LINEMOを海外で使いたい！他の格安SIM会社でも使えるの？

海外に行く際、海外で利用する専用プランへ加入していれば、海外で通話やメール、データ通信が使用できます。そして、LINEMOにも海外で利用できるプランがあります。

「海外パケットし放題」を適用することで、日額最大2,980円（課税対象外）でパケット通信を使用できます。海外で利用する際は申し込み手続きと設定が必要な為、忘れずに行いましょう。

この記事ではLINEMOを海外で使う際の設定方法や、LINEMO以外に海外で使える格安SIM会社をご紹介します。

LINEMOは海外で使える？

国際ローミングを申し込むことで、LINEMOを海外で使用することができます。

また、申し込み自体は無料です。

LINEMOで提供しているサービスは「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」の2つで、ソフトバンクで提供されている「アメリカ放題」は対応していません。
詳細：ソフトバンク アメリカ放題

LINEMOを海外で使うための手順

次にLINEMOを海外で使う際の手順をご紹介します。

国際ローミングへの加入は、LINEMOのMy Menuから行えます。

また、パケットし放題は「対象の国」の設定が必要です。設定した国以外でデータ通信を使用した場合は高額となる可能性があるのでご注意ください。

スマホ本体の設定方法はiPhoneとAndroidで異なるので、以下の手順に沿って行う形となります。

iPhoneで使う手順

iPhoneを海外で使う際の手順をご紹介します。

Androidで使う手順

Androidを海外で使う際の手順をご紹介します。

LINEMOを海外で使う際にかかる費用

LINEMOを海外で使う際は「データ通信料」「通話料金」「SMS送信料」がそれぞれかかります。

通話や通信の使用は、日本で使用する時と比べ高額です。

また、着信にも着信料がかかるなどの違いがあるため、料金を理解する必要があるでしょう。

データ通信にかかる費用

データ通信を使う際の料金は「海外パケットし放題」と「海外あんしん定額」の2つがあります。

注意点として、どちらも番号を新規発行で契約した場合は、課金開始日から4ヵ月目の末日まで加入ができません。

乗り換えや番号移行で前から使用していた電話番号を引き継いでいる場合は、5ヵ月以内でも申し込みが可能です。

詳細：LINEMO 世界対応ケータイ（国際ローミング）

海外パケットし放題について

最初に海外パケットし放題のご紹介です。

名前のとおり、定額で通信が仕放題になるので高額請求を防ぐことができます。

25MBに達するまでは1日につき1,980円(非課税)、25MB以上は2,980円(非課税)です。また、1日の計算は日本時間で計算されます。

海外あんしん定額について

次に海外あんしん定額のご紹介です。

注意点として、海外あんしん定額が適用されている間は、海外パケットし放題は適用されません。

海外あんしん定額は国によって料金が異なるため、別の国へ移動する際は確認が必要です。

海外あんしん定額の料金を下記の表にまとめました。

海外あんしん定額はどのプランでも使用できるわけではありません。

「滞在する国」や「飛行機・船で使う場合のみ」など条件が異なります。

たとえば、定額国Sである「バハマ」へ行くのに「定額国L」を契約しても適用されないので注意が必要です。

LINEMOの通話・SMSを海外で使う際にかかる費用

LINEMOでSMSを使用する際の受信料は無料です。送信料は1通につき100円がかかります。

送信方法は日本で使用する時同様、電話番号のみで送信が可能です。

また、通話料金は国によって変わります。

さらに「滞在国宛」「日本宛」「その他の国宛」と発信先によっても変動し、着信料も1分ごとに発生するため、通話料金は事前に確認しておくといいでしょう。

国ごとのLINEMOの通話・SMS料金を調べる方法

LINEMOを海外で使う際の料金は公式サイトの世界対応ケータイ（国際ローミング）から確認できます。

例としてアメリカで音声通話を使った場合の料金を下記の表にまとめました。

SMS送信料は一律で100円（非課税）がかかります。

また、アメリカで対応している事業社は「AT&T」「T-Mobile USA」「Union」「Verizon Wireless」です。

アメリカの場合、音声通話の料金は同じですが、事業社によって1KBのパケット通信料が異なります。

海外でデータ通信が利用可能な他の格安SIM会社

最後に、LINEMO以外でも海外でデータ通信ができる格安SIM会社をご紹介します。

海外に行くことが多い方はぜひ参考にしてください。

楽天モバイルは自社回線を持つ大手通信キャリアですが、格安SIM会社並みの料金帯のため並べてご紹介します。

ワイモバイル

ワイモバイルを海外で使う際は、LINEMOと同じ「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」 が利用できます。料金も同じです。

注意点として、ワイモバイルから販売されていたPHS向けのサービス提供が2021年1月で終了しています。

PHSを使用できるデュアル機種のスマホも対象となるため、電話番号が2つある方は確認が必要です。

UQモバイル

UQモバイルでは「世界データ定額」と「海外ダブル定額」が利用できます。

世界データ定額を使用する際の条件は、5G対応料金プランへの加入です。
5G対応料金プランは、「コミコミプラン」「トクトクプラン」「ミニミニプラン」「くりこしプラン＋5G」になります。

また、事前予約をすると早割キャンペーンで割引が入り980円(税込)が490円(税込)になります。

世界データ定額と海外ダブル定額は併用できません。

そのため、海外ダブル定額を使用する際は、「世界データ定額拒否オプション」を申し込む必要があります。使用する際には確認しておきましょう。

ahamo

ahamoを海外で使用する際は、スマホの「データローミング」設定をオンにするだけで使用できます。

申し込み手続きは不要です。

利用時間の指定はありませんが、海外でデータ通信を利用した日から15日経過すると速度が128kbpsに低速化されるので注意が必要です。この速度制限は、日本に帰国してデータ通信を行うことで解除されます。

楽天モバイル

楽天モバイルでは毎月2GBまで海外ローミングが無料です。

2GBを超えた場合は128kbpsに速度が低速化されます。高速通信に戻す場合は、1GBあたり500円(税込)でチャージが可能です。

さらに楽天モバイルでは「Rakuten Link」アプリの使用で日本への国際電話が無料で使用できます。

着信相手がアプリを使っていなくても無料で通話ができ、データ利用量にもカウントされません。

また、国際SMSもLINEMOでは1通につき100円(税免)の送信料金が必要でしたが、Rakuten Linkアプリを使用すると送受信無料で使用できます。

2024年10月25日時点の調査内容です。
※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。