mineoから楽天モバイルへの乗り換えはお得？料金・速度を比較！

mineoから楽天モバイルへの乗り換えはお得？2つの項目を比較！

そもそも、mineoから楽天モバイルへの乗り換えはお得なのでしょうか。
はじめに以下の2つの項目を比較し、どのような違いがあるのかを確認していきましょう。

月額料金の比較

mineoは2つの料金プラン、楽天モバイルは1つの料金プランを提供しています。
まずは、それぞれの料金プランを表で確認しましょう。

mineoの料金プラン

mineoでは、以下の2つの料金プランから使い方にあわせて選択可能です。

いずれも「ドコモ・au・ソフトバンク」の3つの通信回線に対応。音声＋データ通信の「デュアルタイプ」と、データ通信のみの「シングルタイプ」から選択できます。

「マイピタ」は、ひと月に利用するデータ容量を、1GB〜20GBの中から選択できる料金プランです。多くの通信キャリアと同じシステムのため、初めて格安SIM会社を契約する方でも安心して利用できるでしょう。

「マイそく」は、通信速度で選べる料金プランです。月曜日から金曜日の12時台を除き、データ無制限で利用できます。平日の昼間にモバイル通信を利用しない方にとっては、特にお得な料金プランと言えるでしょう。

ただし、制限時の通信速度は最大32kbpsと非常に遅くなるため注意が必要です。
混雑回避のため、3日間で10GB以上の利用があった場合も制限の対象となります。

楽天モバイルの料金プラン

楽天モバイルでは、段階性プランの「Rakuten UN-LIMIT VII」を提供しています。
主な通信回線は「楽天回線」ですが、楽天エリア外に限り、パートナー回線の「au回線」の利用も可能です。

ただしau回線を使用する場合、一部のサービスが利用できないため、注意が必要です。

「Rakuten UN-LIMIT VII」は、利用したデータ容量に応じて月額料金が変動する段階性の料金プランです。2022年7月に「1GBまで0円」が廃止されましたが、まだまだお得に利用できると言えるでしょう。

mineo「マイピタ」と楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VII」の比較

それぞれの料金プランを確認したところで、月額料金の比較に移りましょう。ここでは、mineoの「マイピタ」と楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VII」を一覧で比較します。

上記の比較では「3GB以下」と「20GB以上」の利用になる場合、楽天モバイルがお得になることがわかります。一方「3GB以上、20GB以下」の利用の場合は、mineoのマイピタがお得だと言えるでしょう。

通信速度の比較

続いて、mineoと楽天モバイルの通信速度の比較を紹介します。
比較には、通信速度の口コミサイト「みんそく」に掲載されている情報を使用します。

通信速度の比較は、上記の3つの項目で実施します。「平均Ping値」とは、1回の通信にかかる時間の平均を表す数値です。数値が小さいほど、通信速度が速いと判断できます。

「平均ダウンロード速度/アップロード速度」とは、1回あたりの通信で送受信できるデータ容量を表す数値です。数値が大きいほど、扱えるデータ容量が大きくなり、通信速度が速くなると考えられます。

上記の比較では大きな違いはありませんが、楽天モバイルのほうが少し優れていると言えるでしょう。ただし、通信速度はエリアや時間帯によって大きく変動するため、一概には言えません。

また、mineoの場合「ドコモ・au・ソフトバンク」の3つの通信回線を利用できる点も影響します。使い方やお住まいの地域にあわせて選択しましょう。

mineoから楽天モバイルに乗り換える5つのメリット

ここからは、mineoから楽天モバイルに乗り換えるメリットを紹介します。
以下の5つの項目に分けて確認していきましょう。

楽天回線エリア内ならデータ無制限

前述したように、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VII」は、段階性の料金プランです。
3段階に分かれており、楽天回線エリア内なら、20GB以上は無制限で利用できます。

一方、mineoは20GBが最大容量になっており、それ以上はデータ容量の追加購入が必要です。先に紹介した「マイそく」を利用する方法もありますが、高速通信を使いたい方には適していないでしょう。

Rakuten Linkを使えば国内通話かけ放題

楽天モバイルユーザー向けに提供されている専用アプリの「Rakuten Link」を使えば、無料の国内通話かけ放題を利用できます。

専用アプリの使い方に慣れる必要がありますが、オプション料金・通話料金ともに節約できると考えると、大変お得だと言えるでしょう。

例えば、mineoで通話オプションをつける場合、以下の月額料金が発生します。

楽天ポイントが貯まる、使える

楽天系列サービスの決済などで付与される「楽天ポイント」は、楽天モバイルでも利用可能です。月々のお支払い100円(税別)につき1ポイント貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円として利用できます。

また、楽天モバイルを契約することで「SPU（スーパーポイントアップ）」のポイント倍率がアップします。

SPUとは、楽天市場でお買い物をする際のポイント還元率がアップする仕組みのことです。「楽天モバイルの契約」の他に「楽天ひかりの契約」など、ポイント倍率を上げるための条件が決められています。

楽天モバイルを契約した場合のポイント倍率の条件は、2022年11月に変更されました。
以下の表をご覧ください。

変更前は一律で「+1倍　上限5,000ポイント」でしたが、今後は会員ランクに応じた特典が適用されます。会員ランクは、楽天ポイントの獲得数と獲得回数によって決まります。

なお、ダイヤモンドランクには「楽天カード」の保有が必要です。詳しくは「【楽天PointClub】：ランクアップ・キープの仕組み」をご確認ください。

契約事務手数料など、各種手数料が無料

mineoを含めた多くの格安SIM会社の契約には「契約事務手数料」や「SIMカード発行料」といった初期費用が発生します。

一方、楽天モバイルは各種手数料を0円に設定しており「契約事務手数料・契約解除料・MNP転出手数料」が発生しません。初期費用や解約費用を抑えられるため、気軽に契約できるでしょう。

店舗数が多く、サポートを受けやすい

第4の大手通信キャリアとしてサービスを拡大している楽天モバイルは「楽天モバイルショップ」の新規オープンにも力を入れています。

現在の店舗数は1,200店舗以上となっており、格安SIM会社と比べると対面サポートを受けやすいと言えるでしょう。

楽天モバイルショップで受けられるサポートは、以下のとおりです。

一方のmineoは全国200箇所に「mineoショップ」を展開しています。店舗を構えている格安SIM会社は少ないため、メリットと言えるでしょう。しかし、楽天モバイルと比べると店舗数が少なく、利用できる方が限定されています。

mineoから楽天モバイルに乗り換える4つのデメリット

続いて、mineoから楽天モバイルに乗り換える上でのデメリットを紹介します。
以下の3つの項目に分けて確認していきましょう。

地域によってはつながりにくい

独自の「楽天回線エリア」を拡大し続けている楽天モバイルですが、ドコモ・au・ソフトバンクと比べると対応エリアが狭いのが現状です。

楽天回線エリア外では、パートナー回線である「au回線」に接続されますが、データ容量の上限が5GBに制限されます。

楽天モバイルの特徴が活かしきれないため、日常的に利用する地域が対応エリアに入っているのかを確認した上で契約したほうが良いでしょう。

料金プランの選択肢が少ない

先に紹介したように、mineoは「マイピタ」と「マイそく」の2種類の料金プランを提供しており、使い方にあわせて選択できます。データ容量と通信速度で選べる、他にない料金プランは大きなメリットと言えるでしょう。

一方、楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT VII」のみの提供です。段階性プランのため、さまざまな使い方に適していますが、自分で選択したい方には物足りない印象を与えるでしょう。

また、3GB〜20GBの月額料金が2,178円(税込)に統一されている点も気になるポイントです。使用するデータ容量に大きな変動がない方は、固定制のプランを提供している通信キャリアを検討してみても良いかもしれません。

mineo独自のサービスが使えない

mineoは、ユーザーの声をもとに独自のサービスを数多く提供しています。月額料金や使い勝手に関係するため、乗り換え前に確認しておきましょう。

上記のような独自サービスは、他社に乗り換えることで使えなくなります。サービスが使えないことで、データ使用量などが変動しないか、事前に確認しておきましょう。

楽天モバイルへの乗り換えが向いている方

ここまでの内容を踏まえて、楽天モバイルへの乗り換えが向いている方を紹介します。
悩んでいる方は、ぜひ以下のポイントを参考にしてください。

mineoから楽天モバイルに乗り換える手順

ここからは、mineoから楽天モバイルに乗り換える手順を紹介します。
以下の流れに沿って進めていきましょう。

1. 契約に必要なものを準備する

mineoから楽天モバイルに乗り換える際に必要なものは、以下のとおりです。

上記に記載されている本人確認書類は、日本国籍の成人を対象としたものです。
未成年の方や外国籍の方の必要書類は「本人確認書類」をご覧ください。

MNP予約番号は、現在利用中の電話番号を引き継いで契約する場合に必要です。mineoからの乗り換えの場合「解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客さまへ」から手続きを進めてください。

MNP予約番号の有効期限は発行から15日間です。楽天モバイルに乗り換える場合、7日以上期限が残っている必要があります。発行したら、できるだけ早めに手続きを済ませましょう。

2. SIMロック解除・動作確認済み端末をチェックする

続いて、端末の準備をしましょう。他社で購入した端末を利用する場合「SIMロック解除」と「動作確認」のチェックが必要です。

「SIMロック解除」とは、購入した通信キャリアのSIMカード以外は使えなく制限されている状態（SIMロック）を解除するための手続きです。

2021年10月以降に発売された機種は、制限対象外のため手続きは不要。それ以前に発売された機種は、通信キャリアによって解除状況が異なります。ドコモ・au・ソフトバンクの解除状況は、以下のとおりです。

「動作確認済み端末」とは、対象のサービスを問題なく利用できることが確認できた端末を指します。楽天モバイルの場合「楽天回線対応製品」で確認可能です。

動作確認ができていない端末を利用する場合「正常に動かない」「一部のサービスが利用できない」などの不具合が発生する可能性があります。比較的新しい機種を利用する場合も、念の為確認しておきましょう。

3. 楽天モバイルに申し込む

ここまでの準備が整ったら、楽天モバイルに申し込みましょう。

楽天モバイルの申し込みは「楽天モバイルショップ」または「Web」で受け付けています。中でも「Web」は、店舗に行く必要がなく、好きなタイミングで手続きできるため、おすすめです。

ここでは「Web」で手続きをする場合の手順を見ていきましょう。

1.「楽天モバイル」にアクセスし、画面上部の「お申し込み」をタップする。

2.「プランを選択する」をタップし、手続きページに進む。

3.「オプションサービス」「SIMタイプ」を選択し、申し込み内容を確認する。

4. 端末を購入する場合「製品選択へ進む」をタップ。SIMカードのみの場合「この内容で申し込む」をタップする。

5. 楽天会員の「ユーザID」と「パスワード」でログインし、手続きを進める。

楽天会員の登録をしていない方は「楽天会員に新規登録（無料）してサービスを利用する」をタップし、手続きを進めてください。

4. 初期設定・開通手続きをする

手続きが完了すると、3日〜4日程度で購入した商品が届きます。他社からの乗り換えの場合「MNP開通手続き」が必要です。利用する端末と新しいSIMカードを手元に準備した上で、手続きを進めましょう。

また、従来のSIMカードとeSIMでは手続きの手順が異なります。
それぞれ、分けて確認していきましょう。

SIMカードを契約した方

従来のSIMカード（物理）を申し込んだ方は、新しいSIMカードを挿入する前に「MNP開通手続き」を実施してください。手順は以下のとおりです。

1. スマホやタブレット、PCなどから「my 楽天モバイル」にログインする。

2. 該当の申し込み番号をタップする。

3.「転入を開始する」をタップする。

4. 注意事項を確認し、チェックを入れ「MNP転入を開始する」をタップする。

5. 申し込み履歴画面で「開通手続き中です。」と表示されていることを確認する。

6. 利用中のSIMカードの通信が切れたことを確認する。

ここまでの手続きが完了したら、端末の電源を切った上で、新しいSIMカードに差し替えてください。端末の初期設定を済ませたら、手続きは完了です。

eSIMを契約した方

eSIMとは、端末に搭載されているチップにSIMカードの情報を読み込むことで、通信回線を利用できるようにする契約方法です。物理的なSIMカードが必要ないため、契約手続きから15分程度で利用できるようになります。

「MNP転入手続き」と「MNP開通手続き」の2段階に分けて、確認していきましょう。

以上で、eSIMのMNP開通手続きは完了です。

乗り換えに伴うデータ移行の方法

mineoから楽天モバイルへの乗り換えとともに機種変更をする場合は、データ移行が必要です。以下の2つのパターンに分けて、データ移行の手順を確認しましょう。

iPhoneからiPhoneのデータ移行の方法

iPhoneからiPhoneへの機種変更の場合「クイックスタート」を使って、簡単にデータ移行できます。

ただし、データ移行中は新旧どちらのiPhoneも使用できなくなるため、時間に余裕があるタイミングではじめてください。また、データ移行は電池消耗が激しいため、iPhoneを充電した状態で実施してください。

上記の手順でiPhoneのクイックスタートは完了です。転送にかかる時間は、ネットワークの状況や転送するデータの量など、さまざまな要因によって変わります。

AndroidからAndroidのデータ移行の方法

AndroidからAndroidへの機種変更の場合、データ移行の方法はいくつかありますが「Googleアカウント」を使う方法が一般的です。

Googleアカウントは、アプリを取得する際に使用する「Gmailアドレス」に紐づいています。
引き継ぎにはパスワードが必要となるため、事前に確認しておきましょう。

ここでは、Googleアカウントで「写真」と「アプリ・端末の設定・電話帳および通話履歴」を移行する方法を紹介します。ただし、OSのバージョンや使用している端末によって操作方法が異なります。詳しい操作方法は説明書をご確認ください。

上記の手順で、AndroidからAndroidのデータ移行は完了です。

楽天モバイルへの乗り換えに関するQ&A

最後に、楽天モバイルへの乗り換えに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
不明点を解決した上で、乗り換えましょう。

2022年9月17日時点の調査内容です。