楽天モバイルに「Rakuten最強プラン」が登場!通信速度、エリアは改善される?
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大手通信キャリアの中で、月額料金が最大3,278円(税込)と最安の楽天モバイル。
一方で、「通信速度が遅い」「つながりにくい」といった口コミも多く見つかるため、楽天モバイルへ新規契約や乗り換えを考えている方にとっては懸念点といえるでしょう。
しかし、2023年4月にKDDIと新たなローミング協定を結び、au回線でのローミングエリアを拡大。加えて、6月1日より新料金プラン「Rakuten最強プラン」を提供開始することにより、今後は通信速度やつながりやすさの改善が期待されます。
本記事では、auのローミングエリア拡大の背景や新料金プランの詳細・ユーザーの反応・よくある質問について詳しく解説していきます!
新料金プラン「Rakuten最強プラン」は従来のプランとどう違う?
楽天モバイルがKDDIと新たなローミング協定を締結し、打ち出した新料金プランの「Rakuten最強プラン」。
従来のプラン「Rakuten UN-LIMIT VII」との大きな変更点は以下の通り。
・パートナー回線エリアでも高速データ通信が無制限で利用可能になる
・これまでつながりにくかったエリアでもつながりやすくなる
なお、料金は据え置きです!
通信速度や対応エリアなどがさらに改善され、今までよりも楽天モバイルが使いやすくなりそうですね!
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KDDIと新たなローミング協定を締結!その背景は?
2023年4月、楽天モバイル株式会社とKDDI株式会社・沖縄セルラー電話株式会社は、新たなローミング協定 (以下:新協定) を締結し、auのローミングエリアを拡大することを発表しました。
本章では、新協定を締結した背景や内容について簡単に説明します。
そもそもローミングとは?
ローミングとは、契約している通信キャリアの提供サービス外のエリアにおいて、他の通信キャリアの設備を通じて音声通話やインターネットなどのデータ通信を利用できるようにする仕組みのことを言います。
自社の持つ基地局がまだ少ない楽天モバイルの場合、楽天回線が利用ができないエリアにいる際は、代わりにau回線にローミング接続し、音声通話やインターネットを利用することができるわけです。
新協定の内容
新協定の内容としては、これまでローミングに含まれなかった東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街のエリアを新たな対象とし、一部インドア(地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など)やルーラルエリア(田舎圏)も引き続きローミング提供するというものです。
新協定は2023年6月1日から開始し、提供期間は2026年9月まで延長されることになりました。
しかし、なぜ新協定を締結し、auのローミングエリアを拡大したのでしょうか?次の項目で詳しく解説します。
新協定締結の背景
2020年4月から通信業界に新規参入した楽天モバイルは、ドコモ・au・ソフトバンクの大手通信キャリア3社に比べ、自社の持つ基地局が少ない状態だったため、その穴埋めとしてauのローミングを利用してサービスを提供していました。
一方で、当初から自社の楽天回線が比較的整備されていた東京、名古屋、大阪などの都市部にはローミングを行っておらず、またauのローミングを利用するための費用が莫大であったことなどから、楽天モバイルは基地局整備を前倒しした上で、auローミング(パートナー回線エリア)を次々と終了しました。
しかし、楽天モバイルが4G通信用に提供している電波の周波数は1.7GHz帯のみで、700MHz~900MHz帯などのいわゆるプラチナバンドと呼ばれる周波数帯がない状態であったため、東京23区などの都市部や、地下や高層ビルなどで一部つながらないエリアが多発しました。
※今後楽天モバイルにも700MHz帯のプラチナバンドが割り当てられることが想定されています。
これらのことが要因で、つながりづらさや通信速度への不満を理由としたユーザー離れが目に余る状況となったことから、KDDIと新協定を締結し、ローミングエリアの拡大に踏み切ることになったのです。
新協定及び「Rakuten最強プラン」の提供開始により、エリアの拡大と都市部でのつながりやすさの改善が期待できます。
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新料金プラン「Rakuten最強プラン」とはどんなプラン?
2023年6月1日に新料金プランの「Rakuten最強プラン」の提供を開始する楽天モバイル。
データ使用量に応じて月額料金が変動する従来のプラン「Rakuten UN-LIMIT VII」 同様、3GB未満なら月額1,078円(税込)、20GB未満なら月額2,178円(税込)、20GB以上なら月額3,278円(税込)となっており、20GB以降はデータ容量無制限で使うことができます。
それでは、Rakuten最強プランが、従来のプランとどのような違いがあるのか詳しく解説していきます。
データ容量
従来のプランでは、楽天回線エリアはデータ無制限、パートナー回線エリア(国内)では月5GBまで高速データ通信が可能でしたが、Rakuten最強プランではパートナー回線エリア(国内)における高速データ容量の制限を撤廃し、日本全国の通信エリア内で、データ無制限で利用できるようになります。
また、本変更に伴い、パートナー回線エリア(国内)のデータチャージやデータ残容量通知、データ高速モードの提供も終了となります。
Rakuten UN-LIMIT VII(従来のプラン) | Rakuten最強プラン(新プラン) | |
---|---|---|
データ容量 | 楽天回線:無制限 パートナー回線(国内):5GB/月 ※容量超過後は最大1Mbps パートナー回線(海外):2GB/月 ※容量超過後は最大128kbps |
楽天回線:無制限 パートナー回線(国内):制限撤廃 パートナー回線(海外):2GB/月 ※容量超過後は最大128kbps |
データチャージ | パートナー回線(国内):1GB/660円 パートナー回線(海外):1GB/500円 ※1 |
パートナー回線(国内):提供終了 パートナー回線(海外):1GB/500円 ※1 |
データ残容量通知 | パートナー回線(国内・海外): 400MB、0MB到達時 |
パートナー回線(国内):提供終了 パートナー回線(海外):400MB、0MB到達時 |
データ高速モード | 「my楽天モバイル」アプリより設定可能 | パートナー回線(国内) : 提供終了 パートナー回線(海外) : 継続 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
※1. 海外ローミング用データチャージ料金は課税対象外です。
高速データ容量の制限が撤廃されることで、パートナー回線エリアにおいても、データ容量を気にせずSNSや動画、ゲームなどを楽しむことができます。
■関連記事
データ使用量を確認する方法は以下の記事でも紹介しています。
・楽天モバイルでデータ通信量を確認する方法は?
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通信エリア
前章で解説したように、KDDIと新協定を締結しローミングエリアを拡大したことにより、これまでつながりにくかった屋内や繁華街、高層ビル、地下鉄などで以前よりもつながりやすくなることが予想されています。
それにともない、98.4%だった人口カバー率は、ドコモ・au・ソフトバンクと同等の業界最高水準99.9%まで向上する見込みです。
これまで「通信速度が遅い」「屋内に入ると圏外になる」という口コミが多々あり、楽天モバイルへの契約に踏み切れなかった方も、通信速度や対応エリアが改善されることにより安心して契約することができます。
MNPワンストップサービス
乗り換え(MNP)の手続き方法も5月下旬から変更予定となっています。
現在の乗り換えの手続き方法は、契約中の通信キャリアでMNP予約番号という10桁の番号を取得し、予約番号の有効期間内(取得日を含めて15日間以内)に、乗り換え先の通信キャリアで契約手続きを行うという方式です。
つまり、契約中の通信キャリアと乗り換え先の2か所で手続きを行う必要があります。
一方、5月下旬以降は「MNPワンストップサービス」という名の通り、契約中の通信キャリアでMNP予約番号を取得する必要はなくなり、乗り換え先の通信キャリアで契約中の通信キャリアの解約を含めた手続きが「ワンストップ」で完了する仕様に変更される予定です。
今後、MNPワンストップサービスは、ドコモ・au・ソフトバンクの大手通信キャリア3社や格安SIM会社でも導入される予定となっています。
これまで、MNP予約番号の取得や契約中の通信キャリアからの引き留めを面倒に感じていた方にとっては、乗り換えが以前よりもスムーズに行えるようになるため非常に朗報といえます。
Rakuten Link
楽天モバイル専用の無料通話アプリ「Rakuten Link」は現在、iPhone・Androidスマホのみの対応となっていますが、2023年8月1日からデスクトップ版を提供する予定となっています。
デスクトップ版のRakuten Linkは、Windows・Macに対応しており、モバイル版と同じくチャット、グループチャット、音声通話などが利用可能となります。
普段からパソコンを使う機会が多い方や、パソコンからビデオ通話がしたいという方には、デスクトップ版のRakuten Linkは特におすすめです。
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Rakuten最強プランについてのSNSの反応
ここからは、Twitterに投稿されている「Rakuten最強プランについての反応や感想」を紹介します。
月額料金が約7,000円~8,000円のドコモ・au・ソフトバンクと比べ、最大でも月額3,278円(税込)で利用できる楽天モバイル。
懸念されている通信速度や対応エリアが改善されるのであれば、楽天モバイルに乗り換えた方がお得ですね!
今まで5GBの上限があったパートナー回線エリアですが、高速データ通信の制限が撤廃されたため、auのプラチナバンド帯域も存分に活用できるようになりました。
ますます使い勝手が良くなりそうですね!
パソコンから無料の音声通話やSMSを利用したい方にとっては、デスクトップ版のRakuten Linkが契約の決め手になるようですね!
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Rakuten最強プランに関するよくある質問
Rakuten UN-LIMIT VIIを利用中の方は、2023年6月1日にRakuten最強プランへ自動的に移行されるため、再度申し込みを行う必要はありません。
なお、「楽天モバイル公式サイト」、「楽天モバイル公式 楽天市場店」での新規申し込み受付は、2023年6月1日午前0時より開始予定となっています。
「楽天モバイルショップ」での申し込み受付開始は、店舗の営業開始時間によって異なるので、確認したうえで来店するようにしましょう。
Rakuten最強プランへの移行は、同一プランのアップデートとなります。
プランを戻すことはできないため、注意しましょう。
まとめ
・楽天モバイルはKDDIと新協定を締結し、ローミングエリアを拡大することを発表した
・2023年6月1日から新料金プラン「Rakuten最強プラン」の提供を開始する
・月額料金は従来のプランと同様、最大月額3,278円(税込)
・パートナー回線エリアでの高速データ容量の制限を撤廃
・人口カバー率が業界最高水準の99.9%になる
・これまでつながりにくかった屋内や繁華街、高層ビルなどが以前よりもつながりやすくなる
・2023年8月にデスクトップ版のRakuten Linkの提供を開始予定
2023年5月16日時点の調査内容です。
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この記事を書いた人
アルファインターナショナル
アルファインターナショナル
アルファインターナショナルの社員であり、携帯・格安SIMの販売店運営という強みを活かし、現場のリアルな声を情報発信しています。