ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えるメリット・デメリットは？注意点も解説

《シミュレーション》乗り換えると料金が年間で最大47,520円 (税込)安くなる

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えると、実際どのくらい安くなるのかシミュレーションしていきたいと思います。
まずは乗り換え費用についてです。

乗り換える際の費用

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際、ソフトバンクでの契約解除料や楽天モバイルでの契約事務手数料など、どのような料金が発生するのか気になりますよね。

まず、ソフトバンクでの契約解除料から見ていきましょう。

ソフトバンクの契約解除料

過去にソフトバンクでは、契約したプランに「2年縛り」という仕組みがあり、契約更新月以外で解約すると契約解除料が必要でした。

しかし2022年2月から、一部の法人契約を除き、契約解除料は0円になっています。

詳細：ソフトバンク公式 解約する際の契約解除料

楽天モバイル契約時の契約事務手数料

現在、楽天モバイルで契約する際の手数料は0円です。

詳細：楽天モバイル公式 申し込みに、手数料がかかるか知りたい

このとおり、ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際に発生する費用はありません。

費用がかからないとなると、乗り換えのハードルもグっと下がりますね。

乗り換えた際のシミュレーション

次にソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えた際、実際どのくらい安くなるのかをシミュレーションしていきましょう。

それぞれの基本料金と1年後の料金をそれぞれ解説していきます。

メリハリ無制限プランから楽天モバイルに乗り換えた場合のシミュレーション

データ容量無制限で使用した場合

それぞれデータ容量無制限で使用した場合、月間の差額は最大3,960円(税込)、1年間で最大47,520円(税込)でした。表には記載していませんが、データ使用量が3GB未満の場合で比較すると、差額はさらに大きくなります。

データ容量はソフトバンク・楽天モバイルともに無制限でデータ使用できるため、上限を気にせずに利用したい方でも活用できます。

ミニフィットプラン＋から楽天モバイルに乗り換えた場合のシミュレーション

3GB未満で使用した場合

「ミニフィットプラン＋」と「Rakuten最強プラン」を3GB未満で使用した場合、月間の差額は最大4,400円(税込)、年間で最大52,800円(税込)でした。

ミニフィットプラン＋では、ほとんど使用しなかった月でも最低3,278円(税込)を支払う必要があります。

一方、楽天モバイルでは、3GBまで使用した場合でも、ミニフィットプラン＋の1GBまでの金額の半額以下に抑えられるため非常におトクだと言えます。

「3GBもあれば十分！」という方は、楽天モバイルでも十分に満足できるでしょう。

※2023年10月2日をもって「メリハリ無制限」の新規受付は終了しています。

乗り換えるメリット5つ

ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えるメリットを解説していきます。

月々の料金が安くなる

前述した通り、楽天モバイルに乗り換えると、月々の料金が最大4,400円(税込)安くなります。ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える最大のメリットは、やはり金額面と言えますね。

楽天モバイルは価格の安さから格安SIM会社であると勘違いされがちですが、ソフトバンク同様に独自の基地局を持っているため、実はドコモ・au・ソフトバンクの大手通信キャリア3社に次ぐ第4の通信キャリアなのです。

安い通信キャリアで懸念されがちな通信速度ですが、平均アップロード速度を調べると、実はソフトバンクよりも楽天モバイルの方が速いというデータが出ています。※みんそく調べ

通信速度がある程度保たれた状態で、毎月最大4,400円(税込)安くなるのは大きなメリットです。

データ容量が無制限で速度制限がない

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は月額3,278円(税込)でデータ容量が無制限で使用できます。

対してソフトバンクで無制限で利用したい場合、月額7,238円(税込)の「メリハリ無制限プラン」を契約する必要があります。

同じ無制限プランでもソフトバンクの半額で使用できるのが、楽天モバイルのメリットです。

楽天モバイルの店舗で手続きや相談ができる

多くの格安SIM会社は店舗を運営していない為、直接相談や契約をすることは中々できません。

しかし、楽天モバイルは全国に1,170店舗（2023年6月時点）の店舗があるため、店頭で相談や手続きをすることができます。

わからないことがあったときなど、すぐに相談できるのは助かりますね。（※有料サポートの場合あり。）

もちろん、ソフトバンクも全国各地に店舗があります。しかし、楽天モバイルであれば毎月の料金が安くなる上に、店舗でも相談できるということが更なるメリットになりますよね。

楽天ポイントが貯まる、ポイントで支払いも可能

楽天モバイルは、月々の支払い100円(税抜)につき楽天ポイントが1ポイント貯まります。

また、貯めた1ポイント＝1円として月額料金の支払いに充てることも可能です。

楽天のグループサービスには「楽天SPU」と呼ばれるサービスがあり、利用している楽天サービスが多ければ多いほど、楽天市場でのポイント還元率が上がります。

楽天モバイルを利用する場合も、楽天SPUのポイント還元率を上げることができます。楽天会員ランクに応じて最大+3倍まで上がるので、楽天サービスを普段からよく利用する方にも適しています。

楽天ポイントは楽天市場のショッピング等でも貯まるため、日用品などを購入して還元されたポイントをスマホの月額料金への支払いに充てるなど、有効的に活用できます。

Rakuten Linkを使用すれば電話し放題

楽天モバイルでは、Rakuten Linkを使用すれば国内通話し放題になります。(※ナビダイヤルなど一部対象外あり)

方法は、Rakuten Linkのアプリから相手の電話にかけるのみ。もちろん番号はそのままで、Rakuten Linkを利用していない相手とも無料で通話できます。

また、Rakuten Linkを利用した電話の発着信は、データ使用量にはカウントされないのも魅力です。

通話を頻繁に行うという方にはもちろんおすすめです。また、他社でよく提供されている「10分かけ放題」オプションなどを利用していて、「10分を越さないかドキドキして不便だ」という方にもおすすめのサービスです。

乗り換えるデメリット3つ

では次にソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えるデメリットを解説していきます。

ソフトバンクのキャリアメールが使えなくなる

楽天モバイルに乗り換えると、ソフトバンクのキャリアメールが使用できなくなります。
※有料の「メールアドレス持ち運び」サービスを申し込むことで継続して使用することも可能です。

普段使用しているサービスの会員情報や仕事など、重要な連絡手段にキャリアメールを使用している方にとっては、メールアドレスの変更に手間がかかってしまうため、デメリットになります。

GmailやYahoo!メールなどのフリーアドレスであれば、楽天モバイルに乗り換えた後でも変わらず利用可能ですので、この機会にフリーアドレスを作成するのも良いでしょう。

エリアによって通信速度に偏りがある

楽天モバイルは、お住まいの地域やエリアによって通信速度に偏りがあるというデメリットもあります。

ソフトバンクは全国各地に対応エリアがある為、通信速度が安定していてサクサク利用できた、という印象があるかもしれません。

しかし、楽天モバイルは主要都市を中心に楽天回線エリアが広がっているので、地域によっては通信速度が遅いと感じるようです。

また、楽天回線エリア内にいるのに、建物の中にいると通信速度が安定しないという声も上がっています。これは、楽天モバイルに割り当てられた電波の周波数の種類が、他社に比べて少ないことが理由として考えられます。

また、屋内の電波が悪くても、楽天回線エリア内にいる限りパートナー回線を利用できません。そのため、通信速度に偏りがあると感じる方もいるようです。

場所を問わず、常に快適な速度で利用したい方にはデメリットになります。

かけ放題は専用アプリのみ

前述した通り、楽天モバイルには「Rakuten Link」という専用アプリがあります。かけ放題となるのは専用アプリを使用した場合のみのため、通常の電話アプリを使用した場合は通話料金が発生してしまいます。

スマホに慣れていない方や高齢者の方の中には、「Rakuten Link」のアプリを使用した電話に慣れておらず、気付かずに通常の電話アプリを使用して料金が高くなってしまったという声も。

新しい機能やサービスに慣れない方にとってはデメリットとなる可能性があります。

「Rakuten Link」での通話に不安がある方は、1回15分以内の通話であればOS標準の通話アプリから電話をかけることができる「15分（標準）通話かけ放題」を検討してみましょう。

乗り換えがおすすめな方

ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えがおすすめな方の特徴を紹介します。

月々の基本料金が高いと感じている方

まずおすすめしたい方は、現在お使いの通信キャリアの基本料金が高いと感じている方です。

楽天モバイルに乗り換えると契約中のプランによっては、年間で最大52,800円(税込)安くなります。

毎月の料金が安くなった分、その他の生活費や趣味などに回せるお金が増えるなど、生活をより豊かにすることができます。

多くの方にとって通信費は、今後も支払い続ける固定費ですので、一度見直して安くしたいという方にはおすすめです。

30GB以上のデータ容量が欲しい方

ソフトバンクには、「メリハリ無制限プラン」というデータを無制限に使用できるプランがあります。しかし、料金は7,238円(税込)とやや高めに設定されています。

対して楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」では、3,278円(税込)で無制限で利用することが可能です。

格安SIM会社並みに安い料金で、データを無制限に使用できるプランを提供している通信キャリアは多くありません。

毎月30GBは使用したいという方にとって、格安で無制限のプランが利用可能な楽天モバイルはおすすめです。

月額料金を抑えたいけど格安SIM会社は嫌な方

楽天モバイルは格安な料金設定で提供されていますが、大手通信キャリアの回線を借りている格安SIM会社とは異なり、独自に基地局を持つ通信キャリアです。

格安SIM会社は大手通信キャリアの回線を借りることでコストが抑えられるため、安い料金でサービスを提供できますが、その分大手通信キャリアよりも通信速度などの快適さやサービスが劣る傾向にあります。

月額料金は抑えたいけど、格安SIM会社は嫌だという方にとって楽天モバイルはうってつけの通信キャリアです。

乗り換えた方の口コミや評判

実際にソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えた方の口コミを見ていきたいと思います。

良い口コミ・評判

まずは良い口コミから見ていきましょう。

親御さんに楽天モバイルへの乗り換えを説得されているとのこと。
なんと年間4万円も節約できるとの見込みです。やはり固定費である通信費が毎月安くなるのは何よりのメリットですし、乗り換えは積極的に活用していきたいですね。
手続きに自信がない方は、家族のサポートを受けるのが良いでしょう！

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えたら、3年間で18万円も節約できたという声が上がっていますね。この方もおっしゃっていますが、高い通信費から開放されると、選択肢の幅が広がり、生活がさらに豊かになりますよね。

悪い口コミ・評判

次に、悪い口コミを見ていきましょう。

楽天モバイルにはテザリングサービスがありますが、ソフトバンクに比べると速度が遅くてイライラする方も。料金はソフトバンクの方が割高ですが、その料金に勝る価値を感じていた方からは「ソフトバンクに戻したい」という声も上がっています。

楽天モバイルの楽天回線エリアは、ソフトバンクに比べてまだ狭く圏外となってしまう箇所も存在します。
圏外になると、せっかくの無料通話アプリも意味が無くなってしまいます。エリアの狭さはまだまだ課題として残っているようです。

乗り換える手順

ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える手順を解説していきます。

契約方法を選ぶ

申し込みは楽天モバイルの公式サイトから可能です。申し込み画面に辿り着いたら、まず契約方法を選びます。

今回はソフトバンクからの乗り換えになるため、「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」を選びます。

ソフトバンクからMNP予約番号を取得する

次に、ソフトバンクからMNP予約番号を取得するための手順を解説します。

MNP予約番号は、申し込みの際に必ず必要になるためあらかじめ取得しておきましょう。

※2023年5月からMNPワンストップが開始したため、現在はMNP予約番号を契約元の通信キャリアで発行しなくても、乗り換えができるようになりました。

取得方法は、My SoftBank（ウェブ）・電話・ソフトバンクショップの3つの方法があります。

それぞれの手続き方法はソフトバンク公式HPのりかえ・解約についてから確認いただけますが、最も推奨するウェブでの操作の手順は以下の通りです。

Webでは24時間受付しており、解約に発生する費用も確認できます。
いつでもどこでも都合が良い時に手続きができるため、忙しい方にもおすすめです。

楽天モバイルへ申し込む

ではいよいよ楽天モバイルに申し込みます。
※従来のMNP予約番号取得の方法で、乗り換えの申し込みを行う場合は、MNP予約番号の有効期限内に必ず行うようにしてください。

先ほど「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」まで解説したため、次はプランを選ぶところから解説します。

1.プランは「Rakuten最強プラン」の一つしか用意されていないため、「プランを選択する」をタップ。

2.次に有料オプションとSIMタイプを選ぶ。

①オプション：通話サービスを充実させる「15分（標準）通話かけ放題」や、スマホを安心・便利に使うためにおすすめのオプションが選べるので必要に応じて選ぶ。

②SIMタイプ：スマホに直接差し込むタイプの「SIMカード」または、スマホに内蔵された本体一体型タイプの「eSIM」を選ぶ。

3.最後に製品をセットで購入したい方は「製品選択へ進む」へ。
SIMのみ申し込みの方は「この内容で申し込む」をタップする。

申し込みまで行えたら、Webでの手続きは完了です。

回線の切り替えと初期設定

申し込んだSIMや製品が届いたら、最後に回線切り替えと初期設定を行います。

回線切り替え

9:00〜21:00の間に回線切り替えの受付を行うと、当日中に切り替え作業が完了しますが、21:01〜翌日8:59の間に行った場合は翌日9:00以降の完了となるため、注意が必要です。
では、以下の手順で手続きを進めていきます。

1.My 楽天モバイルへログインし、「お申し込み履歴」をタップ。

2.該当の申し込み番号を選択する。

3.「転入を開始する」をタップ。

4. 注意事項を確認し、「MNP転入に関する注意事項を読み理解しました」にチェックを入れ、「MNP転入を開始する」をタップ。

5. 申し込み履歴画面で「開通手続き中です」と表示されていることを確認する。

6. 手続きの完了を確認する。

初期設定

ここでは、iPhoneのSIMカードの場合の初期設定を解説します。

その他の各種製品の初期設定に関しては、楽天モバイルで購入した各種製品の初期設定からご確認いただけます。

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