OCN モバイル ONEで口座振替は可能？申し込み方法は2通り！

OCN モバイル ONEおよびOCN 光は、NTTドコモとの合併に伴い、2023年6月30日をもって新規受付を終了しました。なお、ドコモでは、OCN モバイル ONEと同等の料金で利用できる小容量向けプラン「irumo」を提供しています。

OCN モバイル ONEは口座振替に対応している？

OCN モバイル ONEでは、基本的にクレジットカードによる支払いを推奨しています。

ただし、クレジットカードを所有していない方や、何らかの事情によってクレジットカード払いを希望しない方は、口座振替による支払いも可能となっています。

契約内容によって口座振替の可否が変わることはないため、新規・他社からの乗り換え、SIMタイプなどに関係なく、いずれの契約であっても口座振替を利用することが可能です。

ただし、申し込み方法が以下の通り限定されてしまうことに注意が必要です。

口座振替が利用できる申し込みパターン

口座振替は、以下2つの申し込み方法でのみ行うことが可能です。

・カスタマーズフロント

OCNの電話窓口「カスタマーズフロント」に電話をし、オペレーターとやり取りすることで申し込む方法です。

・ドコモショップ

全国のドコモショップで申し込みを行う方法です。

口座振替が利用できない申し込みパターン

一方、インターネット経由の申し込みでは口座振替を指定することはできません。そのため、以下のサービスを利用した申し込みをすることは不可能です。

・端末セット申し込み

OCN モバイル ONEでは、iPhoneやAndroidスマホなどを幅広く扱っており、端末とSIMをセットで購入することで安価に購入することができます。
しかし、端末セット販売はインターネット経由でのみ申し込み可能なため、口座振替を申し込む場合は割引価格での購入はできません。

・エントリーパッケージの利用

OCN モバイル ONEは、契約時に契約事務手数料3,300円(税込)および、SIMカード手配料433.4円(税込)がかかりますが、家電量販店などで「エントリーパッケージ」を購入し、パッケージに記載されているコードを入力して申し込みを行えば、契約事務手数料を0円にすることができます。

2022年12月12日現在、Amazonではエントリーパッケージが300円(税込)で販売されているため、SIMカード手配料とあわせても、初期費用を実質700円程度に抑えることが可能です。

しかし、エントリーコードの入力はインターネット申し込みだけの対応となっています。そのため、口座振替希望の場合はエントリーパッケージの利用はできません。

口座振替でOCN モバイル ONEに申し込む方法・手順

口座振替を申し込む2つの方法について解説をします。

カスタマーズフロントで申し込む

1つ目の方法が、OCN モバイル ONEの電話窓口「カスタマーズフロント」に電話をし、オペレーターを通じて申し込む方法です。

上記に電話をし、オペレーターに口座振替で申し込みたい旨を伝えると、「OCN モバイル ONE申込用紙」「口座振替依頼書」の2通を郵送してくれます。

これらに記入をして返送すると折り返しの電話があり、その後口座の審査などを経て開通することができます。

オペレーターの指示に従えば開通できるので難しいことはありませんが、書面を郵送でやり取りするため、手続きに時間がかかり、口座振替手続きまで含めると1～2ヵ月ほどの時間がかかることがデメリットです。

他社からの乗り換えの場合、申し込みに「MNP予約番号」が必要になりますが、MNP予約番号には有効期限が設定されています。

早めにMNP予約番号を取得してしまうと、期限が切れて無駄になってしまう場合があるため、オペレーターに取得タイミングを聞いてから番号を取得するようにしましょう。

ドコモショップで申し込む

全国のドコモショップで申し込む場合、口座振替による申し込みが可能となっています。
以下の手順で申し込みを行いましょう。

お店に出向く必要はありますが、ドコモショップでの申し込みは、カスタマーズフロントの申し込みに比べて若干開通までの時間が短く、口座手続き完了までの時間は1～2週間程度となっています。

そのため、早く手続きを終わらせたい方はドコモショップでの申し込みがおすすめです。

・必要書類を準備する

運転免許証などの「本人確認書類」と「メールアドレス」を用意します。ドコモショップでの申し込み時に口座情報は必要ありませんが、念のため「キャッシュカード」などの口座情報がわかるものを持参するとよいでしょう。
また、他社からの乗り換えの場合はMNP予約番号も取得しておきます。

詳細：OCN モバイル ONE 本人確認方法

・来店予約をしてから店舗に行き、申し込みを行う

ドコモの来店予約ページから予約を行い、上記のものを持参した上で申し込みを行います。
申し込みは、店頭で端末に住所や氏名など必要な情報を入力していくだけ。また、申し込み時に店頭にある端末を購入することも可能です。

・OCNマイページで口座振替手続きを行う

ドコモショップで申し込みと開通を行うと、OCN IDとパスワードが付与され、「OCNマイページ」にログインできるようになります。ログイン後は、以下の手順で口座振替手続きが可能です。

1. お支払い方法の変更ページへアクセス

上部メニュータブ「料金・お支払い」内にある「請求書住所・お支払い方法の変更」を選択します。

2. 申し込み者の情報を入力

申し込み者の氏名、電話番号、メールアドレスなどを入力します。

3. 金融機関選択

「お支払い方法」から「口座振替へ変更する」を選択し、「金融機関」を入力します。
その後、「手続き方法」部分にある「インターネットでお申し込み」を選択します。

大手銀行やネットバンクなど大半の金融機関が対応していますが、インターネット申し込み非対応の場合は「口座振替依頼書」による書面手続きとなることに注意しましょう。

インターネット申し込みに対応している金融機関は下記ページに一覧が掲載されています。

詳細：NTTコミュニケーションズ 口座振替インターネット申し込み可能な金融機関・利用条件

4. 口座情報入力

「ご請求額お知らせメール」が届くメールアドレスの入力と、引き落とし口座情報の入力をします。

5. 入力内容の確認

入力した内容を確認し、「申し込む」をクリックします。

6. 金融機関サイトで手続きを行う

OCNマイページで行う手順は以上です。下部にある「金融機関サイトへ」をクリックして、各金融機関サイトで画面の指示通りに手続きを行えば、口座振替手続きは完了です。

クレジットカード支払いから口座振替に変更できる？

OCN モバイル ONEの公式サイトでは、「OCN モバイル ONEの支払い方法はクレジットカード限定」と記載されており、口座振替に変更することはできないと明記されています。

詳細：個人向けOCNお客様サポート 支払い方法を変更するにはどうすればいいですか？

ただし、クレジットカードが使えなくなるなどの事情をカスタマーズフロントに説明すれば、口座振替に応じてもらえます。以下の番号に連絡をして変更の希望を伝えれば、手続き方法を案内してもらえますよ。

口座振替の締め日・支払日

口座振替の締め日や引き落とし日は下表の通り、月末締めの翌月末引き落としで、振替手数料はかかりません。

支払いのシステムで注目したいのは、偶数月の引き落としについて。偶数月の振替金額が5,000円(税込)に満たない場合は引き落としは行われず、奇数月にまとめて引き落としが行われます。

OCN モバイル ONEは月々の料金が安く、もっとも高額なプランでも「10GB/月コース」の月額1,760円(税込)です。よほど通話を多用しない限り、支払いが1ヵ月で5,000円(税込)を超えることはまれです。

そのため、基本的には奇数月に引き落としが行われるものと考えておきましょう。

OCN モバイル ONEの口座振替に関する注意点

OCN モバイル ONEで口座振替を利用する際に知っておきたいことを3つまとめました。

端末購入費用が高くなる可能性がある

OCN モバイル ONEは「RBBTODAY 格安SIMアワード2022上半期」の「セット購入部門（総合満足度）」において最優秀賞を受賞するなど、端末とのセット購入が高い評価を得ています。

しかし、前述の通り、口座振替の場合はセット購入を利用することはできません。

ドコモショップで申し込む場合、店頭にある端末から選んで購入することができますが、OCN モバイル ONEの公式サイトでセット購入するよりも高額になる傾向があり、初期費用がかさむことに注意が必要です。

手続きに2ヵ月ほど時間がかかる

口座振替は銀行側の手続きの時間などもあり、クレジットカード支払いよりも手続き完了までに長い時間を要します。

ドコモショップの場合でも1～2週間ほどかかり、カスタマーズフロントの場合は、完了までに1～2ヵ月ほどの時間を要します。

口座振替申請中は、請求書が郵送されてくるので、それを使って支払いをしなければなりません。この請求書は発行時に1通あたり165円(税込)の料金が発生することに注意しましょう。

支払いを滞納すると延滞金が発生する

月末の振替日に残高不足などで引き落としができなかった場合は、次回の振替日にまとめて引き落としが行われます。

支払いが遅延すると、延滞利息金を請求されることがあるので、必ず振替日前日までに入金をすませておきましょう。

詳細：個人向けOCNお客さまサポート 口座振替の引き落としができなかった場合はどうなりますか？

口座振替を利用したい方におすすめの格安SIM会社

ほかの格安SIM会社でも、口座振替に対応した会社はいくつかあります。

大手通信キャリアならば、ソフトバンクのサブブランドである「ワイモバイル」やauのサブブランド「UQモバイル」のほか、「LINEMO」や「ahamo」も口座振替に対応しています（povoはクレジットカード支払いのみ）。

下表の中では、UQモバイルのみ新規契約時の申し込み方法が店舗に限定されますが、それ以外はインターネットによる申し込みにも対応していることもポイントです。