UQモバイルのメリット・デメリットを深掘り！ユーザーの評判は？

UQモバイルの4つのデメリットと悪い口コミ・評判

まずは、UQモバイルユーザーが感じるデメリットを4つまとめました。

このあと紹介するメリットとあわせて、自身にとってメリットとデメリットのどちらが大きいのかを判断してみましょう。

料金プランの選択肢が少ない

UQモバイルの料金プランは、月間データ容量が異なる3種類のプランのみとなっています。

シンプルなので、契約時に迷うことなくプランを選べるというメリットがある一方、選択肢が少ないという側面もあります。

Twitterの口コミでは「ちょうどいいプランがない」というネガティブな声も多く聞かれました。

「ミニミニプラン」の4GBは少ないけれど、「トクトクプラン」の15GBになると多すぎて余ってしまうという声がとても多く見受けられました。

格安SIM会社の中では高めの料金設定

UQモバイルは、格安SIM会社の中では若干料金設定が高めです。

下表は、格安SIM会社のプランのうち、月間データ容量が3GB程度のプランを並べたものですが、今回ピックアップした4社の中では、UQモバイルが最も高い結果になりました。

ただし、UQモバイルは後述する割引サービスの「自宅セット割」などを適用すると最大で月額1,287円(税込)まで割引され、他社と同水準の価格で利用することができます。

データ容量無制限のプランがない

動画や音楽などのストリーミングサービスで、大容量のデータ通信を行うユーザーは増加し続けています。

こうしたニーズに応えるため、大手通信キャリアはデータ容量無制限プランを充実させており、また格安SIM会社でも、mineoが速度制限付きの無制限プランを展開し人気を集めています。

一方で、UQモバイルは「コミコミプラン」の月間データ容量20GBが最大のプランとなっており、動画やSNSなどを多く利用する方にとっては、物足りなく感じてしまうでしょう。

大手通信キャリアのうちドコモ・au・ソフトバンクの3社は、料金や割引額がほぼ横並びとなっています。

一方、楽天モバイルのみ独自の料金プランを採用しており、最大月額3,278円(税込)と、他社に比べて大幅に安くなっていることが特徴です。

「マイそく」は、月額250円～2,200円(税込)という驚異の安さで利用できる無制限プランです。

最大速度が32kbps～3Mbpsに設定されており、使い方にあわせて選ぶことができます。ただし、月曜日から金曜日の昼12時台は32kbpsに速度制限されるため、使い方には工夫が必要です。

最新機種・ハイスペック機種の取り扱いが少ない

UQモバイルオンラインショップで販売されている端末は、旧型のものやスペックが控えめの機種が多いこともデメリットとして挙げられます。

製品ラインナップを見ると、2023年11月22日から「iPhone 13」の取り扱いを開始しましたが、それ以外は「iPhone SE（第3世代）」のみで、最新の「iPhone 15」の取り扱いはありません。

一方、Androidスマホは比較的新しい機種もありますが、「Google Pixel 7a」や「AQUOS sense8」など、ミドルレンジと言われるものばかりで、ハイエンドスマホは販売されていません。

なお、2023年9月21日よりハイエンドモデルの「Galaxy S22」の販売が始まりましたが、GalaxyのSシリーズは2024年4月11日新しく「Galaxy S24/Galaxy S24 Ultra」が発売されるため、ハイエンドモデルでも2つ前の型となっています。

UQモバイルの6つのメリットと良い口コミ・評判

ここまでUQモバイルのデメリットを紹介してきましたが、ここではメリットを6つ紹介します。

デメリットをカバーできる割引や魅力的なメリットを紹介していくので、UQモバイルを検討している方はぜひ参考にしてください。

ドコモ/au/ソフトバンクより月額料金が安い

ドコモ・au・ソフトバンクは無制限プランを強くアピールしていますが、UQモバイルと同程度の低容量プランもラインナップされています。

下表の通り、3社とも使用したデータ使用量に応じて金額が変わる形ですが、UQモバイルの料金と比べるとかなり割高であることがわかります。

例えば1ヵ月で3GB程度のデータを使用した場合、UQモバイルの「ミニミニプラン」は月額2,365円(税込)ですが、ドコモは月額5,665円(税込)で、auも月額5,665円(税込)、ソフトバンクは月額5,478円(税込)となっており、倍以上の価格となっています。

auと同等の通信回線を使える

UQモバイルはauと同じ回線を使用しており、格安SIM会社の中でも通信品質が比較的良好であると評判です。

ユーザーが通信速度を投稿する「みんそく」によると、UQモバイルの平均ダウンロード速度は78.84Mbpsで、格安SIM会社15社のうち1位という好成績を記録しています（2023年7月現在）。

特に、5Gエリア内の測定結果が良好で、下図のようにダウンロード速度が200Mbps以上を記録するケースもありました。

ただし、UQモバイル公式のサービスエリアマップを見ると、5Gエリアは全国的には一部しかなく、現状では東京でもエリア外の場所が多くあります。

UQモバイルで5Gの高速通信を行いたい場合は、あらかじめエリアを確認しておくようにしましょう。

データくりこし＆節約モードが便利

UQモバイルには「データくりこし」および「節約モード」という2つのシステムがあり、データ容量を上手にやりくりすることができます。

・データくりこし

「データくりこし」は、余ったデータを翌月に繰り越せるサービスです。月々のデータ使用量にばらつきがある方などは、データくりこしを活用することで無駄なくデータを使うことができます。

・節約モード

「節約モード」は、高速データ通信のオン/オフを切り替えられるサービスです。オフにすると速度が制限される代わりに、その間はデータカウントがストップするため、残りのデータ容量を節約しながら使うことができます。

制限速度はプランによって異なり、「ミニミニプラン」は最大300kbpsに制限されます。

なお、UQモバイルは2023年6月から料金プランが変わり、節約モードに対応してるのは「ミニミニプラン」と2023年5月31日以前に提供していた料金プランのみとなっています。

割引サービスがお得、適用しやすい

UQモバイルは、3つの割引サービスを提供しており、割引サービスを組み合わせることで料金プランから最大で月額1,287円(税込)割引することができます。

「自宅セット割」では、UQモバイルの料金プランとauひかりやauホームルーターなどのインターネットサービスまたはauでんきとあわせて利用することで、月額料金が永年割引となります。

また、2023年6月から新たに「家族セット割」・「au PAYカードお支払い割」が加わり、割引サービスの幅が広がりました。

「家族セット割」は、対象の料金プランに加入し、家族でUQモバイルを利用することで割引が適用され、「au PAYカードお支払い割」は、UQモバイルの支払い方法をau PAYカードに設定することで割引が適用されます。

なお、「自宅セット割」と「家族セット割」を併用して利用することはできず、「コミコミプラン」は、すべての割引サービスが適用外となっているため注意しましょう。

全国の店舗で対面サポートを受けられる

一般的な格安SIM会社は、オンラインの申し込みやサポートが中心で、対面のサポートは充実していません。

一方、UQモバイルは、実店舗の「UQスポット」に加えてauが運営する「au Style/auショップ」でも各種手続きが可能。また、家電量販店やスーパーなど全国2,700箇所以上の店舗でも一部の手続きが行えます。

なお、「UQスポット」および「au Style/auショップ」でスムーズにサポートを受けるには来店予約が必須です。UQモバイル公式の販売店舗一覧ページであらかじめ予約をしましょう。

口座振替に対応している

クレジットカード支払いに加えて、格安SIM会社ではめずらしく口座振替による支払いも可能なことはメリットの一つです。

なお、支払い方法は契約後でもインターネットで簡単に変更できます。

1. 「My UQ mobile」にログインする

「My UQ mobile」に、au IDでログインをします。

「My UQ mobile」は、支払い確認や契約内容変更などを行える会員サポートページで、アプリ（iOS版、Android版）も用意されています。

2. 支払い方法変更画面で口座振替を選択

3. 注意事項を確認後、「同意して手続きに進む」を押す

4. 金融機関を選択する

受付完了の通知方法を選択した後、リストの中から口座振替に使用する銀行を選択します。すると、注意事項の確認後、各銀行のページへと遷移するので、以降は画面の指示に従って手続きを完了させてください。

こんな方にはUQモバイルがおすすめ！

UQモバイルは、大手通信キャリアの通信品質と格安SIM会社の安さの双方をあわせ持っているので、通信品質や料金の安さを重視している方には最適な通信キャリアといえます。

一方で、通信品質や安さよりも、毎月大容量のデータを使いたい方やたくさんの料金プランから自分にあったプランを選びたい方は、他の格安SIM会社や大手通信キャリアの方がおすすめです。

2024年4月4日時点の調査内容です。
※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。