ドコモとワイモバイルはどっちがおすすめ？月額料金・通信速度など5つの項目を比較！

【事前確認】ドコモとワイモバイルの基本情報・料金プラン

2023年にドコモ・ワイモバイルともに料金プランを一新したことにより、ドコモとワイモバイルの関係性は大きく変化しました。それぞれ異なる料金体系となっているため、事前の確認が必要です。

比較に入る前に、まず基本情報と料金プランをチェックしておきましょう。

ドコモの基本情報・料金プラン

ドコモは国内トップのシェアを誇る大手通信キャリアです。

データ容量無制限の料金プランを安定した通信回線で利用可能。さらに小容量プランの「irumo」が登場したことで、インターネットをあまり使わない方もお得に利用できるようになりました。

しかし、「新料金プランが複雑でわかりにくい」と感じている方も多いはず。料金表を使って詳しく確認していきましょう。

ドコモのデータ容量無制限プラン「eximo」

まずは、データ容量無制限プランの「eximo」を紹介します。

こちらはデータ使用量に応じて月額料金が変動する段階制の料金プランです。基本的にはインターネットの使用が多い方に適しています。

データ容量の段階は「〜1GB / 〜3GB / 〜無制限」の3つとなっており、3GB以上はデータ容量無制限で利用できます。テザリング（スマホからWi-Fiを飛ばして、ほかの端末で電波を利用する機能）も無制限で利用可能です。

ドコモの小容量プラン「irumo」

続いて、小容量プランの「irumo」の基本情報を確認していきましょう。

データ容量は「0.5GB / 3GB / 6GB / 9GB」の4種類。旧プランの「5Gギガライト」と比べて格段に安くなり、インターネット使用量が少ない方もお得に利用できるようになりました。

大手通信キャリアのサブブランド（UQモバイル・ワイモバイル）と同程度の価格帯だと考えられるでしょう。

ただし、「0.5GB」には使用上の制限があるため注意が必要です。高速通信の5G回線は利用不可。さらに通信速度は最大3Mbpsに制限されます。この点を踏まえた上で、検討してください。

なお、eximo・irumoともに「ドコモ光セット割」や「dカードお支払割」といった割引サービスの対象となり、適用条件を満たす場合、月額料金値引きを受けられます。詳しくは、本記事内「割引サービス（適用後の月額料金）」で紹介しますので、あわせてご覧ください。

ワイモバイルの基本情報・料金プラン

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドとして提供されている格安SIM会社です。月額料金を抑えた上で、ソフトバンクと同等の高速通信を利用可能。

さらに、全国のワイモバイルショップ・ソフトバンクショップで充実した店頭サポートを受けられます。

現在提供している「シンプル2 S/M/L」は、3種類のデータ容量から使い方にあわせて選択できる料金プランです。

データ容量や月額料金などの基本的な情報は次の通りです。

また、データ増量オプション（550円(税込)）を適用させた場合は、「シンプル2 S：6GB」「シンプル2 M：25GB」「シンプル2 L：35GB」となり、より幅広いデータ容量に対応可能です。

シンプル2 S/M/Lには「おうち割光セット（A）・家族割引サービス・PayPayカード割 ※」の3つの割引サービスが用意されており、適用条件を満たした場合には月額料金値引きを受けられます。

※おうち割光セット（A）と家族割引サービスは併用できません。

このうち、PayPayカード割は新料金プランとともに新設された割引サービスです。また、シンプル2 M/Lに限り、おうち割光セット（A）の割引金額が増額されています。割引を上手に活用することで、お得に利用できるでしょう。

ドコモとワイモバイルはどっちがお得？5つの項目で徹底比較！

続いて、ドコモとワイモバイルのサービス内容を比較していきましょう。以下の5つの項目に分けて解説します。

料金プラン・月額料金

「【事前確認】ドコモとワイモバイルの基本情報・料金プラン」で紹介した内容を踏まえた上で、料金プラン・月額料金を比較します。使い方にあわせて、当てはまる方をご覧ください。

小容量〜中容量プランの比較

まずは、データ使用量が少ない方向けの小容量〜中容量プランの比較です。ドコモは「irumo」、ワイモバイルは「シンプル2 S（4GB）・シンプル2 M（20GB）」を対象とします。

データ容量ごとに比較すると、若干の差があることがわかります。

たとえば、「irumo：3GB」と「ワイモバイル：4GB」の金額差は月額198円(税込)。irumoの方が若干安く設定されています。

「〜6GB」においてはほぼ同額ですが、「〜20GB」では大きな差があります。「irumo：9GB」と「ワイモバイル：20GB」では、ワイモバイルの方がひと月11GB多く使えるメリットがあり、その分価格は638円(税込)高くなっています。

9GB程度の利用で問題ないという方は、irumoが適しているでしょう。

大容量プランの比較

続いて、データ使用量が多い方向けの大容量プランの比較です。ドコモは「eximo」、ワイモバイルは「シンプル2 S（4GB）・シンプル2 L（30GB）」を使用します。

上記のうち、各社の最大容量の「eximo：〜無制限」と「ワイモバイル：30GB」を比較すると、ワイモバイルの方が月額2,200円(税込)安く利用できることがわかります。1年間同じ条件で使い続けた場合の金額差は、合計26,400円(税込)です。

ただし、データ容量の多さはドコモが圧倒的です。35GB以上の料金プランを求めている方は、eximoを選択した方が良いでしょう。

割引サービス（適用後の月額料金）

ここでは、ドコモ・ワイモバイルが提供している割引サービスを適用した状態の月額料金比較を紹介します。割引の適用条件などの説明は割愛しますので、それぞれ公式サイトをご確認ください。

それでは、こちらも以下の2つの項目に分けて月額料金を比較していきましょう。

小容量〜中容量プランの比較（割引適用後）

まずは、割引適用後の小容量〜中容量プランの比較です。ドコモは「irumo」、ワイモバイルは「シンプル2 S（3GB）・シンプル2 M（20GB）」を対象とします。
※ワイモバイルには「おうち割光セット（A）」と「PayPayカード割」を適用

割引適用前と比べて、「〜4GB / 〜6GB」では変わりませんが、「〜20GB」では差が大きく縮まりました。限定的ですが、使い方にあわせて選ぶことでよりお得に利用できるでしょう。

大容量プランの比較（割引適用後）

次に、割引適用後の大容量プランの比較を紹介します。ドコモは「eximo」、ワイモバイルは「シンプル2 S（4GB）・シンプル2 L（30GB）」を使用します。

こちらも割引が適用されることで、月額料金が大幅に安くなります。特にeximoの割引金額は、合計月額2,387円(税込)と高額です。ワイモバイルとの金額差が縮まり、気軽にデータ容量無制限プランを選択できるようになるでしょう。

一方でワイモバイルも、シンプル2 L（30GB）に約2,000円の割引を適用できるため、さらにお得に利用することが可能です。

通信速度

通信キャリアを比較する上で、通信速度は大切なポイントです。この項目では、回線速度の口コミサイト「みんそく」の情報を参考に、ドコモとワイモバイルの通信速度を比較します。

上記のうち「平均Ping値」は、1回の通信にかかる時間を平均した数値です。数値が小さいほど通信速度が速いと考えられます。今回の比較からは、ワイモバイルが優れていることがわかります。

「平均ダウンロード速度」は、1回の通信で受信できるデータ容量の平均値です。この数値が大きいほど、大容量通信を高速で利用できます。こちらは、ドコモが優勢です。

「平均アップロード速度」は、1回の通信で送信できるデータ容量の平均値です。メールの送信やSNSの投稿に関係しており、数値が大きいほど高速だと考えられます。こちらは、どちらも同程度の結果となりました。

なお、通信速度は利用するエリアや時間帯によって大きく変動します。SNSや口コミサイトから情報を入手し、詳しく比較した上で選択してください。

乗り換えキャンペーン

ドコモとワイモバイルは、どちらもお得な乗り換えキャンペーンを開催しています。この項目では、それぞれ1つずつ紹介します。

ドコモ：5G WELCOME割

「5G WELCOME割」は、最大22,000円(税込)の機種代金値引きを受けられるキャンペーンです。

対象者は他社からの乗り換え、または新規契約でドコモを契約する方。対象機種と割引金額は手続き内容によって異なります。

ここでは「他社4G回線・5G回線からドコモに乗り換える方」の特典内容を一部紹介します。

なお、在庫には限りがあり、なくなり次第終了となります。詳しくは、ドコモ公式サイト「5G WELCOME割」をご覧ください。

ワイモバイル：在庫一掃 売り切れ次第終了

「在庫一掃 売り切れ次第終了」は、ワイモバイルオンラインストアで対象機種を購入する場合に適用されるキャンペーンです。

他社からの乗り換え、または新規契約でワイモバイルを契約する方が対象となります。2023年11月時点の対象機種と割引金額は次の通りです。

なお、キャンペーンは在庫がなくなり次第終了となります。また、予告なく価格が変更されることがあるため、あらかじめご了承ください。

口コミ・評判

SNSやネットショッピングサイトなどに投稿される口コミ・評判は、通信キャリアを比較するときにも役立ちます。

ここでは、X（旧Twitter）に投稿された「ドコモとワイモバイルの口コミ・評判」を紹介します。

X（旧Twitter）に投稿されたドコモの口コミ・評判

深夜の時間帯にもかかわらず、オペレーターによる対応を受けられたようです。

ドコモオンラインショップのチャットサポートは午前9時～翌午前0時まで対応してもらえます。困ったときにサポートが充実していると助かりますよね。

こちらの方は、平日の昼頃に計測した通信速度を投稿してくれています。確かにこの速度では使いづらさを感じてしまうかもしれません。

池袋周辺のドコモの通信速度測定結果です。ここのところ通信速度が低下していたドコモですが、徐々に改善されてきているようですね！

こちらもドコモの通信速度に関する口コミです。ダウンロード速度が「491Mbps」、アップロード速度が「45.2Mbps」と、どちらもすばらしい数値が出ていますね！

X（旧Twitter）に投稿されたワイモバイルの口コミ・評判

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えたことで、月額料金が3,000円ほど安くなったようです。最近のスマホは機種代金がかかる分、別のところで節約できるのはうれしいですね。

こちらは「ワイモバイルの通信速度が遅い！」という口コミです。利用するエリアや時間帯によっては、極端に遅くなることがあるようです。

他社からワイモバイルに乗り換えて、月額料金が5,000円ほど安くなったようです！ 同じ条件で使い続けた場合、1年間で合計約60,000円もの節約となります。早く乗り換えてよかったですね。

ドコモ・ワイモバイルはこんな方におすすめ！

最後に、ここまでの内容を踏まえた上で、どのような方にドコモ・ワイモバイルが適しているのかをまとめて紹介します。

2023年11月11日時点の調査内容です。