OCN モバイル ONEの評判は？ 月額550円のお得なプランに注目！

OCN モバイル ONEおよびOCN 光は、NTTドコモとの合併に伴い、2023年6月30日をもって新規受付を終了しました。なお、ドコモでは、OCN モバイル ONEと同等の料金で利用できる小容量向けプラン「irumo」を提供しています。

OCN モバイル ONEとは？

まず、OCN モバイル ONEがどのような会社なのか、概要をチェックしてみましょう。

ドコモショップで申し込み可能「ドコモのエコノミーMVNO」

ドコモ公式サイトの「料金・割引」ページを見ると、3つのカテゴリーにわかれて料金が紹介されています。

まずは「ドコモのギガプラン」。毎月1GB程度の小容量プランから、データ無制限の大容量プランまで幅広い選択肢が用意されています。

2つ目はドコモのオンライン専用プラン「ahamo」。20GBと「ahamo大盛り」オプション100GBの２つのプランがあります。有償で店頭サポートを受けることが可能ですが、基本的にはオンラインによる手続きとなります。

最後の1つが「ドコモのエコノミーMVNO」の「OCN モバイル ONE」です。
大手通信キャリアの回線を借りて自社ブランドでサービスを展開するMVNO事業者は数多くありますが、OCN モバイル ONEは全国のドコモショップで申し込みができ、ドコモのポイントプログラムであるdポイントも使うことができます。

ドコモショップで受付をしているのは新規契約の申し込みのみとなり、その他の手続きや問い合わせは、基本的にWebでの申し込みや相談窓口のチャットや電話による問い合わせとなります。
詳細：OCN モバイルONE お問い合わせフォーム

通信品質に定評あり！ 各種調査で上位常連の実績

一般的なMVNOの場合、料金の安さと引き換えに通信速度が若干遅くなる傾向があります。

特に日中や夕方は使用する人が多いため、通信回線が混雑し、著しく速度が低下することもあります。

そんな中、OCN モバイル ONEは快適な通信速度を提供している会社として高く評価されています。

MM総研が実施した「2021年9月MVNOネットワーク品質調査」では、同じくドコモから回線を借りているMVNO6社のうち、もっとも良好な回線速度の会社として3期連続の1位に輝きました。

現在も定期的にネットワークの増強を続けていて、安定した通信を提供し続けています。

また、RBB TODAYが行った「格安SIMアワード2021下半期 セット購入部門」でも総合満足度で最優秀賞を取るなど、各種調査で高い評価を得ている格安SIM会社です。

【解決済み】OCN モバイル ONEのバッテリー問題とは？

OCN モバイル ONEについて調べてみると「バッテリー」や「バッテリー問題」などのキーワードが表示されます。

以前は「グローバルIPアドレス」を利用してインターネット接続を提供していましたが、この方式だとスマホの電池消費量が多くなる問題がありました。2022年6月から「プライベートIPアドレス」のサービス提供を開始し、設定を操作するだけで変更できるようになりました。

実際に変更したユーザーから「バッテリー消費が少なくなった」という声がTwitterなどに多数報告されているため、バッテリー問題は解決したと考えてよいでしょう。

詳細：NTTコミュニケーションズ ｜ 「OCN モバイル ONE」におけるサービス仕様変更について
詳細：OCN モバイル ONE ｜ プライベートIPアドレス」による接続を利用したい

料金プラン＆サービス

激安の回線維持が可能な「新コース」

OCN モバイル ONEにはデータ通信専用やSMS対応SIMも含め、多くの料金プランが用意されています。

ここでは、最近リリースされた音声対応プランである「新コース」をご紹介します。

「新コース」が出る前の音声対応プランもまだ受け付けていますが、上記で紹介した「プライベートIPアドレス」が使用できないので、今後契約する方には「新コース」をおすすめします。

「新コース」最大の特徴は、他社ではあまり見られない月最大10分相当の無料通話が含まれている月間データ容量500MBのコースがあることです。

データ容量が少なめですが、着信メインの回線や緊急時のサブ回線として使用するのであれば、低価格・低容量の料金プランの中で安い設定になっているでしょう。

また、各コースの月間データ容量を超過した場合は、制限により速度が200kbpsまで低下します。

このスピードではストレスを感じてしまうレベルですが、OCN モバイル ONEには「バースト転送」と呼ばれる機能が備わっています。

これは速度制限中であっても、通信開始後一定の容量までは高速通信ができ、月間データ容量超過後も軽めのWebサイトやSNSなら大きなストレスなく閲覧できます。

高速通信を復活させたい場合、1GBあたり550円(税込)で追加容量を購入することも可能です。

詳細：OCN モバイル ONE ｜容量追加オプション

最大5回線まで割引になる「OCN光モバイル割」

1GB以上のコースでは、OCNの光回線とセットで使うことで1契約あたり月額220円(税込)が割引になる「OCN光モバイル割」を適用できます。（500MB/月コースは割引対象外）

5契約まで使えるので最大割引は月額1,100円(税込)となります。家族全員で使う場合などは、自宅の光回線もOCNを選択することをおすすめします。

安価な通話料 ＆ 豊富な通話オプション

一般的なキャリアの通話料金は22円/30秒(税込)で横並びとなっています。専用のアプリを通じて通話をすれば割引になる会社もありますが、OCN モバイル ONEでは2021年4月から、専用アプリを使用しなくても11円/30秒(税込)で通話できるようになりました。

また、下表のように通話オプションも充実していて、通話を多く使う方のニーズにしっかりと応えています。

MUSICカウントフリー

「OCN モバイル ONE」が提供するサービスの中でも、もっとも注目したいのが「MUSICカウントフリー」です。

下表のサービスで音楽ストリーミング再生をすると、その通信容量はカウントされないというもの。音楽を流しっぱなしにするような使い方の場合、月々の支払いが大きく抑えられます。

このサービスに月額料金はかかりませんが、申し込みは必要です。あまり使わない方でも、申し込みだけはしておいて損はありません。

＜一覧表＞人気の格安SIM会社との比較

OCN モバイル ONEと他の格安SIM会社には、どのような違いがあるのでしょうか。
比較に使用する格安SIM会社は、以下の6社です。

※楽天モバイルは自社回線を保有する大手通信キャリアですが、格安SIM会社と同等の料金設定であることから、格安SIM会社に含めて比較していきます。

・使用回線/・店舗対応

ワイモバイルはソフトバンク、UQモバイルはauのサブブランドなので、全国にあるキャリアショップでの受付やサポートが可能です。ただし、LINEMOはソフトバンク、povoはauの「オンライン専用プラン」のため、店頭での受付やサポートがありません。

一方、ドコモ回線を使用しているOCN モバイル ONEをはじめ、ahamo（有料サポート）は、全国のドコモショップで新規契約の申し込みができるので、オンラインに不慣れな方におすすめです。

・最低基本料

月々の基本料が最も安いのは基本料0円のpovo。ただし、povoは使用したいデータ量を購入（トッピング）するプランなので、高速通信を利用するためにはトッピングの料金（povo公式サイト）が発生します。

高速通信が使用できる基本料であれば、月額550円(税込)/500MBのOCN モバイル ONEが最安値です。

・3GBプラン（割引適用）

ahamoを除く各社に3GBプランがあります。サブブランドであるワイモバイルとUQモバイルは、通常の基本料が高めに設定されていますが、家族割引など割引サービスの適用で1,000円以下で利用可能です。割引適用時の最安値は月額770円(税込)のOCN モバイル ONEです。

・カウントフリー

OCN モバイル ONEは、追加料金無しでamazon musicをはじめとする対象サービスの音楽ストリーミングをカウントフリーで使うことができる「MUSICカウントフリー」を提供しています。
詳細：OCN モバイル ｜ MUSICカウントフリー

LINEMOはLINEで使用するトークや通話のデータ量が消費されない「LINEギガフリー」を提供しています。

UQモバイルは通信速度を「高速」「低速」に切り替えることができます。低速「節約モード」であれば、使用したデータ量はカウントされません。節約モードの通信速度は300kbpsまで下がりますが、軽めのSNS程度なら閲覧可能です。

Twitterの声

日中に通信速度が大きく落ちる会社があるなかで、OCN モバイル ONEユーザーからは比較的速度が落ちにくいという肯定的な声が多く上がっていました。

バッテリー問題に対処するため、プライベートIPアドレスに変更した方の声です。ほかにも電池持ちが良くなったことを実感する方が多数いらっしゃいました。

好きな音楽はできるだけ高音質で聴きたいものですが、データ容量の使いすぎが心配な点です。この方は「MUSICカウントフリー」を活用して上手に音楽を楽しんでいらっしゃいますね。

申し込み方法

店舗、Webそれぞれの申し込み方法を順を追って解説します。

現在使用している端末をそのまま使用する場合、申し込みの前にOCN モバイル ONEで使用できるか端末の動作確認を行いましょう。

端末の動作確認

端末の動作確認は、OCN モバイル ONE公式の「動作確認済み端末一覧」で行えます。

通話やデータ通信、テザリングなどが正常に動くかを確認するとともに、SIMサイズ（標準SIM、microSIM、nanoSIM）をチェックしておきましょう。

OCN モバイル ONEのSIMカードは「マルチカットSIM」を採用しており、任意の大きさにカットすることができます。自分で開通作業を行う場合、使用するスマホのSIMサイズにあわせて正しくカットしましょう。

店舗申し込み（スマホセット・SIMのみの契約）

開通作業に自信がない方は、ドコモショップで申し込むことをおすすめします。動作確認を済ませた端末を持ち込む回線のみの契約と、新しいスマホを同時購入する契約の双方に対応しています。

新規の場合は本人確認書類、クレジットカード（デビットカードは不可）、メールアドレスを用意しましょう。

本人確認書類の一覧は以下の通りです。運転免許証やマイナンバーカードは単体で本人確認書類として使用できますが、在留カードや住民基本台帳カードなどは補助書類とあわせて提出する必要があります。

他社からの乗り換えの場合は、これに加えてMNP予約番号が必要です。来店予約をしたうえで、上記のものを持参してドコモショップへ行けば、開通作業までお店のスタッフが行ってくれます。

また、あらかじめdポイントの新規登録を済ませておくと便利です。店舗で連携作業を行えば、以後毎月自動でdポイントが貯まります。

詳細：OCN モバイル ONE ドコモショップでのOCN モバイル ONE受付

Web申し込み（スマホセットの場合）

ここでは、契約と同時に端末も購入するスマホセットの申し込み方法を解説します。なお、OCN モバイル ONEは現在のところeSIMに対応していないため、SIMカードは郵送で受け取ることになります。

・事前準備

本人確認書類とクレジットカードを用意してください。他社からの乗り換えの場合はMNP予約番号を発行しておきましょう。（予約番号は有効期限までの残日数が12日以上である必要があります。）

・申し込み

OCN モバイル ONE公式ページの申し込みページから手続きをします。下記画像のように画面から好きな端末・プランを選んだあとは契約者情報、クレジットカード情報などの入力をし、最後に本人確認書類のアップロードをするだけです。

・スマホとSIMカードの受け取り（MNP開通作業）

上記申し込み完了後、約1週間でスマホとSIMカードが郵送されます。他社からの乗り換えの場合、ここでMNP開通手続きを行います。「MNP転入 開通手続き受付」専用ページから手続きをしましょう。

・端末設定作業

届いたスマホにSIMカードを挿入し、開通設定を行います。もっとも簡単なのはOCNアプリ（Android版/iOS版）で設定する方法です。Wi-Fiに接続してアプリをダウンロードし、 アプリメニューの「OCN モバイル ONE接続設定」を選択すると、APNを始めとする開通に必要な設定をアシストしてくれます。

・わからない場合は電話サポートも可

設定に自信がない方向けに電話サポートも用意されています。初期設定に関することなら無料のサポート窓口もありますが、月額429円(税込)の「OCNプレミアムサポート for スマートフォン」もおすすめです。

加入すればOCNのサービスに関する質問はもちろん、スマホの使い方も教えてくれます。初月無料なので、サービスに慣れるまでの間だけでも加入してみてはいかがでしょうか。

2022年7月14日時点の調査内容です。