LINEMOは家族割引がなくてもお得？家族で乗り換える場合の月額料金を徹底比較！

LINEMOに家族割引・家族間通話割引はない！

通信キャリアの家族割引には、主に「月額料金値引き」と「家族間通話料の割引」の2種類がありますが、LINEMOはこのどちらにも対応していません。

親子や兄弟、親戚などでLINEMOを複数回線契約することによるメリットはこれといってないと言えるでしょう。

また、LINEMOは「ソフトバンク/ワイモバイルとの家族割引」や「スマホセット割引」にも対応していません。以下の2つの項目に分けて、詳しく解説します。

ソフトバンク/ワイモバイルの家族割引のカウント対象にもならない

LINEMOはソフトバンクやワイモバイルと同系列のサービスですが、各社で提供されている家族割引の対象にはなりません。割引が適用される「割引対象」にも、家族回線数が増える「カウント対象」にもならないため気をつけましょう。

仮に、ソフトバンクの「ペイトク無制限」を家族で3回線契約しているうち、1回線をLINEMOに乗り換える場合「新みんな家族割」の割引金額は以下のように変動します。

「新みんな家族割」の割引金額は3回線以上で最大となるため、1回線がLINEMOに乗り換えることにより割引金額は変動し、乗り換え前後の割引金額には月額2,310円(税込)の違いが生まれます。

とはいえ「LINEMOに乗り換えないほうが良い」というわけではありません。LINEMOの料金プランはソフトバンクよりも安く設定されているため、乗り換えることで大幅に月額料金を下げられる可能性があります。

詳しくは「家族割引がなくてもお得？ソフトバンク・ワイモバイルとの月額料金比較！」で解説しますので、あわせてご覧ください。

SoftBank 光・SoftBank Airとのセット割引もなし

ソフトバンクが提供する固定回線サービスの「SoftBank 光・SoftBank Air」をセットで契約する場合、ソフトバンクユーザーは「おうち割 光セット」、ワイモバイルユーザーは「おうち割 光セット（A）」による月額料金値引きを受けられます。

割引金額はソフトバンクなら月額最大1,100円(税込)、ワイモバイルなら月額最大1,650円(税込)と魅力的です。割引を適用させるためにSoftBank 光やSoftBank Airを契約している方も多いでしょう。

一方、LINEMOは対象サービスに含まれていないため、割引が適用されません。また、ほかの固定回線サービスとのセット割引が提供されていない点にも注意が必要です。

家族割引がなくてもお得？ソフトバンク・ワイモバイルとの月額料金比較！

ここまでの項目では、LINEMOが家族割引にもスマホセット割引にも対応していないことを確認しました。

では、各社の割引サービスが適用されている方は、LINEMOに乗り換えてもお得にならないのでしょうか。ここからは、ソフトバンク・ワイモバイルとLINEMOの月額料金比較を紹介します。

ソフトバンクとLINEMOの月額料金比較

現在ソフトバンクでは「ペイトク（30/50/無制限）・メリハリ無制限＋・ミニフィットプラン＋」の3種類の料金プランが提供されています。

このうち「ペイトク」はPayPayポイント還元が実質負担金額に関係するため、ここでは以下の2つの項目に絞って月額料金を比較します。

「メリハリ無制限＋」と「LINEMOベストプランV」の月額料金比較

まずは、ソフトバンクの「メリハリ無制限＋」を家族で3回線契約している方が、全員でLINEMOの「LINEMOベストプランV」に乗り換える場合の月額料金比較を見ていきましょう。

割引サービスは、ソフトバンクの「新みんな家族割（3回線以上）」と「おうち割光セット」のみ適用します。

上記の料金比較では、LINEMOに乗り換えることで、3回線合計月額3,465‬円～6,435円(税込)も節約できることがわかります。

LINEMOは料金プランがリーズナブルに設定されているため、家族割引やスマホセット割引がなくても月額料金を下げられるのです。

一方、データ容量の多さはソフトバンクに軍配が上がります。ソフトバンクの「メリハリ無制限＋」はデータ容量無制限で使えますが、LINEMOの「LINEMOベストプランV」には30GBの上限が設定されています。

LINEMOはデータ容量の追加購入にも対応していますが、1GBあたり550円(税込)と割高です。ひと月35GB以上利用する方には、ソフトバンクが適しているでしょう。

「ミニフィットプラン＋」と「LINEMOベストプラン（～3GB）」の月額料金比較

続いて、ソフトバンクの段階制プラン「ミニフィットプラン＋」を家族で3回線契約している方が、LINEMOの「LINEMOベストプラン」に乗り換える場合の月額料金比較を紹介します。

LINEMOベストプランは～3GBまでと、3GB超～10GBまでの2段階制の料金設定となっていますが、比較のため～3GBの料金のみで紹介していきます。

適用する割引サービスは、ソフトバンクの「おうち割 光セット」です。

上記のうち「割引適用後」の項目を見ると、すべての段階でLINEMOの「LINEMOベストプラン（～3GB）」のほうが安いことがわかります。

たとえば「ミニフィットプラン＋：〜3GB」との金額差は、1回線あたり月額3,388円(税込)。家族3人で乗り換える場合、月額10,164円(税込)の差額が生まれます。

ワイモバイルとLINEMOの月額料金比較

続いて、ワイモバイルの「シンプル2 S/M/L」のうち「M（20GB）」を家族3人で契約している方が、LINEMOの「LINEMOベストプランV（～20GB）」に乗り換える場合の月額料金比較を見ていきましょう。

LINEMOベストプランVは、～20GBまでと、20GB超～30GBまでの2段階制の料金設定となっていますが、比較のため～20GBの料金のみで紹介していきます。

割引サービスは、ワイモバイルの「家族割引サービス」を適用します。
※「家族割引サービス」は「おうち割 光セット（A）」と併用できません。

上記の料金比較からは、ワイモバイルとLINEMOの合計金額に月額165円(税込)の違いがあることがわかります。
LINEMOの旧プランであるスマホプランでは20GBを2,728円(税込)で利用できたのに対し、LINEMOベストプランVからは20GB・2,970円(税込)に値段が引き上げられたことで、ワイモバイルにて割引が適用できる場合は、ワイモバイルの方がお得に利用できるでしょう。

なお、ソフトバンクとワイモバイルは「PayPayカード割」の対象となっており、PayPayカード/PayPayカードゴールドで利用料金を支払うことで月額187円(税込)の永年割引を受けられます。

この点も踏まえた上で契約する通信キャリアを決めると良いでしょう。

ソフトバンク・ワイモバイルからLINEMOに乗り換える際の注意点

ここからは、ソフトバンクまたはワイモバイルからLINEMOに乗り換える際の注意点を紹介します。以下3つの項目に分けて確認していきましょう。

対面サポートが受けられなくなる

ソフトバンクは全国に「ソフトバンクショップ」と「ワイモバイルショップ」を展開しており、ソフトバンク/ワイモバイルユーザーは充実した対面サポートを受けられます。

新規契約や機種変更などの契約手続きはもちろん、料金プランの見直しや操作方法の相談ができるのは大きなメリットです。

一方、オンライン専用プランのLINEMOには店頭窓口や電話窓口がありません。質問や問い合わせの受付窓口は「カスタマーサポート（お問い合わせ）」または「LINE公式アカウント」のチャット窓口のみとなっているため注意が必要です。

ここでは、カスタマーサポートのチャット窓口に問い合わせる方法を紹介します。以下の手順に沿って進めてください。

1.「カスタマーサポート（お問い合わせ）」にアクセスする。
2. 問い合わせたい項目を選択する。
3. 下にスクロールし「お問い合わせをする」をタップする。
4.「チャットをはじめる」をタップする。

5. 画面下部の「チャットを開始」をタップする。
6. 画面下部の入力欄に「オペレーター」と入力し「送信」をタップする。
7. 当てはまる項目を選択し、必要に応じて「SoftBank ID/パスワード」でログインする。
8. 画面が切り替わったら問い合わせを開始する。

なお受付時間は、オペレーター対応が「9:00〜20:00」、AIによる対応は「24時間」となっています。

LYPプレミアム特典の対象外になる

ソフトバンク/ワイモバイルからLINEMOに乗り換えることで「LYPプレミアム」の無料特典が解除されます。乗り換え後も継続して利用する場合、通常料金（月額508円(税込)）が発生するため、注意しましょう。

LYPプレミアムは、LINEとヤフーが共同で提供するプレミアム会員サービスです。2023年11月に「Yahoo!プレミアム」からアップグレードされる形で登場しました。

会員特典には旧Yahoo!プレミアムで提供されていた「Yahoo!ショッピングのポイント倍率アップ」などに加えて「LINEスタンプ プレミアムの使い放題」といったLINEに関連するものが追加されていますので、特典内容を理解した上で乗り換えの判断をしましょう。

キャリアメールアドレスを引き継ぐ場合、利用料金が発生する

ソフトバンク/ワイモバイルが提供するキャリアメールアドレス（@softbank.ne.jp など）は、回線の解約と同時に廃止されます。

「メールアドレス持ち運び」に加入することで同じメールアドレスを使い続けられますが、こちらは有料サービスです。以下にサービス内容をまとめましたので、参考にしてください。

上記に記載があるとおり「メールアドレス持ち運び」は、回線の解約から31日以内に申し込む必要があります。期日を超えるとメールアドレスを復元できなくなってしまうため、気をつけましょう。

家族で乗り換える方も対象！LINEMOの追加申し込みキャンペーン

LINEMOは家族で複数回線契約する方に向けて「契約者向け！追加申込キャンペーン」を開催しています。特典内容や適用条件を詳しく確認していきましょう。

「契約者向け！追加申込キャンペーン」は、すでにLINEMOを利用している方が2回線目以降を契約する際に適用できるキャンペーンです。

他社からの乗り換えまたは新規契約で申し込む方が対象となり、適用条件を満たす場合、3,000円相当のPayPayポイント還元を受けられます。

なお、キャンペーンを適用するには、LINEMO公式サイト「契約者向け！追加申込キャンペーン」を経由して申し込む必要があります。以下の画像のうち、赤い丸で囲んでいる「今すぐ申し込む」をタップして申し込み画面に進んでください。

LINEMOの契約手続きに関するよくある質問

最後に、LINEMOの契約手続きに関するよくある質問を紹介します。不明点や心配な点がある方は、ぜひ参考にしてください。

2024年9月17日時点の調査内容です。