ソフトバンクを海外で使うには？料金や設定手順について詳しく解説

ソフトバンクなら海外でも使える！3つのサービスをチェック

ソフトバンクでは、海外でお得に使える3つのサービスを提供しています。渡航する地域によっては、通話やデータ通信が無料になるサービスもあるので、出発前に細かくチェックしておきましょう。

アメリカ放題｜対象エリアなら通話・SMS・データ通信が無料！

「アメリカ放題」は、アメリカ国内の対象エリアであれば通話・SMS・データ通信が無料で使い放題となるサービスです。

アメリカ本土やハワイなど、日本人に人気のエリアで使い放題になることは大きな魅力ですが、グアム・サイパンは「アメリカ放題」の対象外となることには要注意。

また、アメリカから日本以外の国へ発信する場合は、1分あたり210円(不課税)の通話料がかかることも覚えておきましょう。

「アメリカ放題」の口コミ

ニューヨークは「アメリカ放題」の対象エリアのため、日本の料金と変わらずにインターネットも通話も使い放題です。5Gが利用可能なので高速通信ができることも魅力ですね！

端末上でローミング設定をオンにするだけで海外でのインターネット・通話が使い放題になる点が「アメリカ放題」の大きなメリット。余計な手続きは一切不要で、日本と同じようにソフトバンクが使えます。

海外あんしん定額｜24時間980円〜 幅広い国で使える定額サービス

海外あんしん定額は、24時間3GB980円(非課税)から利用できる定額サービスです。

「海外あんしん定額」は、「定額国L」「定額国S」「飛行機・船」の3区分に分けられており、ヨーロッパやアジアなどの人気渡航先を対象とするもっとも安価な「定額国L」では3GBを24時間980円(不課税)で利用できます。

データ容量を使い切る、または有効時間が過ぎると通信速度が128kbpsに制限されるため、使った分だけ料金が高くなることはありません。高額請求の心配がないので、海外でも安心して利用することができます。

対象の国や地域、細かい料金などは下記公式サイトを参照してください。

詳細：ソフトバンク 海外あんしん定額

「海外あんしん定額」の口コミ

初めての土地でも、スマホでマップを見ることができれば道に迷うことはありません。日本と同じように使えるスマホがあれば安心して旅行ができそうです。

「海外あんしん定額」は3GBを24時間980円(不課税)で使えるため、モバイル通信端末（ポケットWi-Fi）を契約するよりも安く抑えられるという声がありました。

海外パケットし放題｜ガラケーユーザーはこちら！

海外パケットし放題は3Gケータイでも使える海外データ通信定額サービスです。

こちらは従来からあるサービスですが、「海外あんしん定額」のサービス開始によりサービスが縮小され、一部の国・地域でのサービス提供が終了となっています。

今後も順次サービスが縮小されていく可能性があるため、利用を検討している方は事前にソフトバンク公式サイトを確認することをおすすめします。

詳細：ソフトバンク 海外パケットし放題

「海外パケットし放題」の口コミ

「海外パケットし放題」の料金が高いという声です。今は最安980円(不課税)の定額で使える「海外あんしん定額」があるため、スマホユーザーの方は「海外あんしん定額」の方が安く利用できるでしょう。

海外通話料はいくら？人気渡航先の通話料を一覧で紹介

ソフトバンクの海外通話の料金を、韓国など人気渡航先別にまとめました。

これを見ると、「アメリカ放題」の対象であるハワイでは通話料無料ですが、韓国やグアムなどでは1分あたり約200円ほどと、かなり高額な設定となっています。さらに、海外にいる場合は発信だけでなく着信時にも料金がかかるため、長電話には注意しなければいけません。

他の国ではさらに高額な通話料がかかることもあるので、事前に下記ページで通話料を確認しておくようにしましょう。

詳細：ソフトバンク 海外のサービスエリアとご利用料金

海外から発信するときには「国番号」が必要！着信時にも通話料がかかる

海外から電話をかける際には、日本と同じ方法で発信をしてもつながりません。

例えば、海外から日本に発信をする場合、冒頭に日本の国番号である「＋81」と入力してから、最初の0を除いた相手の電話番号をダイヤルする必要があります。

「＋」は、「0」または「＊」の長押しなどで入力できるので、渡航前に自分のスマホでチェックをしておきましょう。

なお、各国の国番号は下記の公式サイトで調べることが可能です。

詳細：ソフトバンク 海外で電話をかける・うける

ソフトバンクのサービスを海外で使う方法・手順

ソフトバンクのサービスを海外で使う際の手順は以下の通りです。渡航前後でやるべきことがあるので、それぞれの手順を確認しておきましょう。

【渡航前】「世界対応ケータイ」の加入状況を確認する

まず、ソフトバンクの契約状況を確認し、「世界対応ケータイ」に加入しているかどうかチェックしましょう。

「世界対応ケータイ」に加入しているかどうか確認する手順は以下の通りです。

1.My SoftBankにログインし「オプションサービス」の項目にアクセス

まず、My SoftBankにアクセスしログインします。My SoftBankにログインできたら、「オプションサービス」の項目を確認してください。

2.「オプションサービス」の欄に「世界対応ケータイ」が含まれているかどうか確認

「オプションサービス」の欄に、「世界対応ケータイ」が含まれているかどうかチェックします。こちらは無料のサービスとなっており、契約時にあらかじめ加入している場合が多いですが、念のために確認しておきましょう。仮に加入していない場合、下部の「変更する」から申し込むことができます。

【渡航前】データローミングをオンにする

次に端末上でデータローミング設定をオンにしましょう。iPhoneとAndroidでオンにする方法が異なるので、それぞれの手順を解説します。

iPhoneでデータローミングをオンにする方法

まずはiPhoneでデータローミングをオンにする手順について解説します。

1.「設定」を開き「モバイル通信」→「通信のオプション」をタップ

「データローミング」の項目をオンにします。滞在先の国で5Gを利用する場合、「データローミング」の下にある「音声通話とデータ」をタップし、「5Gオート」または「5Gオン」にチェックがついていることを確認してください。

Androidでデータローミングをオンにする方法

Androidでデータローミング設定をオンにする手順は下記のとおりです。ただし、Androidは機種やバージョンによって表示が異なる場合があります。

1.「設定」から「ネットワークとインターネット」→「SIM」をタップ

Androidのホーム画面から「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」をタップします。次に「SIM」を選択してください。

2. 「ローミング」をオンにする

次に、データローミング設定をオンにしたい「SIM」を選びましょう。一台のスマホで複数のSIMを利用している方は、設定するSIMを間違えないようにしてください。

渡航先で5Gを利用する場合、「ローミング」をオンに切り替えた後、下部にある「優先ネットワークの種類」をタップし「5G（推奨）」にチェックがついていることを確認しましょう。

【渡航前】搭乗前に機内モードをオンにする

航空機内で電波の発生する機器を利用すると、機内の計測器などに悪影響を及ぼす危険性があるため、航空法にて利用が制限されています。そのため、機内ではスマホの電源をオフにする、または機内モードの設定が必要です。

機内モードに設定すると電話やインターネット通信ができなくなるため、余計な通話料の発生やデータ通信を防ぐことにもつながります。

機内モードは、端末の「コントールパネル（iPhone）」や「クイック設定（Android）」などのショートカット機能から簡単に設定できます。

下記の方法で「コントロールパネル」または「クイック設定」を開いたら、飛行機のアイコンをタップして機内モードをオンにしましょう。

【渡航後】機内モードをオフにしてSMSを確認する

現地に到着したら機内モードをオフに切り替えます。するとソフトバンクからSMSが送られてくるので、そちらを確認してください。「アメリカ放題」と「海外パケットし放題」はSMSを確認後、すぐに利用できます。

一方、「海外あんしん定額」のみ、SMSに添付されているURLから利用開始手続きをする必要があります。詳しくは下記ページを参照してください。

詳細：海外ご利用ガイド（PDF）

海外ローミングができないときの対処法は？問い合わせ先はどこ？

海外ローミングができない時は、以下の対処法を試してみましょう。

世界対応ケータイに加入しているか確認

ソフトバンクでの加入オプションの中に、「世界対応ケータイ」が含まれているかどうか確認しましょう。

「世界対応ケータイ」は無料で使えるため、契約時にあらかじめ加入している可能性が高いですが、加入を忘れている・外れてしまっている恐れもあります。

Wi-Fiを利用してMy SoftBankにログインし、「オプションサービス」欄に「世界対応ケータイ」が入っているかどうかチェックし、未加入であれば、下部の「変更する」から加入をしましょう。

データローミングがオンになっているか確認

端末のデータローミングがオンになっていない場合、海外ローミングを利用できないため、設定がオンになっているか確認しましょう。

機内モードになっていないか確認

飛行機に乗っている際は、通話やモバイルデータ通信ができないように「機内モード」に設定しますが、現地に到着してから機内モードを解除し忘れている可能性があります。

ホームボタンがないiPhoneは右上端から下へスクロール、iPhone SE（第3世代）などホームボタンがある端末は下部から上にスクロールするとコントロールパネルが表示できます。

Androidのクイック設定は、画面を上部から下にスクロールすると表示が可能です。

上記の方法でコントロールパネルまたはクイック設定にアクセスし、飛行機のアイコンをタップすれば、機内モードのオンとオフの切り替えることができます。

SIMカードの抜き差し・再起動をする

海外ローミングができない時に、端末の一時的な不具合が原因である可能性も考えられるため、SIMカードの抜き差しや再起動をおすすめします。

SIMカードの抜き差しは、下記ページを参考に行ってみましょう。

出典：Apple iPhone の SIM カードを取り出す／入れ替える
出典：Android SIMカードの入れ替え方法と注意点を紹介

通信障害が発生していないか確認

国際サービスで通信障害が発生している可能性もあるため、下記公式サイトで確認をしましょう。このサイトでは、世界各地の障害情報をチェックできるので、自分が渡航している国・地域でトラブルが発生していないか、調べてみてください。

詳細：ソフトバンク お知らせ

国際コールセンターに相談する

上記の方法をすべて試しても改善されない場合、「ソフトバンク国際コールセンター」に相談してみましょう。

また、海外での盗難・紛失時にもこちらに連絡をすれば遠隔で利用停止処置をしてもらえるので、この番号は必ず控えておくようにしましょう。

2023年12月7日時点の調査内容です。