ドコモメール持ち運びを解説｜乗り換え時もアドレス変更不要！

ドコモメール持ち運びとは｜解約後も利用可能なキャリアメールの魅力

ドコモが提供する「ドコモメール持ち運び」サービスは、2021年12月16日にスタートしたサービスです。

ドコモを解約して他の大手通信キャリアや格安SIM会社に乗り換えた後でも、ドコモ契約時に使用していたドコモのキャリアメールを使い続けることができます。

ドコモメール持ち運びサービスを利用する上でのポイントは以下の2つです。

ドコモメール持ち運びのポイントをひとつずつ説明していきます。

dアカウントがないと使えない

ドコモメール持ち運びサービスは、dアカウントがなければ利用できません。

dアカウントは無料で作成可能ですが、ドコモ回線と紐づけた状態になっている必要があります。

dアカウントの作成は公式サイトから行えるため、ドコモメール持ち運びを利用する方は、事前に作成しておきましょう。

月額330円(税込)が発生する

ドコモメール持ち運びサービスの利用には、月額330円(税込)の料金が発生します。

なお、初回の申し込みであれば申し込み日から31日間無料となっており、31日経過以降に月額330円(税込)が発生する仕組みです。

ドコモ契約中に利用する場合は無料で使えるキャリアメールですが、持ち運ぶに当たっては料金が発生する点に注意しておきましょう。

ドコモメール持ち運びの注意点について

ドコモメール持ち運びサービスを利用する際の注意点は、以下の通りです。

本章では、サービス利用の際の注意点をひとつずつ説明していきます。

ドコモを解約した日から31日以内に申し込む必要がある

ドコモメール持ち運びサービスは、ドコモを解約した日から31日以内の申し込みが必須です。

解約して32日が経過した後では、ドコモメール持ち運びサービスの契約ができなくなります。

そのため、ドコモメール持ち運びサービスの利用を考えている方は、忘れないうちに申し込み手続きを行っておきましょう。

ahamoに切り替える場合は、プラン変更時のみ申し込み可能

ahamoはドコモが提供する格安プランですが、ドコモメールは提供していません。

ドコモの他の料金プランからahamoに切り替える際に継続してドコモメールを利用したい場合は、プラン変更と同時に「ドコモメール持ち運び」への申し込みが必要です。

ahamoへプラン変更をした後からでは、ドコモメール持ち運びの申し込みはできないため、注意してください。

irumoに切り替える場合は、「ドコモメールオプション」への申し込みとなる

同じくドコモの料金プランのひとつである「irumo」に切り替える場合もオプションの申し込みが必要です。irumoの場合は「ドコモメール持ち運び」ではなく、「ドコモメールオプション」への申し込みとなります。

月額料金は330円(税込)でドコモメール持ち運びと変わりませんが、「ドコモメールオプション」では、irumoへのプラン変更時だけでなく、契約後も任意のタイミングで申し込むことができます。

ただし、プラン変更と同時のオプション申し込みでない場合は、以前利用していたドコモメールやクラウドに保存されたメールデータなどはすべて削除されてしまい、新規のドコモメールが提供されることになるので注意してください。

一部使えない機能がある

ドコモメール持ち運びでは、iモードメール、spモードメール、メッセージRやメッセージSなど一部の機能は引き継ぐことができません。

ahamoユーザーの方のみメッセージR/Sは利用できますが、その他の通信キャリア・格安SIM会社では非対応です。

また、メールアドレスの変更もahamoユーザーのみ可能となっているため、ahamo以外の通信キャリアや格安SIM会社へ乗り換える方でメールアドレスを変更したいという場合は、ドコモ契約中に変更しておきましょう。

格安SIM会社に乗り換える場合は一時的にフリーメールが必要になることがある

ドコモから格安SIM会社に乗り換える際は、一時的にドコモメールが使えなくなるため、フリーメールが必要になることがあります。

ドコモメールの継続手続きを事前に完了させれば問題ありませんが、タイミングによっては手続きが滞ることが考えられます。

可能であれば、格安SIM会社に申し込むメールアドレスはフリーメールにしておくと、手続きがスムーズに行えるでしょう。

クレジット決済ができなかった場合はサービス停止する

ahamoユーザー以外でドコモメール持ち運びの月額料金がクレジット決済できない状態となってしまった場合は、サービスが自動的に解除されてしまいます。

解除された場合は、31日以内に再度申し込むことでメールデータの復旧が可能ですが、31日を経過すると利用していたメールの復旧や再契約が不可能となるため注意しましょう。

ドコモキャリアメールの利点｜3つのメリット

ドコモメール持ち運びサービスを使うメリットは主に以下の3つです。

メリットをひとつずつ解説していきます。

メールアドレスを変更する手続きが必要ない

キャリアメールを持ち運ぶメリットの1つ目は、メールアドレスの変更手続きが必要ないことです。

今までキャリアメールで登録していたさまざまなサイトやメルマガなどの登録情報をいちいち変更するのは大きな手間になります。
また、メールアドレスを新しく用意するのは簡単かもしれませんが、友人や知人に連絡するのが面倒だという方も多いでしょう。

ドコモメール持ち運びサービスを使うと同じメールアドレスを使い続けられるため、面倒な手間を省くことができます。

迷惑メールに分類される心配がない

キャリアメールを使っていると、迷惑メールに分類される心配がないというメリットがあります。

フリーメールやPCメールなどのメールアドレスは、迷惑メール判定を受けて迷惑メールに分類されてしまうことがあります。

迷惑メールに分類されてしまうと、メールを送信しても相手に気づいてもらえません。

キャリアメールを使う場合は、迷惑メールに分類されることがないため、大事な内容でも安心してメールを送ることが可能です。

キャリアメール必須のサービスを利用できる

キャリアメールを使い続けるメリットの3つ目は、キャリアメール必須のサービスを利用できるということです。

一部のWebサービスでは、キャリアメールがないとサイト登録できないことがあります。

近年はGmailの普及などによりキャリアメール必須というサービスは減ってきているものの、学校や会社で使う機会があるという方もいるのではないでしょうか。

このような場合には、キャリアメールを持ち運べるのは大きなメリットだと言えるでしょう。

ドコモメール持ち運びの申し込みと設定手順を解説

ここからは、ドコモメール持ち運びサービスの申し込み方法や設定手順を解説します。

複数のパターンを解説しますので、ご自身の状況に合わせて適切な項目をご覧ください。

ahamoへ変更と同時に申し込む方法

ahamoへ変更する際に同時に申し込む場合は、ahamoの公式サイトから申し込みが可能です。

プラン変更を行う際に「ドコモメール持ち運び」オプションを利用するか選べます。

ドコモメール持ち運びオプションを利用する場合は、忘れずに選択するよう注意しましょう。

ドコモ解約と同時に申し込む方法

ドコモを解約する際にドコモメール持ち運びを申し込む場合は、解約手続きページの中で申請が必要です。

「dアカウント」でアクセスして解約手続きを進めていくと、「ドコモメール持ち運び」を申請するか選べます。

解約と同時に申し込む場合は、解約手続き内で契約の選択を行うため、見落とさないようにしましょう。

ドコモ解約後に申し込む方法

ドコモ解約後に申し込む場合は、My docomoから以下の手順で申し込むことができます。

ドコモ解約後に申し込む場合は、解約して31日以内に手続きを進める必要があるため注意しましょう。

iPhoneでドコモメール持ち運びサービスを設定する手順

iPhoneでドコモメール持ち運びを設定する手順は、以下の通りです。

1.iPhoneドコモメール利用設定にアクセスする
2.ネットワーク暗証番号を入力して次へ進む

3.注意事項を確認して次へ進む

4.プロファイルダウンロードを許可する

5.ダウンロードが完了した後、ホーム画面に戻る

6.設定アプリを開き、「プロファイルがダウンロードされました」を選ぶ

7.画面右上に表示される「インストール」をタップして完了

iPhoneでドコモメール持ち運びを利用するためには、プロファイルのダウンロードが必要になります。

プロファイルのダウンロードが完了したら、設定アプリで設定を行うだけで使えるようになります。

Androidでドコモメール持ち運びサービスを設定する手順

Androidでドコモメール持ち運びサービスを設定する手順は以下の通りです。

使用するメールアプリによって若干手順が異なる可能性がありますが、本記事ではGmailを例に解説します。

IMAP専用パスワードがわからない方は、My docomoにアクセスして確認することができます。
IMAP専用のID・パスワードの確認は、以下の手順で行ってください。

1.My docomoにアクセスし、「設定」→「メール設定」→「設定を確認・変更する」をタップする

2.IMAP専用ID・パスワードの確認を選ぶ

3.ネットワーク暗証番号かspモードパスワードを入力し、「認証する」をタップする

4.ユーザIDとIMAP専用パスワードが表示される