子どもや友達に手渡す前に！iPhoneの画面をロックする「アクセスガイド」の使い方

アクセスガイドの使い方

「アクセスガイド」とは、iOSのアクセシビリティ機能の一つで、iPhoneの画面を特定のアプリに固定できる機能です。

この機能を有効にすると、そのアプリ内でしか画面操作が行えず、ホーム画面に戻ることや、他のアプリを起動するといったことが一切できなくなります。

「アクセスガイド」の最大の特徴は、「特定の目的以外での操作を完全に遮断する」という点にあり、お子さまに動画視聴やゲームをさせる、友人に写真を見せるといったシーンでその効果を発揮します。

本章では、そんな「アクセスガイド」の設定手順をご紹介します。

この機能を使えば、他人にiPhoneを渡す際の「ヒヤッと体験」から解放され、安心してスマホを人に手渡すことができますよ。

アクセスガイドの初期設定手順

アクセスガイドは、初期状態ではオフになっているため、最初に設定を有効化する必要があります。
設定は一度行えば完了で、非常に簡単です。

アクセスガイドのパスコードは、iPhoneのロック解除パスコードとは異なるものに設定できます。
このパスコードはアクセスガイドを解除するために必要になりますので、忘れないように注意しましょう。

なお、アクセスガイドの設定方法は、iOSのバージョンやアクセシビリティの設定内容によって異なる場合があります。

アクセスガイドの開始と解除方法

設定が完了したら、実際にアクセスガイドを使ってみましょう。

たったこれだけの操作でアクセスガイドを開始できます。

アクセスガイドが開始されると、開いているアプリでの画面操作はできますが、ホーム画面に戻ったり、他のアプリに移動したりといった操作はできなくなります。

アクセスガイドを終了し、通常の操作に戻す場合も、開始時と同じくサイドボタンを使用します。

これにより、アクセスガイドが解除され、ホーム画面に戻ったり、他のアプリを起動したりできる、通常のiPhoneの状態に戻ります。

隠れた便利機能！誤操作を防ぐ「一部領域のタッチ制限」と「セッションの設定」

アクセスガイドの真価は、単にアプリを固定するだけでなく、画面内の特定エリアのタッチ操作を無効化できる高度な設定にあります。

上記の操作を行うことで、指で囲んだ領域がグレーアウトし、その箇所へのタッチが無効になります。

この設定は、特にスマホゲームをプレイする際に有効です。
例えば、ゲーム中に「いつも同じところに手が当たって誤タップしてしまう」というとき、誤って押しがちな、画面の端のボタンや広告表示エリアのタップを無効化することで、快適にプレイを続けられます。

アクセスガイドの設定画面にある「セッションの設定」をタップすることで、さらに詳細な機能の制限が可能です。
各機能のオン・オフを切り替えることで、機能を有効にしたり、無効にしたりすることができます。

これらのオプションを組み合わせることで、子どもにスマホを見せるときにも安心して手渡せます。

【FAQ】よくある質問