【2024年10月最新版】iOS 18にアップデートすべき？期待のゲームモードを含む新機能をわかりやすく解説

最新のiPhone 16シリーズについての詳しい内容は、「iPhone 16シリーズのスペック＆新機能を徹底解説！」で解説しています！ぜひ、こちらも参考にしてください。

【厳選】iOS 18で追加された注目の新機能をわかりやすく解説！

冒頭でもお伝えしたように、iOS 18では非常に多くの新機能が追加されました。ここでは、特にチェックしておきたい機能を厳選して解説します。以下の8つの項目に分けて詳しく確認していきましょう。

Apple Intelligence｜Appleが開発したAIで可能性が広がる

iOS 18の中でも特に注目されているのが、作文・文章の要約・通知の選別・画像生成・新しいSiriなどの機能が含まれるAI技術の「Apple Intelligence」です。

2024年内に米国英語のベータ版が公開される予定の本機能は、iPhone 16シリーズをはじめとした以下のモデルで利用できます。

ここでは、Apple Intelligenceの特徴を4つの項目に分けて紹介します。

書く・集中する・伝えるをサポートする「言語機能」

Apple Intelligenceの言語機能は、文章を書く・長い文章を要約する・通知に優先順位をつけるといった作業をサポートしてくれます。

上記のうち作文ツールでは、ざっと書いた文章も「Professional（プロフェッショナル）」を選択するだけで、仕事用のトーンや言葉づかいに書き換えることが可能です。友達に送るなら「Friendly（フレンドリー）」をタップしましょう。

オリジナルコンテンツを作成できる「画像生成機能」

Apple Intelligenceは、話題の画像生成にも対応します。中でも、メモアプリに描いたラフスケッチをもとに関連性の高い画像を生成できる「画像マジックワンド」が見どころです。

さらに、説明・コンセプト・写真ライブラリ内の人物などをもとに画像を生成できる「Image Playground（イメージ プレイグラウンド）アプリ」や、説明や写真ライブラリの人物から新しい「ジェン文字（絵文字）」を作成できる機能も追加されます。

新しく高性能になった「Siri」

Apple Intelligenceによって改良されたSiriは、言語理解能力が向上し、文字入力による操作が可能になり、画面表示や直前の通知内容などを加味した上でのアクションに対応します。

たとえば、友達がメッセージで新しい住所を送ってきたら「この住所を連絡先に追加して」と言うだけで、Siriが連絡先の情報を編集してくれます。また、言葉に詰まったり、話している途中で気が変わったりしても、全体の内容を理解した上での操作が可能です。

Apple Intelligenceの「プライバシー設計」

Apple Intelligenceの機能の多くは、個人情報を収集することなくデバイス上で処理されます。サーバーへの接続が必要な機能を利用する際も個人情報は保存されません。また、個人情報はユーザーからのリクエストがあったときにのみ使用されます。

Apple IntelligenceはOpenAIのChatGPTに接続することで、より多くの専門知識にアクセスできるようになります。ChatGPTはアカウントを作成せずに、無料で利用可能です。なお、ChatGPTへのアクセスの有無はユーザー側でコントロールできます。

ホーム画面｜アプリやウィジェットを自由にカスタマイズ

iOS 18では、ホーム画面をこれまで以上に自由にカスタマイズできるようになりました。

今までは上から順に配置されていたアプリやウィジェットですが、これからは右側に寄せたり、下に集めたりと自由に決めることが可能です。カラーは「ライト・ダーク・自動・色合い調整」から選び、壁紙にあわせて調整できます。

またアプリをロックして、アクセスする際にFace ID・Touch ID・パスコードを要求するように設定できるセキュリティ機能も追加されました。対象のアプリは検索や通知などの表示もオフにできます。

再設計されたコントロールセンターには、よく使うアプリや新しいコントロールを追加できます。コントロールの配置やサイズのカスタマイズも可能です。また、ロック画面下部のコントロールも自由に変更できるようになりました。

写真アプリ｜自動整理で写真や動画がさらに見つけやすく

大幅にアップデートされた写真アプリでは、これまでの「グリット表示」に加えて、最近の項目や旅行などのテーマごとに作成されたアルバムが並ぶ「カルーセル表示」を1つのページで閲覧できます。

カルーセル表示は毎日アップデートされ、好みにあわせてカスタマイズ可能です。お気に入りの人物・ペット・場所などの項目を選択することで、よりパーソナライズされたアルバムが出来上がります。

メッセージ｜「あとで送信」などの新機能が追加

メッセージアプリで利用できる「iMessage」には、太文字・イタリック・アンダーライン・取り消し線などのエフェクトを含む、以下の機能が追加されました。

上記のうち「RCS（リッチコミュニケーションサービス）」は、SMSと同様に電話番号を使って情報を送受信するメッセージサービスの規格です。SMSよりも豊富な機能を備えたRCSでは、容量の大きなメディアの送受信・配信状況の確認・既読通知の表示などが利用できます。

Safari｜ページ内の必要な情報をハイライト、リーダーも改良

WebブラウザのSafariでは、新たに「ハイライト機能」が使えるようになりました。ハイライト機能は、Safariで閲覧しているページ内の関連情報を自動で検出して表示する機能です。

たとえば、記事の要約を確認したり、すばやく地図にアクセスしたり、関連する曲やアルバムをチェックしたりすることができるようになります。

また、Webサイトを文字ベースに変換する機能の「リーダー」には、記事の要約や長めの目次が導入されるなどの改良が行われました。これにより、さらに集中して記事を楽しめるようになっています。

パスワードアプリ｜iPhone、iPad、Windowsとも同期できる

新しいパスワードアプリでは、iPhone・iPad・Mac・Apple Vision Proに加えて、Windowsともパスワードを共有できます。

パスワードはデバイス間で安全に同期され、自動入力にも対応。かんたんに推測できてしまう組み合わせや、複数回使用されているパスワードをユーザーに警告する機能も搭載されています。

なおWindowsで利用する場合は、Windows用iCloudアプリからのアクセスが必要です。

ゲームモード｜ゲームプレイのパフォーマンスを最大化

スマホゲームユーザーにとって「ゲームモード」の採用は待望のニュースです。

ゲームモードは、iPhoneのバックグラウンドアクティビティを最小限に抑えて、ハイフレームレート（映像を構成するフレーム数が多い状態）を維持する機能。フレーム数が多いほど、カクツキの少ない滑らかなプレイが可能になります。

またゲームモードの導入によって、Bluetoothで利用するワイヤレスコントローラーのポーリングレート（データを送信する頻度）が2倍に。さらに、AirPodsを接続する際のオーディオレイテンシー（音の遅延）も低減されます ※1。

ワイヤレスコントローラーとAirPodsの反応速度が向上することで、より快適にゲームを楽しめるでしょう。

※1. AirPods Pro（第2世代）で利用できます。

メモアプリ｜リアルタイムの書き起こし、自動計算などが追加

メモアプリには、リアルタイムで音声の書き起こしを生成できる「オーディオセッション」を含む、以下の4つの新機能が追加されました。

オーディオセッションで作成したメモは情報の検索が可能です。ほかのコメント・チェックリスト・書類との統合にも対応しています。

iPhone XR以降が対象、iOS 18の対応機種を一覧で紹介

ここまでの項目で紹介したiOS 18の新機能は、iPhone XR以降の以下の機種で利用できます。なお、Apple Intelligenceは前述したモデルのみ対応する予定です。

iOS 18に関するよくある質問

最後に、今回ご紹介したiOS 18に関するよくある質問を紹介します。不明点がある方はぜひ参考にしてください。

2024年9月14日時点の調査内容です。