Google Pixelのおすすめモデルは？スペックを徹底比較！

そもそもGoogle Pixelとは？基本情報と特徴を紹介！

Google Pixelは、Googleが2016年から販売を開始したスマホです。半年～1年ほどのサイクルで新製品がリリースされており、現在はGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proが最新機種としてラインナップされています。

Android OSの開発元であるGoogleが作る純正スマホなだけあり、AndroidやGoogleサービスとの親和性は抜群。

また、カメラ性能の高さにも定評があり、暗所でもくっきりと写る夜景モードや、撮影された写真に写った不要な人や物を簡単に消すことができる「消しゴムマジック」など、高機能が揃っています。

さらに、防水防塵に加え、日本独自のFeliCa（おサイフケータイ）も搭載するなど、あらゆる機能が網羅されていることもポイントです。

Google Pixelを構成する3つのモデル

Google Pixelは新しくなるにつれて、2・3・4と製品名の後ろにつく数字が大きくなっていきます。

さらに最近では、数字ごとに3つのモデルがリリースされていて、以下のような違いがあります。

・Google Pixel ○（無印）

Google Pixel 8やGoogle Pixel 7など、数字だけのモデルです。

一般的に「無印」と呼ばれるもので、性能と価格のバランスが取れたスタンダードモデルと言えます。

・Google Pixel ○ Pro

Google Pixel 8 Proのように、数字の後に「Pro」が付くモデルです。

無印と比べ、ディスプレイ、カメラ、メモリなど全体的な性能がアップした、最高級モデルです。

・Google Pixel ○a

Google Pixel 7aのように、数字の後に「a」が付くモデルです。

十分な性能を確保しつつ、全体的にスペックを控えめにした廉価版モデルです。無印・Proのリリース後、数ヵ月経ってから発売されることが多いモデルで、現在はGoogle Pixel 7aが最新版となっています。

Androidバージョンのアップデートを保証

一般的なAndroidスマホの場合、発売後にOSのアップデートが行われるのは、2年間まで/1回程度の場合が多く、安価な価格帯の機種の場合は、一度もアップデートが行われないということもめずらしくありません。

一方、Google Pixelシリーズは、「Androidバージョンアップデートの提供保証期限」が設けられており、期間内であれば常に最新のAndroid OSへのアップデートが行われます。

特に、今回紹介する最新機種のGoogle Pixel 8シリーズは、全アップデートが7年間（2030年まで）の保証となっています。
前世代の「Google Pixel 7 / Google Pixel 7 Pro」でも、OSのアップデートが2025年10月、セキュリティアップデートは2027年10月までが保証期限なので、発売から最低5年間の保証があり、3年以上は最新のAndroid OSを使用することが可能です。

また、Google Pixelは、発売時点ではまだ他のAndroidスマホには導入されていない最新バージョンのOSを搭載しており、その後も最新のOSがいち早く提供されるため、最新OSを使用できる期間は保証期間よりもさらに長いでしょう。

詳細：Google Pixel にソフトウェア アップデートが提供されるタイミング

最新Google Pixelのスペックを確認

現在、Google ストアで販売されている3機種を細かく解説します。

Google Pixel 8

2023年10月に発売された最新モデルです。

SoCが「Google Tensor G3」に進化したことで、より優れたパフォーマンスを実現しています。

また、本体はGoogle Pixel 7よりも小型化・軽量化され、コンパクトなタイプが好みだったという方も手にしやすくなっているでしょう。

Google Pixel 7シリーズと比べてカメラ機能もさらにアップ。マクロフォーカス機能が搭載されただけでなく、暗いところでの撮影にも磨きがかかっています。AIとの連携により被写体の編集機能も追加され、動画の音質も向上させることができるなど、簡単な操作でプロのような写真・動画を撮影できるようになりました。

また、Google Pixel 7シリーズと同様に顔認証と指紋認証の両方を導入。

さらに、スマホの通信を暗号化する「VPN by Google One」というサービスが無償で提供されるなど、セキュリティ面でも強化されていることに注目です。

さらにGoogle Pixel 8シリーズの詳細が知りたい方はこちらからチェック。

Google Pixel 8 Pro

Google Pixel 8と同じく、2023年10月に発売された最高級モデルです。

本体サイズはGoogle Pixel 7 Proからほとんど変わらず、ディスプレイサイズは6.7インチの大画面。また、バッテリーやメモリ、ストレージ容量などのスペックが無印と比べて全体的に向上しています。

その中でも特筆すべきはカメラ性能。無印はデュアルカメラでしたが、Google Pixel 8 Proの背面カメラはトリプルカメラに進化しています。これによりズームや超接写で撮影できるようになり、よりダイナミックな写真を撮れるようになりました。

前世代のGoogle Pixel 7 Proと比べてもカメラの画素数はアップしており、最高クラスのカメラ性能といえます。

さらにGoogle Pixel 8シリーズの詳細が知りたい方はこちらからチェック。

Google Pixel 7a

2023年5月に発売されたGoogle Pixel 7シリーズの廉価版モデルです。

Google Pixel 6シリーズからは、スマホの頭脳とも言えるSoCという部品に自社開発の「Google Tensor」が採用されるようになり、本機種ではその2世代目「Google Tensor G2」を搭載。アプリの起動や画像の読み込みなどがよりスムーズに行えるようになりました。

ディスプレイサイズは多くの方の手に馴染みやすい6.1インチ。24時間持続可能なバッテリー、広角×ウルトラワイドのデュアルカメラなど、日常使いでは十分すぎるほどの機能が詰まっていながら、廉価版のため比較的安価に手に入ることが魅力です。

Google Pixelのスペックを5項目で比較！

上で紹介した3モデルを、サイズやカメラ性能など5つの項目ごとに細かく比較します。

サイズと重量

サイズと重量はaモデル→無印モデル→Proモデルの順に大きくなります。ただし、7→8などのバージョンの違いにより、基本のサイズ・重量は異なるため、同じバージョン内での傾向と考えてください。

Google Pixel 8 Proで採用されている6.7インチは、最新のiPhoneでも採用されている大きさで、近年人気の画面サイズ。動画を見る際などに迫力ある映像を楽しむことができます。

その一方、Google Pixel 8 Proは長辺が16cm、重量は200gオーバーとボリューム感があります。手の大きくない方や女性の手だと大きすぎると感じることもあるので、店頭などで一度試すことをおすすめします。

カメラ性能

カメラ性能は、Google Pixel 7aとGoogle Pixel 8シリーズで大きな性能差があります。

Google Pixel 7aとGoogle Pixel 8では、背面カメラ・前面カメラともに画素数はGoogle Pixel 7aのほうが高い数値ですが、マクロフォーカス機能やGoogle Tensor G3のAI性能による補正など、様々な撮影方法に対応できるGoogle Pixel 8のほうがカメラ性能は高いといえます。

また、Google Pixel 8 Proではトリプルカメラが採用されていて、48メガピクセルのウルトラワイドカメラと望遠カメラを搭載。30倍の超解像ズームで撮影できるほか、細部をくっきりと写せるマクロフォーカスによる接写撮影の質も向上しています。

ディスプレイ性能

画面の精細さを表す解像度は、Google Pixel 7aとGoogle Pixel 8ではほとんど変わりありませんが、Google Pixel 8 Proはより高解像度のディスプレイが使用されており、細部まで美しく表示することができます。

さらに、Google Pixel 8シリーズでは、最大輝度が高く直射日光下でも画面を鮮明に見ることができる「Actua ディスプレイ/Super Actua ディスプレイ」を搭載。

「Hz」で表すリフレッシュレートにも注目です。これは、1秒間にディスプレイを何回書き換えて表示できるかを示すもの。60Hzなら1秒で60回書き換えられる性能があります。

Hz数が大きいほど画面がなめらかに表示でき、動きの激しいゲームやスポーツ中継などの表示に適しています。スマホでゲームをやりたい方などは、最大120Hz対応のGoogle Pixel 8シリーズをおすすめします。

処理能力

スマホの処理能力を決めるのは主に、SoCとメモリ容量です。

Google Pixel 6シリーズ以降は、Googleが専用に開発した「Google Tensor」を搭載。こちらも十分な処理能力を誇りますが、Google Pixel 8シリーズには最新版の「Google Tensor G3」が採用され、より速い処理が可能になっています。

メモリは、Google Pixel 7aでも8GBと十分ですが、ゲームや画像処理アプリなど重いアプリを使う場合は12GBのGoogle Pixel 8 Proがおすすめ。12GBのメモリは、他社を含めた現行Androidスマホの中でもトップクラスの性能です。

バッテリー性能

Google Pixelは使用率の低いアプリへの電力供給を制限するなど、独自のバッテリー調整機能があり、長時間連続の使用に耐えうる設計になっています。

バッテリー容量を表す「mAh」は、どれも4,000mAh超えと十分な性能。公式では3機種とも「24時間以上のバッテリー駆動時間」と案内しており、バッテリーセーバー機能を使えば72時間の連続使用も可能です。

充電は、3機種とも急速充電に対応。純正のGoogle 30W USB-C 充電器を使えば、数分の充電を行うだけで数時間の使用が可能になります。

また、ワイヤレス充電にも対応しているため、Google Pixel Stand（第2世代）に置くだけで、有線並みの急速ワイヤレス充電を行えます。

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2024年2月1日時点の調査内容です。