楽天モバイルは通信速度も最強？時間帯別の測定結果や他社との比較結果を深掘り！

プラチナバンド始動！楽天モバイルの通信品質が改善したって本当？

今も楽天モバイルに「月額料金は安いけど通信速度は遅い」「楽天回線エリアは限定的でつながりづらい」「パートナー（au）回線エリアでの利用は制限される」という印象を持っている方は少なくありません。

ところが、楽天モバイルの通信品質は年々改善傾向にあり、一部では他の大手通信キャリアよりも優れた通信速度を記録しています。この項目では、ここ数年で楽天モバイルの通信回線にどのような変化があったのかを見ていきましょう。

Rakuten最強プラン登場！日本全国で高速データ通信が無制限に

2023年6月、楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」の提供を開始。これに伴い、日本全国の通信エリア（楽天回線エリアとパートナー回線エリア）で、高速データ通信を無制限で利用できるようになりました。

なお、Rakuten最強プランに関する情報は、当サイト内『楽天モバイルに「Rakuten最強プラン」が登場！通信速度、エリアは改善される？』で詳しく解説しています。ぜひあわせてチェックしてください。

楽天モバイル基地局の増設で地方でもつながりやすく

また、全国各地の楽天モバイル基地局の増設を目的とした「Rakuten最強プランプロジェクト」が進行中。都市部以外の基地局も続々と増えており、2023年9月時点では人口カバー率99.9%を達成しています。

プラチナバンド始動！建物の中や地下施設でのつながりやすさ向上に期待

さらに2024年6月には「プラチナバンド」を使ったサービスがはじまり、通信品質のさらなる改善が期待されています。
プラチナバンドは建物の間を回り込んだり、壁を通り抜けたりと障害物に強い性質を持つ、700MHz〜900MHzの低い周波数帯の通称です。

これまで楽天モバイルは主に1.7GHzの高い周波数帯を使って提供エリアを構築してきましたが、この帯域は大容量通信に適している反面、障害物に弱いというデメリットがありました。

この点をプラチナバンド（楽天モバイルは700MHz帯に対応）でカバー。今後、建物の中や地下施設でのつながりやすさが改善される見込みです。

楽天モバイルのプラチナバンドに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ、ご確認ください。

楽天モバイルの通信速度を時間帯別に測定（朝・昼・夕方）

前の項目では、Rakuten最強プランの登場や基地局の増設により、楽天モバイルの通信品質が改善傾向にあることを解説しました。では、実際にはどれくらいの通信速度が出るのでしょうか。

ここからは、回線速度の口コミサイト「みんそく」の情報を参考に、楽天モバイルの時間帯別の通信速度を紹介します。以下の3つの項目に分けて確認していきましょう。

朝の通信速度測定結果

通勤/通学中にスマホを使う方が多い朝の時間帯は、通信回線の混雑による低速化が起こりやすいと言われています。楽天モバイルの通信速度の測定結果は以下のとおりです。

上記のうち「平均Ping値」は1回あたりの通信にかかる時間の平均値を、「平均ダウンロード/アップロード速度」は1回あたりの通信で送受信できるデータ容量の平均値を表します。

平均Ping値は数値が小さいほど高速で、平均ダウンロード/アップロード速度は数値が大きいほど優れていると考えてください。

朝の測定結果では、すべての項目で業界トップクラスの数値が確認できました。高画質の動画視聴や、大容量通信を必要とするオンラインゲームなども快適に利用できるでしょう。

昼の通信速度測定結果

多くの方が休憩に入る昼の時間帯は、1日の中でもっとも通信回線が混雑します。格安SIM会社の中にはインターネットが利用できなくなるものもありますが、大手通信キャリアの楽天モバイルはどうでしょうか。測定結果は以下のとおりです。

上記のうち「平均ダウンロード速度」の項目を確認すると、朝の測定結果（135.15Mbps）と比べて大幅に低下していることがわかります。快適に使える範囲内ではありますが、利用するコンテンツによってはつながりづらさを感じるでしょう。

夕方の通信速度測定結果

最後に、通勤/通学中にインターネットを利用する方が多いものの、比較的安定している夕方の通信速度測定結果を紹介します。

一般的に夕方は朝と比べて通信速度が上昇する傾向がありますが、楽天モバイルの場合はやや低下することがわかりました。

動画のストリーミング再生などを快適に利用できる速度は出ていますが「朝と比べて低下する」という結果は覚えておく必要がありそうです。

なお、通信速度は時間帯だけでなく利用するエリアによっても変動します。実際に申し込む前に、口コミサイトやSNSの情報をチェックしておきましょう。

楽天モバイルの通信速度は他社よりも遅い？ランキングを一挙公開

続いて、楽天モバイルと大手通信キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク）の通信速度の違いを、回線速度の口コミサイト「みんそく」の情報を参考に実施した比較結果をもとに解説します。

前述の「測定項目の特徴」を踏まえた上で、一覧表をご覧ください。

今回の比較のうち、各項目でトップの数値を記録したのは以下の3社です。データの送信に関係する「平均アップロード速度」では、楽天モバイルがもっとも優れた結果を出しています。

楽天モバイルと格安SIM会社はどっちが速い？通信速度を比較

格安SIM会社にも負けない月額料金の安さが魅力の楽天モバイルですが、通信速度にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、楽天モバイルと人気格安SIM会社の通信速度比較の結果を紹介します。

今回の比較では、すべての項目で楽天モバイルがもっとも良い数値を記録しました。特に「平均ダウンロード/アップロード速度」は圧倒的です。月額料金を抑えた上で高速通信を利用できるのはうれしいですね。

通信速度が遅くなる2つの原因と対処法

通信品質が改善傾向にある楽天モバイルですが、突然つながりづらくなってしまうこともあります。ここからは、通信速度が低下したときの対処法を以下の2つの項目に分けて解説します。

通信回線が混雑する時間帯に使っている

本記事の前半でもお伝えしたように、朝の通勤/通学時間（7:00〜9:00）や、お昼休み（12:00〜13:00）、さらに帰宅後（20:00〜21:00）はインターネットを利用する方が多く、通信回線が混雑します。

上記の時間帯は通信速度が低下しやすいため、自宅や会社のWi-Fiに接続してインターネットを利用しましょう。特に光回線サービスを使ったWi-Fiは安定しているため、おすすめです。

また、動画や電子書籍などのデータをあらかじめダウンロードしておくことで、通信環境に左右されにくくなります。対象のサービスに加入している方は、ぜひ活用してください。

電波が届きにくい場所で使っている

基地局の増設などにより以前よりも広範囲で快適に利用できるようになった楽天モバイルですが、今でも場所によっては電波が届きにくく圏外になることがあります。また、ライブなどの人が多く集まる場所の近くでは、時間帯に関係なく低速化してしまうことがあるでしょう。

たとえば週末のキャンプなど、一時的な利用であれば「場所を移動する」という対応ができますが、日常的に利用する場合はそうもいきません。自宅付近の電波が悪い、会社内でつながりづらい、といった場合は他社への乗り換えを検討してください。

なお楽天モバイルでは、自宅のインターネット回線に接続して電波状況を改善する小型基地局の「Rakuten Casa」が無料で提供されています。

利用するにはサービスに対応したインターネット回線が必要ですが、工事不要で通信環境の改善が可能です。興味のある方は以下の公式サイトをご覧ください。

◼︎公式サイト：楽天モバイル Rakuten Casa（楽天カーサ）

また、特定のエリアの電波改善をご希望の方は、楽天モバイル公式サイト「電波改善フォーム」からお問い合わせください（楽天会員ログインが必要です）。

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・キャンペーンを実施中！Rakuten Turboの口コミって？料金・速度を比較！

楽天モバイルに満足している？X（旧Twitter）に投稿された口コミを紹介

最後に、X（旧Twitter）に投稿された楽天モバイルの通信速度に関する口コミを紹介します。良い口コミと悪い口コミに分けて、確認していきましょう。

楽天モバイルの通信速度に関する良い口コミ

こちらは楽天モバイルに乗り換えた方の口コミです。月額料金が安くなり、通信速度も問題なく使えているようですね。

楽天モバイルの通信速度測定結果の投稿です。ダウンロード速度が272Mbps、アップロード速度が13.2Mppsと非常に良い数値が出ています！

楽天モバイルの通信速度に関する悪い口コミ

こちらの方は横浜駅の通信速度について投稿してくれています。駅構内ではつながりづらい状態のようです。プラチナバンドによる通信品質の改善に期待したいですね。

東京都の赤羽駅では、ダウンロード速度が260kbpsに低下してしまっているようです。通信回線が混雑する時間帯とはいえ、この速度では困ってしまいますね……。

2024年7月26日時点の調査内容です。