ahamoは海外でも使える！他社との比較で違いや特徴も解説！

ahamoが使える国と地域

はじめに、ahamoが使える国と地域を見ていきましょう。

海外でも使えるahamoですが、「通話・SMS」と「データ通信」によって対応エリアが異なります。

以下では、それぞれの対応エリアを紹介しているので、1つずつチェックしてみてください。

通話・SMSが使える国と地域

ahamoの通話・SMSは、200以上の国と地域で利用できます。

主な対応エリアは以下の通りです。

他にも様々な国や地域で利用でき、使えないエリアはほとんどないと言えるでしょう。

なお、ahamoの通話・SMSが使える国と地域については、ドコモの公式サイトから確認できます。

データ通信が使える国と地域

ahamoのデータ通信は、91の国と地域で利用できます。

主な対応エリアは以下の通りです。

ahamoのデータ通信が使える海外のエリアは、通話・SMSが使えるエリアと比べると狭いです。

とはいえ、日本人の渡航先の約98%をカバーしているので、困ることはないでしょう。

なお、ahamoのデータ通信が使える国と地域については、ahamoの公式サイトから確認できます。

ahamoを海外で使うときの費用

ahamoの場合、海外データ通信が基本料金に含まれています。

つまり、月30GBまでなら海外でも追加料金なしでデータ通信が利用可能ということです。

一方、通話については利用料が別途で発生します。海外での通話料金は発信・着信、どちらも料金が発生します。

以下は、海外での1分あたりの通話料の一例です。

海外での通話料は国と地域によって異なり、どこに向けて発信するかによっても料金が変わってきます。

なお、海外では発信時だけでなく、着信時にも料金が発生するので注意しておきましょう。

各エリアの通話料については、ドコモの公式サイトから確認できるので、渡航前に確認しておくことをおすすめします。

また、SMSの利用料は各国共通となっており、送信は1通あたり100円(税込)、受信は無料です。

ahamoを海外で使うときの条件

ahamoを海外で利用するにあたって、申し込みや手続きは不要です。

つまり、渡航先がサービスの対象エリアであれば、無条件でahamoを使うことができます。

ただし、海外でデータ通信を使うには「データローミング」の設定が必要です。（設定方法については後程解説します。）

ahamoを海外で使う際の注意点

ここでは、ahamoを海外で使う際の注意点を3つ紹介します。

使い方によっては速度制限や利用制限がかかってしまうので、この機会に注意すべきポイントを押さえておきましょう。

30GB以上の利用で速度制限がかかる

ahamoの海外データ通信は、30GB以上の利用で速度制限がかかります。

大盛りオプションに加入している方も、海外では30GBまでしか使えないので、データ容量の使い方には注意しましょう。

もし速度制限がかかってしまった場合は、データ容量を追加することで解除できます。

15日以上の利用で速度制限がかかる

ahamoの海外データ通信は、利用してから15日経過後の日本時間0時に速度制限がかかるので注意が必要です。

なお、15日以上の利用による速度制限は、データ容量を追加しても解除されません。

日本に帰国してデータ通信を利用するまで解除されないので、長期滞在を予定している方は要注意です。

速度制限時は、送受信速度が最大128kbpsに制限されるため、多くの機能が使えなくなることを頭に入れておきましょう。

通話・SMSの利用料を5万円以下に抑えなければならない

ahamoを海外で利用する場合、通話やSMSを使うごとに料金が発生します。

その料金が5万円を超えてしまうと、当月末まで海外での通話やSMS、データ通信が使えなくなるので注意が必要です。

利用制限がかかると、親しい方への連絡や地図の確認もできなくなってしまうので、通話やSMSの使いすぎには十分に気をつけましょう。

ahamoを海外で使う方法

ahamoを海外で使う方法は、設定にある「データローミング」をオンにするだけです。

iPhoneを使っている方は、以下の手順で設定を完了させてください。

特に難しい操作はないので、数十秒ほどで設定を完了できるでしょう。

続いて、Androidでの設定の仕方を紹介します。

Androidでの設定も非常に簡単で、数十秒もあれば作業を完了できます。

ahamoの海外通信サービスとドコモの国際サービスの違い

ahamoの海外通信サービスとドコモの国際サービスでは、以下のような2つの違いがあります。

ahamoは対応エリアが狭い

ahamoの海外データ通信は、91の国と地域で使えますが、ドコモは200ヵ国以上で利用できます。

単純に対応エリアを比較すると、ahamoの方が狭いです。

ただし、ahamoは日本人の渡航先の98%をカバーしているため、多くの方はデメリットに感じないでしょう。

ドコモは追加料金がかかる

ドコモを海外で使う場合、国際サービス（世界そのままギガまたは世界ギガし放題）の利用料がかかります。

国や地域によって利用できるプランは異なりますが、具体的な料金は以下の通りです。

ドコモの海外利用は、使えるデータ容量が多いというメリットがありますが、ahamoと比べると割高になってしまうのがデメリットです。
詳細はドコモ公式サイト「世界そのままギガ」をご確認ください。

ahamoの海外利用が向いている方

ここまでの内容を踏まえると、以下のような方はahamoの海外利用が向いています。

ahamoの魅力は、海外データ通信が基本料金に含まれていることです。

ドコモのように追加料金がかからないので、できるだけコストを抑えたい方に向いていると言えるでしょう。

また、ahamoの海外データ通信は30GBまで無料で、14日以内までの利用なら速度制限がかかりません。

上記の点から、30GBあれば足りる方や海外に15日以上滞在しない方にも向いていると言えます。

ドコモで海外利用が向いている方

続いて、ドコモの海外利用が向いている方を見てみましょう。

ドコモの魅力は、海外で利用できるエリアがahamoよりも広いことです。

ahamoは91の国と地域で使えますが、ドコモは200ヵ国以上で利用できるので、マイナーなエリアに行くときに便利と言えます。

またドコモは、海外でも契約中のパケット定額サービスを使えたり、1日の通信量を無制限にできたりするのも魅力です。

コストはかかりますが、データ容量に余裕が欲しい方はドコモの利用が向いているでしょう。

海外利用ができる格安SIM会社

最後に、海外利用ができる格安SIM会社を4社紹介します。
※楽天モバイルは格安SIM会社ではなく、正しくは自社回線を保有する大手通信キャリアですが、比較対象としてご紹介します。

以下の表に、各社の料金（国際ローミングの料金）をまとめているのでご覧ください。

単純に価格だけを見ると、楽天モバイルが最も安いです。海外データ通信は2GBまで無料で、さらにRakuten Linkアプリを使えば、国際電話の料金も無料になります。

ただし、使えるデータ容量が少ないので少し長めの滞在で動画やSNSを利用する場合はahamoの方がおすすめです。

また、ワイモバイル、UQモバイル、LINEMOは1日単位での利用になります。1日ごとに料金が発生するため、コスト面を考えるとahamoの方が利用しやすいと言えるでしょう。