UQモバイルからpovoへの乗り換え方法を4ステップで確認！お得なのはどっち？

■モバワンチャンネルでは、動画での実演解説を行っています！ぜひ、ご覧ください。

UQモバイルからpovoに乗り換える方法/手順を4ステップで解説！

はじめに、UQモバイルからpovoに乗り換える方法/手順を、以下の4つのステップに分けて解説します。

1. povoの契約手続きに必要なものを準備する

まずは、povoの契約手続きに必要なものを準備しましょう。

上記のうち、本人確認書類には細かく受付基準が定められています。事前にpovo公式サイト「ご本人さま確認について」をご確認ください。

支払い方法には、クレジットカードまたは株式会社Paidyが提供するあと払いサービスの「ペイディ」が利用できます。ペイディの請求先は、口座振替・銀行振込・コンビニ払いから選択可能です。

◼︎参考：povo クレジットカード以外でpovo2.0を申し込む～あと払い（ペイディ）を利用する～

なお、UQモバイルとpovoはどちらもワンストップ方式に対応していますが、UQモバイルからpovoへ乗り換える場合は、MNP予約番号の発行が必要となります。

MNP予約番号は「Web」または「電話」から取得可能です。自分にあった方法を選択し、取得してください。

本人確認書類・支払い先情報・MNP予約番号・連絡先情報の4点がそろい次第、次の項目に進み、手続きを進めていきましょう。

2. 動作確認済み端末とSIMロック解除のチェックをする

au以外で購入した端末を使ってpovoのサービスを利用する方は、事前に「動作確認済み端末」と「SIMロック解除」をチェックしておきましょう。それぞれ項目を分けて解説します。

動作確認済み端末をチェックする

povoのサービスを正常に使えることが確認された端末は「動作確認済み端末」として登録されます。未登録の端末は正しく動作しない恐れがあるため、事前に情報を確認しておきましょう。手順は以下のとおりです。

上記の手順で対象の機種名が表示されない場合、動作確認が済んでいない可能性があります。povoに対応している新しい機種を購入するなどの対策を検討してください。

SIMロック解除の有無をチェックする

「SIMロック解除」は、SIMロック（購入した通信キャリア以外のSIMカードを利用できないようにする制限）を解除するための手続きです。

2021年10月1日以降に発売された機種は制限の対象外のため、手続きは不要。それ以前に発売された端末の解除状況は通信キャリアによって異なります。ここでは、ドコモ・au・ソフトバンクのSIMロック解除状況を一覧表で紹介します。

なお、UQモバイルで販売されたAndroid OSの機種に関してはSIMロック解除が不要です。

一方、iOS端末の一部の機種（iPhone 6sやiPhone SE（第1世代）など）に関してはSIMロック解除が必要となります。UQモバイルのSIMロック解除方法については公式サイトを参考にしてください。

上記のうち「あり」に当てはまる場合、SIMロック解除手続きが必要です。各社、店舗・電話・Webで受け付けているため、問い合わせて手続きをしましょう。

3. povoの申し込み手続きをする

povoの申し込み窓口は、「povo2.0アプリ」と「povo公式サイト」の2種類から選択できます。操作方法や手続き時間に大きな違いはないため、好みにあわせて選んでください。

なお、povo2.0アプリは利用状況の確認やトッピング（データ容量など）の追加に使用します。公式サイトから申し込む方も、このタイミングでダウンロードしておきましょう。

ここでは、povo2.0アプリから申し込む手順を紹介します。

※.以下の操作画面はiOS版のアプリを使って作成しています。Androidスマホを利用する方は、実際の表示内容を確認しながら操作を進めてください。

1.「povo2.0アプリ」を開く。※1
2.「アプリにトラッキングしないように要求」または「許可」を選択する。
3. 利用規約を確認し「続ける」をタップする。
※1. アプリをお持ちでない方はApp StoreまたはGoogle Playからダウンロードしてください。

4. プライバシーポリシーを確認し「続ける」をタップする。
5.「初めての方はこちら」をタップする。※2
※2. povoを利用したことがある方は「ログイン」をタップして登録を進めてください。

6.「通話+データ」の「選択する」をタップする。
7.「次へ」をタップし「SIMタイプ」を選択する。
8. povoのアカウントに使用するメールアドレスを入力する。
9.「次へ」をタップし、契約手続きを進める。

続いて「契約者情報の登録」→「MNP予約情報の登録」と進めて、登録内容を確定させたら申し込み手続きは完了です。

4. 開通手続き・初期設定をする

審査完了後、数日程度で登録住所にSIMカードが届きます。登録内容と相違がなく、傷などの不備がないことを確認してから、開通手続き・初期設定を進めてください。手順は以下のとおりです。

なお、eSIMを契約した場合、別途「eSIM有効化手続き」や「eSIMプロファイルダウンロード」が必要です。詳しくは「povoならeSIMが使える！乗り換え・機種変更・再発行の手順を画像付きで解説！」をご確認ください。

1. SIMカード有効化手続きをする

SIMカード有効化手続きは、povoのSIMカードに通信回線を切り替えるための手続きです。9:30〜20:00の受付時間内に実施してください。

1. povo2.0アプリを開き「SIMカードを有効化する」をタップする。
2.「バーコードをスキャンする」をタップする。
3. カメラが起動したら、SIMカード台紙のバーコードを読み取る。

4.「SIMカードを有効化する」をタップする。
5. SIMカード有効化完了のEメールが届いたら「次へ」をタップする。

2. 端末にSIMカードをセットする

続いて、端末にpovoのSIMカードをセットします。SIMカードは小さくデリケートなため、取り扱いには十分注意してください。手順は以下のとおりです。

3. iOSのバージョンを最新にする（iPhoneを利用する方）

povoで利用するiPhoneのiOSが最新になっていない場合、正しく設定を完了できない可能性があります。以下の手順に沿って情報を確認し、必要に応じてアップデートしましょう。

4. APN設定をする（Androidスマホを利用する方）

APN設定は、povoの通信サービスを利用するための設定です。iOS15以上のiPhoneは設定不要のため、ここではAndroidスマホの設定方法を紹介します。手順は次のとおりです。

なお、この時点でWi-Fiの接続をオフにしてもインターネットにつながる場合、APN設定をせずに使いはじめられます。

1.「設定」アプリを開き「ネットワークとインターネット」をタップする。
2.「モバイルネットワーク」をタップする。

3.「詳細設定」→「アクセスポイント名」の順にタップする。
4. 画面上部の「＋」をタップする。

5. 各項目にpovoのAPN情報を入力する（以下に記載しています）。

6. 画面右上の「メニュー」をタップし「保存」を選択する。
7. 作成したAPNをタップする。

手順4の各項目には以下の情報を入力してください。

5. 発信テスト・モバイルデータ通信テストをする

以上でUQモバイルからpovoへの乗り換えに必要な手続き/設定はすべて完了です。最後に以下の方法でテストを実施し、正常に利用できることをチェックしましょう。

UQモバイルからpovoに乗り換える3つのメリット・利点

ここまでの項目では、UQモバイルからpovoに乗り換える手順を確認してきました。では、乗り換えることでどのようなメリットがあるのでしょうか。以下の3つの項目に分けて解説します。

月額料金を下げられる可能性がある

povoの料金プラン（トッピング）には、UQモバイルよりも割安な価格設定が採用されているため、乗り換えることで月額料金を下げられる可能性があります。各社の料金プランの特徴を踏まえた上で、月額料金を比較してみましょう。

UQモバイルの料金プランの特徴

現在UQモバイルは、コミコミプラン＋・トクトクプラン・ミニミニプランの3種類の料金プランを提供中。

コミコミプラン＋は「30GBと10分かけ放題のセット」、トクトクプランは「〜1GB・〜15GBの段階制」、ミニミニプランは「4GBの小容量」のように分かれており、それぞれの特徴から選択できます。

povoの料金プランの特徴

一方のpovoは「基本料0円、使いたい分だけトッピング」という一風変わった料金プランを提供しています。データ容量は特徴の異なる12種類のデータトッピングから選択可能。

たとえば、3GBのデータ容量を30日間使える「データ追加3GB（30日間）」なら月額990円(税込)で利用できます。「データ使用量を気にせず使いたい日は使い放題（24時間）を追加する ※1」のように、自由にカスタマイズしたい方に最適です。

※1. 「使い放題（24時間）」の利用料金は1回あたり330円(税込)です。

UQモバイルとpovoの月額料金比較

ここでは、UQモバイルとpovoの月額料金を一覧表を使って比較します。

※povoのデータトッピングのうち「有効期限が30日以下のプラン」と「データ使い放題プラン」は比較対象に含めていません。

上記の比較表からは「〜30GB」までのすべての段階でUQモバイルよりもpovoの月額料金が安いことがわかります。

たとえば「UQモバイル：〜15GB」と「povo：20GB」の金額差は月額765円(税込)。1年間同じ条件で使い続けた場合、合計9,180円(税込)の差額が生まれます。

大容量トッピングを使いこなせばさらにお得に！

また、povoは大容量プランの選択肢も豊富です。60GB以上のトッピングには90日以上の有効期限が設定されているため「ひと月20GBずつ3ヵ月に分けて利用する」といった使い方もできます。

この場合のひと月あたりの負担額は約2,163円(税込) ※1。データ追加20GB（30日間）と比べて、月額537円(税込)の節約が可能です。

※1. データ追加60GB（90日間）を3ヵ月間利用する場合のひと月あたりの実質負担金額です（6,490円(税込)÷3ヵ月=ひと月あたり約2,163円(税込)）。

なお、UQモバイルはトクトクプラン・ミニミニプランを契約している方を対象に割引サービスを提供しています。

UQモバイルの契約状況によってpovoとの金額差が変動するため、あわせて「契約状況によっては月額料金が高くなる」もご確認ください。

いままでと変わらない通信速度で使い続けられる

auのオンライン専用プランであるpovoなら、auやUQモバイルと同等の高速通信を使い続けられます。

しかし「本当に遅くならないの？」と気になっている方も多いはず。ここでは、回線速度の口コミサイト「みんそく」の情報を参考に、UQモバイルとpovoの通信速度を比較します。まずは以下の一覧表をご覧ください。

上記のうち「平均Ping値」は1回あたりの通信にかかる時間の平均値を、「平均ダウンロード/アップロード速度」は1回あたりの通信で送受信できるデータ容量の平均値を表します。

平均Ping値は数値が小さいほど高速で、平均ダウンロード/アップロード速度は数値が大きいほど優れていると考えてください。

測定項目の特徴を踏まえた上で比較結果を見ると、UQモバイルとpovoの数値には大きな違いがないことがわかります。月額料金の安さにも、通信速度にもこだわりたい方にはpovoがおすすめです。

かけ放題オプションを安く利用できる

UQモバイルとpovoはどちらも「24時間無制限のかけ放題オプション」を提供していますが、月額料金の安さではpovoに軍配が上がります。1回あたり10分以上の長電話が多い方にはpovoが最適です。

一方のUQモバイルでは、ひと月60分間の国内通話が無料になる「通話パック60」や、10分かけ放題の「通話放題ライト」が提供されています。povoに乗り換えることで月額料金が高くなるケースがあるため、事前に1回あたり/ひと月あたりの通話時間を確認しておきましょう。

UQモバイルからpovoに乗り換える3つのデメリット・注意点

続いて、UQモバイルからpovoに乗り換えるデメリット・注意点を紹介します。

契約状況によっては月額料金が高くなる

UQモバイルでは以下の3つの割引サービスが提供されており、適用条件を満たすことで月額最大1,287円(税込)の永年割引を受けられます。

対象プランは、トクトクプラン（〜1GB・〜15GB）とミニミニプラン（4GB）の2つ。割引が適用されている方がpovoに乗り換えることで、月額料金が高くなる可能性があります。

ここでは「自宅セット割」と「au PAY カードお支払い割」を適用したUQモバイルと、povoの月額料金比較を見ていきましょう。

※povoのデータトッピングのうち「有効期限が30日以下のプラン」と「データ使い放題プラン」は比較対象に含めていません。

今回の比較からは、ひと月に4GB〜15GBのデータ容量を利用する方がpovoに乗り換える場合、月額料金が高くなることがわかりました。

たとえば「UQモバイル：〜15GB」と「povo：20GB」の金額差は月額552円(税込)。1年間同じ条件で使い続けた場合、合計6,624円(税込)の差額が生まれます。

なお、UQモバイルの割引の適用には条件があります。詳しくは、UQモバイル公式サイト「料金プラン・サービス」内の「おすすめの割引サービス」をご確認ください。

店頭での対面サポートを受けられなくなる

UQモバイルとpovoでは、契約時/契約後に受けられるサポートが異なります。

大手通信キャリアと同様のサポートを受けられるUQモバイルから、オンライン専用プランのpovoに乗り換えることで、落差を感じてしまうケースもあるでしょう。この項目では、各社のサポート体制の特徴を紹介します。

UQモバイルのサポート体制

auのサブブランドであるUQモバイルは、全国2,700店舗以上の取扱店で新規契約や他社からの乗り換えをはじめとした契約手続きを受け付け中。UQスポットやauショップ/au Styleでは、端末の操作方法についても相談できます。

Web窓口を使った手続きに慣れていない方や、契約後も充実したサポートを受けたい方にはUQモバイルがおすすめです。

povoのサポート体制

auのオンライン専用プランとして提供されているpovoは、Web窓口の「povo公式サイト」や「povo2.0アプリ」で新規申し込みを受け付けています。

問い合わせ窓口は「チャットサポート（受付時間 9:00〜21:00）」のみとなっており、店頭や電話での無料サポートは実施されていません。利用者自身で料金プランを調べて、契約手続きを進める必要があることを把握しておきましょう。

キャンペーンの種類が少ない、対象外となることがある

「通信キャリアの乗り換えといえばお得なキャンペーン！」と、期待している方は多いのではないでしょうか。しかし、残念ながらpovoでは多くの方がイメージするような、ポイントバックや通信料値引きといったキャンペーンは開催されていません。

また「他社からお乗り換えでau PAY 残高還元キャンペーン！」のように、auやUQモバイルからの乗り換えを対象外としているものがある点にも注意が必要です。事前に、povo公式サイト「キャンペーン一覧」にアクセスし、適用条件を確認した上で申し込み手続きを進めてください。

UQモバイルからpovoへの乗り換えに関するよくある質問

最後に、UQモバイルからpovoへの乗り換えに関するよくある質問を紹介します。不明点や心配な点がある方は、ぜひ参考にしてください。

2024年11月15日時点の調査内容です。
※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。