【2024年10月最新】ahamo / povo / LINEMOの通信速度や月額料金をとことん比較！

2024年11月1日（金）よりLINEMOの「LINEMOベストプランV」は2段階制の料金プランではなく、月額2,970円(税込)で30GBまで利用できる料金プランに改定されます。

詳しくはこちらをご確認ください。

ahamo・povo・LINEMOの違いを5つの項目で徹底比較！

本記事では次の5つの項目に分けて、ahamo・povo・LINEMOのサービス内容を比較します。

項目内で取り上げていない情報は以下の表にまとめていますので、あわせて参考にしてください。

通信速度の比較

「大手通信キャリアと同等の通信品質で使える」と、つながりやすさに定評があるahamo・povo・LINEMOですが、通信速度にはどれくらいの違いがあるのでしょうか。

この項目では、回線速度の口コミサイト「みんそく」の情報を参考に、3社の朝・昼・夜の平均通信速度を比較します。まずは以下の表をご覧ください。

上記のうち「平均Ping値」は1回あたりの通信にかかる時間の平均値を、「平均ダウンロード/アップロード速度」は1回あたりの通信で送受信できるデータ容量の平均値を表します。

平均Ping値は数値が小さいほど高速で、平均ダウンロード/アップロード速度は数値が大きいほど優れていると考えてください。

測定項目の特徴を踏まえた上で比較表を見ると、3社に大きな違いはないものの、povoがもっとも安定して優れた数値を記録していることがわかります。メッセージのやり取りから動画視聴まで、快適にインターネットを利用できるでしょう。

なお、通信速度は実際に利用する時間帯やエリアによって変動します。「みんそく」をはじめとした口コミサイトやSNSなどの情報を参考に選択してください。

月額料金・データ容量の比較

「通信キャリアを乗り換えて月額料金を節約したい！」と考えている方は多いはず。この項目では、ahamo・povo・LINEMOのデータ容量ごとの月額料金を比較します。あらかじめ「ひと月に使用するデータ容量」を確認した上で、以下の比較表をご覧ください。

※povoのデータトッピングのうち「利用可能期間が30日未満のプラン」と「データ使い放題プラン」は比較対象に含めていません。

サービスごとに対応しているデータ容量が異なるため「ここが一番安い！」と単純に優劣はつけられませんが、その中でも特に目を惹く箇所を太字で記載しています。

大容量プランを破格の料金で利用できるahamoは、2024年10月にデータ容量を増量したことでさらにお得になりました。たとえば「ahamo：30GB」と「LINEMO：〜30GB」には月額990円(税込)の金額差があります。

月額制を廃止し、独自の「データトッピング」を採用しているpovoは、選択肢の多さが魅力です。小容量から大容量まで幅広くそろっている上、30日以上の有効期限が設定されたトッピングも用意されています。

「60GB(90日間)を3ヵ月間で使い切る」のように工夫することで、さらにお得に利用できるでしょう。

2024年7月に新料金プランの提供を開始したLINEMOは、小容量〜中容量プランを求める方におすすめです。「3GB〜10GB」と「20GB〜30GB」の2種類の段階制プランが用意されているため、月ごとにデータ使用量が変動する方もプラン変更手続きをせずに使い続けられます。

各社の料金プランの基本情報は、本記事内「ahamo・povo・LINEMOの料金プランをチェック！」で詳しく解説します。

通話料とかけ放題オプションの比較

通信キャリアを選ぶ上で通話サービスは大切なポイントです。こちらも表を使って違いを確認していきましょう。

ahamoの料金プランには5分かけ放題が含まれており、1回5分以内の国内通話なら追加料金なしで利用できます。無制限かけ放題の「かけ放題オプション」が月額1,100円(税込)の低価格で利用できるのもうれしいポイントです。

povoの国内通話料は22円(税込)/30秒で、無料通話分はありません。かけ放題オプションは、5分かけ放題の「5分以内通話かけ放題」と、無制限かけ放題の「通話かけ放題」の2種類から選択できます。

LINEMOの国内通話料とかけ放題オプションは料金プランによって異なります。無料通話が付帯していないLINEMOベストプランのかけ放題オプションは、5分かけ放題の「通話準定額」と、無制限かけ放題の「通話定額」の2種類。

一方で、5分かけ放題が含まれているLINEMOベストプランVには、無制限かけ放題の「通話定額 for LINEMOベストプランV」という専用オプションが用意されています。

海外利用向け（国際）サービスの比較

ahamo・povo・LINEMOの3社はいずれも海外ローミングに対応しており、渡航先でデータ通信や音声通話/SMSが利用できます。ここでは、各社の海外利用向けサービスの概要をチェックしましょう。

ahamoの海外利用向けサービス

ahamoの料金プランには「海外データ通信」が含まれており、渡航先でも追加料金なしでインターネットを楽しめます。データ容量の上限はひと月30GBで、連続15日まで高速通信を利用可能です。データ使用量は国内向けのデータ容量から消費されます。

データ容量超過後の通信速度は送受信最大1Mbps、連続15日間を超過した場合は送受信最大128kbpsに制限されますので注意してください。

なお、国際通話料やSMS送信料は渡航先や発信先によって異なります。また、サービスの利用には設定が必要です。詳しくは、ahamo公式サイト「海外データ通信」をご確認ください。

povoの海外利用向けサービス

povoは、世界160以上の国や地域で使える海外ローミング専用のデータトッピングを提供中。エリアトッピング・レギュラートッピング・ワイドトッピングの3種類に分かれており、渡航先によってサービス内容は異なります。

ここでは一部の国・地域で使えるデータトッピングを紹介します。

国際通話料やSMS送信料は渡航先や発信先によって異なります。また、サービスの利用には申し込みおよび設定が必要です。詳しくは、povo公式サイト「海外ローミング」をご確認ください。

LINEMOの海外利用向けサービス

LINEMOは、ソフトバンクが提供する「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」に対応しており、使い方にあわせて選択できます ※1。

海外あんしん定額は「定額国L・定額国S・飛行機/船」の3つのプランに分かれた海外向けサービスです。

人気渡航先の99%に対応している「定額国L」なら、3GB（24時間）が980円(不課税)、9GB（72時間）が2,940円(不課税)で利用できます。データ容量超過後は最大128kbpsに制限されますが、高額請求の心配がなくて安心です。

海外パケットし放題は、1日あたり最大2,980円(不課税)で海外データ通信を利用できるサービスです。海外あんしん定額と比べて割高なため、定額国Sなどの一部の国や地域に渡航する場合に利用を検討するのが良いでしょう。

国際通話料やSMS送信料は渡航先や発信先によって異なります。また、サービスの利用には申し込みおよび設定が必要です。詳しくは、LINEMO公式サイト「世界対応ケータイ（国際ローミング）」をご覧ください。

※1. 新規契約でLINEMOに加入した場合、課金開始後4ヵ月目末日までは利用できません。

口コミ・評判の比較

実際に利用している方の意見・感想は、通信キャリアを選択するための良い判断材料となります。ここでは、X（旧Twitter）に投稿された各社の口コミや評判を確認していきましょう。

ahamoの口コミ・評判

2024年10月から、ahamoの料金プランは月額料金を据え置きでデータ容量が10GB増量しました。従来の20GBでも十分にお得でしたが、30GBになることで破格とも言える価格設定になっています！

こちらはahamoの通信回線に関する口コミです。安定して使えているようですね！

povoの口コミ・評判

データトッピングの種類が豊富なpovoなら、インターネットをあまり使わない方も、大容量プランを求める方も満足できます。月額料金も大幅に節約できますね！

povoの最大のメリットは、やはり「基本料0円で、使いたい分だけトッピングできること」です。継続利用には条件がありますが、副回線としても活躍しそうですね。

こちらの方は楽天モバイルとpovoの通信速度比較の結果を投稿してくれています。はっきりとした差が出ています。

LINEMOの口コミ・評判

新料金プランの「LINEMOベストプラン」には賛否両論ありますが、月額料金の節約に成功している方も多数いるようです！

ahamo・povo・LINEMOの料金プランをチェック！

ここからは、ahamo・povo・LINEMOの料金プランの基本情報と特徴を解説します。項目ごとに詳しく確認していきましょう。

ahamo：さらにパワーアップした大容量プランが魅力

ahamoはひと月30GBのデータ容量を使える「ahamo（月額2,970円(税込)）」を提供中。2024年10月には料金プランの改良が行われ、月額料金は据え置きで20GBから30GBに増量されました。

また、月額料金には「1回5分以内の国内通話かけ放題」と「海外データ容量30GB」が含まれており、コストパフォーマンスは抜群です。

さらに、有料の「大盛りオプション（月額1,980円(税込)）」を追加することで、ひと月あたり合計110GBのデータ容量を利用できます。中容量〜大容量の料金プランを求めている方には、最適なサービスだと言えるでしょう。

ポイ活オプションの追加でさらに節約できる可能性も

ahamoの「ポイ活オプション（月額2,200円(税込)）」は、2024年4月にドコモポイ活プランの第1弾として登場したオプションサービスです。

ひと月30GBの「ahamo（月額2,970円(税込)）」に、80GB増量の「大盛りオプション（月額1,980円(税込)）」と「ポイ活オプション」を追加することで、d払い利用時のポイント還元率が最大5％アップします ※1,2。ひと月の最大還元額は4,000ポイントです。

※1. dポイント（期間・用途限定）による還元です。
　以下の文章内では「dポイント」と省略して記載します。
※2. dカード GOLDを定期クレジット設定する場合の還元率です。

以下の表は、還元されたdポイントをahamoの月額料金（税抜金額）に充当する場合の料金シミュレーションです。オプション未加入時よりも月額料金を下げられる可能性がありますので、ぜひ参考にしてください。

なお現在ahamoでは、ポイ活オプションの還元率が10％にアップするキャンペーンが開催されています。詳しくは、ahamo公式サイト「ahamoポイ活 d払いのお買物で最大11％還元！」をご覧ください。

■ahamo ポイ活に関する詳しい記事はこちら！
ドコモの新料金プラン「ahamo ポイ活」はお得？メリット・デメリットを徹底解説！

povo：豊富なデータトッピングで自由に使える

povoは、基本料0円で「使いたいものを、使いたい分だけ選べる」という一風変わった料金体系を採用しています。通常時のデータ容量は0GBとなっており、通信速度は最大128kbpsの低速です。必要に応じて以下のデータトッピングを購入することで高速通信を利用できます。

データトッピングは、データ容量と利用可能期間が異なる12種類の中から使い方にあわせて選択できます。たとえば「データ追加3GB（30日間）」は、LINEMOの「LINEMOベストプラン（〜3GB）」に相当します。月額料金はどちらも990円(税込)です。

また、30日を超える利用可能期間が設定されたデータトッピングなら「120GBをひと月10GBずつ、1年間かけて利用する」のような使い方ができます。この場合の実質負担金額は月額1,800円(税込) ※2。データ使用量を自分で管理する必要はありますが、非常にお得です。

※2. データ追加120GB（365日間）を12ヵ月間利用する場合のひと月あたりの実質負担金額です（21,600円(税込)÷12ヵ月=月額1,800円(税込)）

ほかにも、利用可能期間中はデータ容量を気にせず使える「データ使い放題トッピング」や、他社サービスのポイントやギフト券がセットになった「コラボトッピング」など、さまざまなトッピングが提供されています。

LINEMO：10GB以下最安のベストプランで節約

LINEMOでは、2024年7月に登場した「LINEMOベストプラン」と「LINEMOベストプランV」が提供されています。

LINEMOベストプランは「〜3GB・〜10GB」の段階制で“10GB以下最安”。LINEMOベストプランVは「〜20GB・〜30GB」の段階制で、1回あたり5分以内の国内通話かけ放題がセットになっています。

また、2つの料金プランには「LINEギガフリー」が無料で付帯しており、LINEアプリのトーク・音声通話・ビデオ通話などの機能をデータ消費ゼロで利用できます。料金プランのデータ容量を使い切った後も、対象の機能は高速通信で使い続けることが可能です。

なお、LINEMOユーザーなら無料で利用できるLINEギガフリーですが、中にはデータ消費ゼロにならない機能もあります。念のため、公式サイトで詳細情報をご確認ください。

2024年10月22日時点の調査内容です。