日本通信SIMはどんな方におすすめ?料金プランのメリット・デメリットや注意点も解説
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近年、スマホの月額料金を抑えるために、格安SIM会社の利用を検討する方が増えています。
しかし、数ある選択肢の中で、驚くほど低価格なプランを提示している「日本通信SIM」をご存知でしょうか?
わずか290円(税込)という破格の月額料金は、多くの方にとって魅力的に映る一方で、「本当に大丈夫なの?」という疑問を抱かせるかもしれません。
本記事では、そんな日本通信SIMについて、最新のプラン情報から、利用する上での注意点、そしてメリット・デメリットまで、徹底的に深掘りしていきます。
この記事を読めば、一通り日本通信SIMについて分かり、ご自身にとって最適な選択ができるようになるでしょう。
日本通信SIMの特徴は?ポイントをまとめてチェック!
・業界最安級の料金プラン「合理的シンプル290プラン」を提供
・大手通信キャリアと同等の高品質通話を実現
・契約前に知っておくべきデメリットや注意点も
月額料金の安さに目が留まりがちですが、日本通信SIMは通話品質にも力を入れているのが特徴です。
魅力だけでなく、事前に知っておきたい情報も含めてお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。
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日本通信SIMとはどんな会社?

まずは「そもそも日本通信SIMとは何?」という基本情報から解説していきます。
日本通信は、格安SIM会社業界においては老舗の存在であり、2008年頃からドコモ回線を利用したMVNOサービスを展開しています。
近年では、2026年5月に「ネオキャリア」へと進化するという目標を掲げ、注目を集めています。
「ネオキャリア」への進化とは、簡潔に説明すると、従来のMVNOが大手通信キャリアから借り受けていた音声通話網や電話番号の管理を、自社で行えるようにするということです。
2025年6月には、総務省から正式に携帯電話番号の割り当ても受けました。
これにより、日本通信は音声通話・SMS・データ通信のすべてを、自社のネットワークで管理・運用できるようになります。
これはMVNO業界において画期的な出来事と言えるでしょう。
しかし、一般ユーザーへの直接的なメリットは、まだ見えづらいというのが現状です。
今後は、「ドコモの基地局との連携を想定した試験に移行し、2026年5月24日(予定)の新サービス開始に向け、準備を本格化していく」とのことです。
将来的には、例えばデータ通信における海外ローミングサービスの提供開始や、マルチキャリア対応、より低価格なサービス提供などが期待できるかもしれません。
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驚異の月額290円(税込)!合理的シンプル290プランを徹底解説

日本通信SIMの代名詞とも言えるプランが、「合理的シンプル290プラン」です。
その名の通り、月額290円(税込)で、データ通信が1GBまで利用可能です。これは業界最安級であり、他の主要な格安SIM会社と比較しても圧倒的な安さを誇っています。
データ通信量が1GBを超える場合でも、1GBあたり220円(税込)で、設定した上限まで利用することができます。
例えば、月に2GB利用しても月額510円(税込)、3GBでも月額730円(税込)で利用可能です。データ通信をあまり利用しない方にとっては、まさに最適なプランと言えます。
また、本プランは音声通話も可能で、通話料は11円(税込)/30秒。大手通信キャリアなど一般的な通信キャリアの場合、22円(税込)/30秒が相場であることを考えると、半額程度の通話料で利用できます。
また、通話定額オプションも非常にリーズナブルで、5分かけ放題と月70分間無料のオプションがそれぞれ月額390円(税込)、完全かけ放題でも月額1,600円(税込)で利用可能です。
例えば、「合理的シンプル290プラン」に5分かけ放題、もしくは70分間無料の通話オプションを付帯しても、月額680円(税込)で利用でき、かなり安価です。
その他にも、20GBまで利用可能な「合理的みんなのプラン」が月額1,390円(税込)、50GBまで利用可能な「合理的50GBプラン」が月額2,178円(税込)で提供されています。
ただでさえ安いこれらのプランですが、なんと価格据え置きで5分かけ放題か70分間無料の通話オプションのどちらかを付けることが可能です。
これは非常に手厚いサービスと言えるでしょう。
プラン名 | 合理的シンプル290プラン | 合理的みんなのプラン | 合理的50GBプラン |
---|---|---|---|
データ容量 | 1GB | 20GB | 50GB |
月額料金 | 290円 | 1,390円 | 2,178円 |
無料通話 | – | ・通話5分かけ放題 ・月70分通話無料のいずれか |
・通話5分かけ放題 ・月70分通話無料のいずれか |
通話定額オプション | ・通話5分かけ放題オプション:390円 ・月70分無料通話オプション:390円 ・通話かけ放題オプション:1,600円 |
・通話かけ放題オプション:1,600円 | ・通話かけ放題オプション:1,200円 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
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格安SIM会社とは思えない通話品質!

日本通信SIMをおすすめする理由の一つが、その通話品質の高さです。
多くの格安SIM会社では、通話料を安価に提供するために「プレフィックス通話」という仕組みを導入しています。
これは、電話をかける際にプレフィックス番号と呼ばれる特定の番号を付加し、通話の中継事業者を経由させることで通話料金を抑える仕組みで、通話が一度別のネットワークを経由するため、音質が低下する可能性があります。
しかし、日本通信SIMでは、通話料金は半額ながら、VoLTE/VoLTE(HD+)という、大手通信キャリア(MNO)と同じ品質の通話方式が利用できます。
これにより高音質での通話が実現し、また通話専用アプリを使用する必要がないため、操作も簡単です。
通話時間の多い仕事用の回線として利用予定の方や、シニア世代の方にも大変おすすめできます。
新プラン「ネットだけプラン」も登場

日本通信SIMでは2025年4月より、「ネットだけプラン」の提供が開始されました。
このプランはデータ通信専用であり、音声通話は利用できません。
月20GBまで利用できて月額1,200円(税込)で、使用データ通信量が1GB以下だった場合は月額119円(税込)となります。他にも40GB・60GBまでの選択肢も用意されています。
データ通信専用であるため、タブレットやサブ端末など、通話に利用しない端末で利用したい場合には非常に魅力的なプランと言えるでしょう。
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「ネットだけプラン」の注意点
ただし、「ネットだけプラン」にはいくつかの注意点があります。
まず、音声通話も可能な「合理的プラン」との主な違いは以下の通りです。
プラン名 | ネットだけプラン | 合理的プラン |
---|---|---|
固定電話や フリーダイヤルへの電話 |
× | 〇 |
LINEやFaceTimeなど アプリからの電話 |
〇 | 〇 |
SMS認証コードの受信 | × | 〇 |
110番や119番などの 緊急通報 |
× | 〇 |
インターネット通信 | 〇 | 〇 |
テザリング | 〇 | 〇 |
Webからの申し込み | × | 〇 |
アプリからの申し込み | 〇 | 〇 |
本人確認: マイナンバーカードを アプリから読み込む |
〇 | 〇 |
本人確認: 本人確認書類の写真を アップロード |
× | 〇 |
※表は右にスクロールできます。
特に注意が必要なのは、LINE通話などは利用可能ですが、SMSは利用不可という点です。これは、SMSによる認証などが行えないことを意味します。
また、契約は日本通信SIMのアプリ経由のみに対応しており、マイナンバーカードとそれを読み取ることのできるスマホが必須となる点も注意が必要です。
なお、サービス開始当初はeSIMのみの提供でしたが、現在は物理的なSIMカードも選択できるようになっています。
「サブ端末でデータ通信のみ利用予定で、音声通話は不要」という方には一つの選択肢になりますが、音声通話も可能で通話定額オプションも付帯する「合理的みんなのプラン」との差額がわずか190円(税込)であることを考えると、「ネットだけプラン」を契約するメリットは感じにくいかもしれません。
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日本通信SIMのデメリット・注意点

ここまで日本通信SIMのメリットをご紹介してきましたが、いくつかのデメリットも存在します。
ここからは、そんなデメリットや注意点について詳しくお伝えしていきます。
通信速度が不安定
日本通信SIMの最大の弱点は、やはり通信速度の不安定さでしょう。
格安SIM会社であるため、ある程度は致し方ない部分ではありますが、特にお昼の12時台や夕方などの通信が混雑する時間帯は、通信速度がかなり遅くなる傾向にあります。
大前提として、通信品質は利用環境や端末性能によっても大きく差が出るため一概には言えません。中には「問題なく快適に使えている」「金額相応、もしくはそれ以上」といった口コミも見られます。
しかし、やはり通信が混み合う時間帯や、街中など人通りの多い場所での利用時は「遅すぎる…」というレビューが目立ち、「会計時にQRコード決済のアプリが立ち上がらず、仕方なく現金で支払った」といったレビューも見られました。
もちろん、全くつながらないというわけではなく、LINEのメッセージや地図アプリ程度であれば問題なく利用できることが多いようです。
また、お昼の時間帯にスマホをあまり使わない方、外出先でSNSや動画閲覧をしない方、あるいは日頃からWi-Fi環境下にいることが多い方であれば、通信速度はそこまで遅く感じないかと思われます。
それでも通信速度に不安を感じる方や、初めて格安SIM会社を利用する方には、povoとの併用がおすすめです。
povoはKDDIのプリペイドサービスであり、通信の安定性が魅力です。実際に筆者も利用していましたが、お昼時や人混みでもサクサクと通信でき、ストレスはほとんど感じませんでした。
基本料金0円から利用でき、必要な時にデータ容量を少額から追加できるタイプのため、日本通信SIMのコストパフォーマンスの良さを享受しつつ、いざという時のリスクヘッジになります。
ちなみに、他の格安SIM会社との併用では、iPhoneの場合、例外はありますが、基本的にはMVNOでインターネットを利用するための設定ファイルである「APN構成プロファイル」を1端末に1つまでしかインストールできない仕様になっています。
そのため、日本通信SIMと他の格安SIM会社をデュアルSIMで利用する場合、どちらかのSIMを使用するたびにプロファイルを削除して再インストールするという手間が発生してしまいます。
その点、povoは大手通信キャリアであるKDDIのサービスであり、APN構成プロファイルのインストールが不要なため、併用するならpovoがおすすめです。
ドコモ回線のみ
日本通信SIMはドコモ回線のみの提供となっているため、利用可能なエリアもドコモと同じになります。
サブ回線として日本通信SIMの契約を検討する際、すでに利用中のメイン回線がドコモ系だった場合、「ドコモ回線にトラブルが発生すると、両方の回線が使えなくなる」というリスクが生じます。
そのため、もし複数回線を契約する場合は、もう一つの回線はau系やソフトバンク系、楽天モバイルなど、ドコモ以外の回線の選択をおすすめします。
実店舗がない

日本通信SIMはオンライン専用サービスのため、実店舗で直接サポートを受けたり、契約や設定について対面で相談することができません。
ごく一部、店舗での対面契約に対応している販売店はありますが、その数はかなり限られており、基本的にはご自身でインターネットやアプリから契約・設定ができる方でないと、利用のハードルは高くなっています。
実店舗を持つコストがかからない分、このような安価なプランが実現していると言えるでしょう。
ちなみに、電話でのサポートには対応しています。
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契約事務手数料が高く感じる
日本通信SIMでは、初期費用として契約事務手数料3,300円(税込)が発生します。
格安SIM会社では一般的な金額ではありますが、料金プラン自体が最安月額290円(税込)と非常に安価であるため、相対的に高く感じてしまうかもしれません。
この初期費用を少しでも抑えたい方は、Amazonなどで販売されているスターターパックを利用することでいくらか金額を抑えることができます。
ただし、スターターパックには有効期限があるため気をつけましょう。
特典やキャンペーンが少ない

日本通信SIMでは残念ながら、申し込みによるポイント進呈や、端末とのセット購入による機種代金割引といった派手なキャンペーンはほとんど見られません。
「とにかくシンプルに、安さ重視」というのが日本通信SIMのスタイルのようです。
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日本通信SIMがおすすめな方は?

ここまでの情報を踏まえ、「日本通信SIMはこんな方におすすめ!」というポイントをまとめました。
・とにかく毎月の固定費を下げたい方
→なんといっても業界最安値。とにかく安さを重視する方には最適な選択肢です。
・通話がメインのシニア世代の方
→VoLTEに対応しており音質が良く、通話料も安価なため、通話利用が多い方におすすめです。
・仕事の通話用端末として利用したい方
→電話が中心であれば通信速度の問題も気になりにくく、通信コストを大幅に削減できます。
・普段(特にお昼時)データ通信をあまり使わないのに大手通信キャリアを契約している方
→乗り換えるだけでかなりの節約が期待できます。お試しで利用してみるのも良いでしょう。
まとめ
・「日本通信SIM」は月額290円(税込)から利用可能な業界最安級の格安SIM会社
・VoLTE/VoLTE(HD+)対応で、大手通信キャリアと同等の高品質通話が可能
・「合理的プラン」ならデータ通信量1GB超過後も1GBあたり220円(税込)で利用できる
・通話定額オプションもリーズナブル
・デメリットとして、通信速度が不安定になる時間帯がある点、ドコモ回線限定である点、実店舗がない点などが挙げられる
・初期費用として契約事務手数料3,300円(税込)がかかるが、スターターパックを使って抑えることも
・キャンペーンは少ないものの、「安さ重視」の方にはおすすめな選択肢
2025年7月18日時点の調査内容です。