに、どのような行動をするのかを考えておくことが大切です。
通話など他のサービスを利用している
通話やメール(キャリアメール、SMS、+メッセージ)などを利用していると、緊急速報を受信できないことがあります。
電波状況が悪い場合と同様、再送はされません。
緊急速報の内容を知りたい方は、気象庁・国・地方公共団体の公式サイトを確認しましょう。
iPhoneの緊急地震速報/災害・避難通知に関するQ&A
ここからは、iPhoneの緊急速報に関するQ&Aを紹介します。
以下の2つの項目に分けて確認していきましょう。
緊急速報の警報音は音量調節ができません。
オンになっている場合、最大音量で鳴動します。
緊急速報は「エリアメール」のため、対象の地域にいる方に一斉配信されます。
個別に地域の設定はできないため、注意しましょう。
別の地域の緊急速報を受信したい場合は、次の項目で紹介する「防災アプリ」の併用がおすすめです。
使い方にあわせて防災アプリの併用もおすすめ
通信キャリアを通して送信される「緊急速報」に加えて、「防災アプリ」を利用するのもおすすめです。
防災アプリは、企業が提供している「災害・避難情報」の配信サービスで、使い方にあわせて細かい設定ができます。
防災アプリにはたくさんの種類があり、中にはNHKや東京都、大手通信キャリアが提供しているアプリもありますが、今回は、中でも有名な「Yahoo!防災速報」をご紹介します。
「Yahoo!防災速報」は、「地震情報/緊急地震速報」など計14種類の情報に対応しています。
地震情報・緊急地震速報 / 豪雨予報 / 避難情報 / 津波予報 / 大雨危険度 / 土砂災害 / 気象警報 / 河川洪水 / 熱中症情報 / 火山情報 / 防犯情報 / 自治体からの緊急情報 / 国民保護情報(Jアラート) / 異常感知情報
また、緊急速報の受信地域は最大3つまで設定可能です。
設定した地域と離れた場所にいても、対象の地域の通知を受信できます。
さらに、消音モードに設定している間の警報音の「オン/オフ設定」に加え、警報音を鳴らさない時間の設定にも対応しています。
自分好みにカスタマイズしたい方に適しているでしょう。
まとめ
・iPhoneの緊急速報は、気象庁が配信する「緊急地震速報/津波警報/特別警報」と、国・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」を通知するサービス
・対応した通信キャリア、対応機種を利用していれば、無料で受信できる
・iPhoneでは「オン / オフ」に加え「消音モード設定時に警報音をオフにする設定」がある
・緊急速報の内容は「通知センター」で確認できるが、履歴・過去の通知は確認できない
・細かい設定をしたい方には「防災アプリ」の併用がおすすめ
・特に「Yahoo!防災速報」が代表的
2024年6月時点の調査内容です。
この記事の参考・引用サイトまとめ
この記事を書いた人
望月 聖也
望月 聖也
大手通信キャリアの代理店で7年間働いた経験を活かし、スマホ・光回線系のメディアを中心にフリーライターとして活動中。複雑な料金プランやサービスを、わかりやすくかみ砕いて解説します。