UQモバイルから楽天モバイルへの乗り換えをシミュレート！お得なのはどっち？

UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える3つのメリット

UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えることで得られる3つのメリットをピックアップしました。

月額料金が安くなり、使えるデータ容量が増える｜料金比較で検証！

UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えることで得られる最大のメリットは、月額料金が安くなり、使えるデータ容量が増えるという点です。

双方のプランを一覧表で比較したうえ、以下で細かく解説します。

・UQモバイルの特徴

UQモバイルは3つのプランで構成されています。

まずは、月額3,278円(税込)で20GBまで使えて、さらに1回10分以内の通話かけ放題も付帯する「コミコミプラン」。

2つめは、15GBまで使えて月額3,465円(税込)の「トクトクプラン」。こちらは、2段階制のプランで、1GB未満しか使用しなかった月は、月額2,277円(税込)になります。

そして3つめは、月額2,365円(税込)で4GBまで使用できる「ミニミニプラン」です。

下記の割引が適用できますが、1人で使う場合や、インターネットとのセット割を利用しない場合は、若干割高な設定となっています。

・楽天モバイルの特徴

楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」の1プランのみとなっています。

無制限プランながら月額3,278円(税込)という安価な価格設定で、さらにデータ使用量が少ない月は、段階的に料金が下がるシステムになっています。

無料通話かけ放題サービス「Rakuten Link」が使える

UQモバイルで音声通話をする場合、通常は30秒で22円(税込)の通話料がかかります。

通話を多用する方が料金を抑えるためには、通話料込みの「コミコミプラン」か、各種通話オプションに加入する必要があります。

一方、楽天モバイルは、「Rakuten Link」というアプリ経由で電話をすることで、国内通話料が無料になります。

「0570」など一部の電話番号は無料対象外ですが、他社の携帯電話や一般固定電話など、国内ならどこにかけても無料で使うことが可能です。

このアプリは、通常の電話回線ではなく、インターネット回線を使って音声通話を行うため、音質が若干劣るというデメリットはありますが、音質にそこまでこだわりがなければ、月々の通話料金を大きく削減することができます。

お得な乗り換えキャンペーンが適用される

楽天モバイルでは、常時さまざまなキャンペーンが実施されています。

中でも特に注目したいのが、乗り換え時にお得な価格でスマホを購入できるキャンペーンです。ここでは、Web申し込み時に適用できる2つのキャンペーンを紹介します。

・Androidガンガンキャンペーン！対象のAndroidが最大25,699円相当分おトク！

※本キャンペーンは終了済みです。

楽天モバイル加入時にAndroidスマホを購入することで、割引と楽天ポイントの還元をあわせて、最大25,699円(税込)相当が還元されるキャンペーンです。

割引対象商品や割引額は変更される可能性があるので、最新情報は公式サイトを参照してください。

・iPhoneトク得乗り換え！対象のiPhoneが最大12,000ポイント還元！

楽天モバイルは、大手通信キャリア4社の中で、最も安くiPhoneを販売しています。

それをさらにお得に購入できるキャンペーンが、「iPhoneトク得乗り換え！対象のiPhoneが最大12,000ポイント還元！」です。

いくつかの条件をすべて満たすことで、楽天ポイントが最大12,000ポイント還元されます。

最新のiPhone 15シリーズも対象となっていますが、こちらのキャンペーンも、対象商品が変更になる可能性があるので、最新情報は公式サイトを参照してください。

UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える3つのデメリット

楽天モバイルに乗り換えることで生じる3つのデメリットをまとめました。

電波がつながりにくくなる可能性がある｜一覧表で比較！

UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えるうえでの大きなデメリットは、電波がつながりにくくなる可能性があることです。

携帯電話の電波には「Hz」で表される周波数帯があり、ドコモ、au（KDDI）、ソフトバンクは、特性の異なる複数の周波数帯を組み合わせて使用することで、安定した通信を実現させています。

下表は、UQモバイル（KDDI）と楽天モバイルの4G周波数帯を比較したものですが、UQモバイルは7つの周波数帯を組み合わせているのに対し、楽天モバイルの自社回線は1.7GHz帯1つしかありません。

1.7GHz帯は屋内や地下などでつながりにくい特性があるため、楽天モバイルは屋内でもつながりやすい800MHz帯をKDDIから借り受けて使用していますが、それでも、使える周波数帯が他社に比べて圧倒的に少なく、それにより楽天モバイルの電波はつながりにくくなっているというのが現状です。

今後、屋内でもつながりやすい周波数帯（プラチナバンド）の再割当てや、5Gへの移行などで状況が変わる可能性もありますが、しばらくはこの状況が続くことになります。

・通信速度もUQモバイルの方が速い

つながりやすさに加えて、通信速度もUQモバイルの方が速い傾向にあります。

下表は、通信速度の比較サイト「みんそく」による平均ダウンロード速度ですが、UQモバイルが76.87Mbpsに対し、楽天モバイルは61.93Mbpsと、約15Mbpsの差があります。

大きな違いを感じるほどの速度差ではありませんが、UQモバイルから乗り換える場合、若干の速度低下があることは認識しておくとよいでしょう。

家族セット割・自宅セット割の対象外になる

UQモバイルから他社へ乗り換えることで、「家族セット割」や「自宅セット割」の対象外となります。

この際、特に注意したいのが、「家族セット割」を利用している場合です。

家族セット割は、2人以上10人以下の家族でUQモバイルを利用すれば、1回線あたり月額550円(税込)割引となるものです。

仮に2人家族の場合、1人が乗り換えると、残ったもう1人の家族セット割が解除されてしまい、月額料金が高くなってしまいます。

一方、インターネットとセットで割引になる「自宅セット割」は1人でも適用できるため、残った家族に影響がでることはありません。

店舗数が減り、店頭サポートを受けにくくなる

携帯電話やITに関する調査会社MCAが発表した「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2023春」によると、UQモバイルの店舗網は2,373店舗で、楽天モバイルは1,173店舗と、およそ倍の差があります。

対面のサポートを希望する方は、乗り換え前に楽天モバイルの店舗が近くにあるかを、公式サイトで確認しておくとよいでしょう。

UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える方法・手順

UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える大まかな手順を解説します。

契約に必要なものを準備する

楽天モバイルの契約に必要なものを下表を参考に用意してください。必要なものは店舗申し込みでもWeb申し込みでも同様です。

・Web申し込みならMNP予約番号は不要

2023年5月24日、新たに「MNPワンストップ」という乗り換え方式がスタートしました。

従来、番号そのままで他社に乗り換える場合、まず契約中の通信キャリアでMNP予約番号を発行してもらい、それを乗り換え先の通信キャリアに伝える必要がありました。

しかし、新方式では、MNP予約番号を発行せず、いきなり乗り換え先で申し込みをしても番号そのままの乗り換えができるようになりました。

UQモバイルと楽天モバイルは、双方とも新方式に対応しているため、乗り換えの際にMNP予約番号は不要になっています。

ただし、この新方式が使えるのは、Web申し込みのみ。楽天モバイルの店舗で申し込みをする場合は、従来通りMNP予約番号が必要なことに注意しましょう。

動作確認済み端末・SIMロック解除の有無をチェックする

現在使用しているスマホがそのまま使えるかを、楽天モバイル公式の「ご利用製品の対応状況確認」で検索します。

上記のページでメーカー名などから機種を絞り込むと、下図の画面が表示されます。

確認できるのは、通話やデータ通信の可否に加え、初期設定（APN設定）の要不要、緊急地震速報の受信可否などとなっており、機能に関する詳細な情報を得ることができます。

また、SIMロックがかかっているスマホを楽天モバイルで使用する場合は、購入元の通信キャリアにSIMロック解除を依頼する必要があります。

UQモバイルは、2021年9月30日以前に販売されたスマホにSIMロックがかかっているので、該当する方は解除をする必要があります。

楽天モバイルの申し込み手続きをする

楽天モバイルの申し込み方法は、店頭かWebの2通りがあります。

他社の場合、店舗申し込みの方がWeb申し込みよりも契約事務手数料が高いケースがありますが、楽天モバイルは、どちらで申し込んでも契約事務手数料やSIM発行手数料などが一切かかりません。

双方の申し込み方法には、それぞれ下表のようなメリットとデメリットがあるので、自分にあった申し込み方法を選びましょう。

また、前述のように、Web限定とショップ限定のキャンペーンがあるので、使いたいキャンペーンにあわせて申し込み方法を選んでもよいでしょう。

詳細：楽天モバイル キャンペーン・特典

・「MNPワンストップ」の申し込みは簡単！

WebでUQモバイルから楽天モバイルへ乗り換える場合、MNP予約番号の発行は必要ありません。

Webで申し込みを進めると、途中で下図の「電話番号の選択」画面が表示されるので、「他社からの乗り換え（MNP）」を選択し、申し込みを進めます。

その後、画面の指示に従って申し込みを完了させましょう。

申し込み完了後、「my 楽天モバイル」にアクセスし、下図の「申し込み履歴」から「電話番号の引き継ぎ（MNP）申請をする」をタップします。

すると、UQモバイルのWebサイトに移動するので、そこで必要事項を入力すれば、MNPワンストップの申請は完了です。

開通手続き・初期設定・データ移行をする

Webで申し込みを行った場合、回線切り替えの手続きや、スマホの初期設定などを自分で行う必要があります。

1. 回線切替手続きを行う

前項で解説した、「MNPワンストップによる移行手続き」を完了させると、「my 楽天モバイル」の「申し込み履歴」にあった「電話番号の引き継ぎ（MNP）申請をする」が、下図のように「転入を開始する」に変わるので、こちらをタップします。

その後、画面の指示に従って注意事項の確認などを行えば、回線切り替え手続きは完了です。

2. SIMカードを端末に挿入し、APN設定（プロファイル設定）を行う

次に、インターネットに接続するために必要なAPN設定を行います。

しかし、最近のスマホはAPN設定が完了した状態で販売されていることが多く、その場合はSIMカードを挿入しただけで通信を行うことができます。

APN設定が必要かどうかは、「ご利用製品の対応状況確認」で確認することができ、下図のように「APN自動設定 海外/国内」部分にチェックが入っていれば、設定は不要です。

設定が必要な機種の場合、下記ページを参考に手動でAPN設定の入力を行ってください。

詳細：楽天モバイル 他社で利用していた製品でAPN設定をしたい

3. データ移行作業を行う

新しいスマホを使用する場合、旧スマホからデータを移行する必要があります。

この作業は、店舗で申し込みをした場合でも無料サポートの対象外となるので、自身で行う必要があります。AndroidとiOSの公式が手順をまとめているので、こちらを参考に進めてください。

詳細：スムーズな機種変更のために覚えておきたい Android のデータ移行
詳細：Appleサポート クイックスタートを使って新しい iPhone や iPad にデータを転送する

どうしてもデータ移行を完了できない場合は、有料の「データ移行サポート」が楽天モバイルショップで実施されているので、こちらを利用しましょう（一部家電量販店内の店舗を除く）。

UQモバイルから楽天モバイルへの乗り換えに関するQ&A

2024年11月8日時点の調査内容です。
※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。