ドコモの解約はネットでも可能?MNP転出手続き方法も解説!
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INDEX
本記事では、ドコモの解約を考えている方を対象に、ネットや店舗での解約方法やMNP転出手順、さらに解約時に必要な料金などの解説を行います。
また、契約者が死亡した場合に代理人が解約をする手順や、代理人が契約を承継する方法など、イレギュラーな内容についても幅広く紹介します。
解約手続き自体はそこまで複雑ではありませんが、一つ間違えると貯めたポイントが失効してしまったり、電話番号の引き継ぎができなかったりすることも起こり得るので、本記事を参考に正しい解約とMNP転出を行ってください。
契約解除料の廃止、解約にかかわる条件が緩和。ハードルが下がった解約や乗り換え
かつては契約更新時期でなければ解約時に高額な契約解除料がかかったり、通信キャリアが発行したメールアドレスを使い続けられないなど、携帯電話の解約やMNP転出には高いハードルがありました。
しかし、こうした問題は改善が進み、今では契約解除料が廃止され、メールアドレスの継続利用が可能となっています。
現在は格安SIM会社も含めて多数のサービスが存在し、各社が魅力的なサービスを展開しています。解約やMNPへのハードルは以前よりも下がっているので、自分にあった通信キャリアに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
ドコモを解約すると契約解除料がかかる?解約費用を確認!
総務省の通達や法律の改正により、2019年頃から携帯電話の料金に関する変更が相次いでいます。解約の際に気になる契約解除料もその一つで、以前とは解約時の内容が大きく異なっています。
本項では、解約時にかかる費用をまとめて解説します。
契約解除料は完全廃止に
ドコモは以前まで1~2年間の契約プランが基本で、更新時期以外に解約や転出をすると最大10,450円(税込)の契約解除料を負担しなければなりませんでした。しかし、2021年10月1日以降は契約解除料は完全に廃止されました。
契約解除料が完全廃止されたことにともない、現在ドコモが提供している料金プランは契約期間を定めないプランのみになっています。
更新ありがとうポイントは廃止
以前は2年間の定期契約を更新した際に「更新ありがとうポイント」というサービス名で、dポイント3,000ポイントがプレゼントされる特典がありましたが、契約解除料および定期契約プランの廃止にともない 「更新ありがとうポイント」 の特典も終了しています。
解約翌月以降に請求がある支払い
解約を行っても、翌月以降も請求が継続する場合があります。
最終月の利用料金
ドコモは公式で「料金プランおよび音声オプションの月額料金はご利用日数にかかわらず日割りで計算しません」と案内しています。そのため、解約のタイミングがいつであれ、解約月の月末までの利用料金が翌月末に満額請求されます。
分割払いの残債
ドコモで端末を購入する場合、一括払いのほかに「ドコモの分割払い(個別信用購入あっせん/割賦販売)」として、分割手数料無料で12回・24回・36回のどれかを選択して支払う方法があります。
分割払いの支払いが完了していない場合は、解約後も完済まで払い続ける必要があります。
分割払いの残債は「My docomo」にアクセスし、上部タブ「ご契約内容」を選択後にdアカウントでログインをしたあと、「ご契約プラン・ご利用機種」で確認することができます。
「いつでもカエドキプログラム」は継続か返却を選択
2021年9月にスタートしたドコモの端末購入プログラム「いつでもカエドキプログラム」。「残価設定型24回の分割払い」で安価にスマホを購入できるプログラムです。
例えば、下図は105,500円(税込)のスマホをプログラムを使って購入した場合ですが、1~23回目の支払いは月額2,500円(税込)と安価に設定されており、24回目の支払い(残価)が48,000円(税込)と高く設定されています。
このプログラムでは、途中でスマホを返却することが可能です。仮に23回目の支払いが終了した後にスマホを返却すれば、48,000円(税込)は払う必要がなくなります。つまり、23ヵ月間のみ月額2,500円(税込)のレンタルのような形でスマホを安く使うことができるのです。
もちろん、返却せずに残価を支払えば、スマホを自分のものにすることも可能です。
このプログラムはドコモの回線契約がなくても利用できるので、解約したからといって即座にスマホを返却しなければならないというわけではなく、分割金の支払いを続ければスマホを他社回線で利用し続けることも可能です。
一方、解約とともにスマホの返却を行えば、このプログラムにかかわる料金の請求はなくなります。
ドコモのスマホ・タブレットの解約方法
本人名義のスマホ・タブレットを解約する方法を解説します。
1. 解約に必要なものを準備
2. 解約手続き
1. 解約に必要なものを準備
手続きの前に、解約に必要なものを準備します。
基本的にはドコモUIMカードがあれば解約手続きはできますが、以下の4つを揃えておくと手続きがスムーズに進みます。
ネットワーク暗証番号を忘れた場合、以下ページを参考に確認してください。
詳細:NTTドコモ ネットワーク暗証番号
項目 | 概要・注意点 |
---|---|
ドコモUIMカード | スマホ・タブレットに挿入されたままでOK |
ネットワーク暗証番号 | 契約時に設定した4桁の数字 |
本人確認書類 | 運転免許証など。詳しい条件は公式ページを参照 |
dアカウント | Web解約のログインに使用 |
※表は右にスクロールできます。
2. 解約手続き
以前はドコモショップのみでの解約手続きでしたが、2021年3月からはオンラインによる手続きができるようになりました。オンラインの手続きは、24時間いつでも受け付けているので、ドコモショップへ行く時間が取れない方に便利です。
My docomo(Web)の解約手続き
My docomoで手続きを行います。この際、Wi-Fi接続でも手続きはできますが解約をする回線でアクセスをすると認証手続きが簡略化されるので便利です。
トップページに入ったら、上部のタブから「お手続き」を選択します。続いて下部の検索ボックスに「回線の解約」と入力します。
「回線の解約」がヒットしたあと、以下の画面が出るので「お手続きをする」を選択します。次に、dアカウントのログイン画面に遷移するので、ログインを行います。
そのあとは、画面の指示に従って解約の注意事項などを確認しながら手続きを進めればOKです。手続きが完了すると登録してあるメールアドレスに手続き完了メールが届きます。
ドコモショップで解約
ドコモショップへ行く手間はありますが、ドコモショップならスタッフの方が手続きを済ませてくれることが大きなメリットです。通常、ドコモショップの手続きは各種手数料がかかりますが、解約手続きの際の手数料は不要です。
また、上記で解説した通り、契約内容によってはオンラインでの解約はできませんが、ドコモショップであれば、すべての手続きが可能です。
ドコモの公式では、解約したいドコモUIMカードを店舗に持っていくだけで解約可能とアナウンスされていますが、念のため、本人確認書類とネットワーク暗証番号、dアカウントを持参することをおすすめします。
なお、現在は来店予約が基本となっているので、事前に専用のページから予約を済ませておきましょう。
ドコモからMNP転出する方法
ドコモから他社に乗り換える際、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使えば、電話番号そのままで他社に移ることができます。
MNP転出に必要なもの
MNP予約番号
ドコモから他社へのMNP転出手続きに必要なものは、ドコモで発行した「MNP予約番号」です。
他社に乗り換える際、この予約番号を入力することによって同じ電話番号を継続して使うことができます。
以前はMNP予約番号を発行する際に「MNP転出手数料」として3,300円(税込)がかかりましたが、2021年4月以降は廃止され、現在では料金はかかりません。
なお、MNP予約番号の有効期限は取得日を含めて15日間です。期限が切れると再発行をしなければならないので、乗り換える直前に取得することをおすすめします。
SIMロック解除済みのスマホ
ドコモで購入したスマホを他社に乗り換えた後も使い続ける場合、SIMロックがかかっている機種だと他社で使うことはできません。MNP転出前にSIMロック解除手続きを行っておきましょう。
ただし、2021年8月27日以降に新たに発売されたスマホにはSIMロックがかかっていないので、手続きの必要はありません。詳しくはドコモ公式「SIMロック解除」をご確認ください。
MNP予約番号の発行
MNP予約番号は「Web、電話、ドコモショップ」で発行できます。
・My docomo(Web)
My docomoのトップページ上部の「お手続き」タブ内の検索窓から「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」を検索して手続きページへ移動します。dアカウントでログイン後、MNP予約番号を発行できます。
My docomoでMNP予約番号を発行する場合、通常の予約番号発行のほかに「MNP予約番号発行(即時解約)」という項目を選ぶことができます。これは文字通り、MNP予約番号発行とともに即時解約が行われる手続きのこと。
通常のMNPによる手続きは、他社に乗り換えた時点で乗り換え先の回線が利用できるようになり、元の回線が自動的に解約されるようになっています。そのため、特別な理由がなければ即時解約を選択する必要はありません。
仮に何らかのトラブルで乗り換えに失敗した場合、即時解約をしていると電話番号が失われる可能性があるので、即時解約を選択しないようにしてください。
・電話
以下の番号に電話をすれば、MNP予約番号を発行してもらうことができます。
発信元 | 電話番号 | 受付時間 |
---|---|---|
ドコモの携帯電話から | 151(局番なし) | 9:00~20:00(年中無休) |
一般電話から | 0120-800-000 |
※表は右にスクロールできます。
・ドコモショップ
ドコモショップの店頭でもMNP予約番号の発行を行っています。
しかし、MNP予約番号発行だけでも来店予約が必要なので、手軽なWebか電話での手続きがおすすめです。
乗り換え先でMNP予約番号を使用して申し込み
最後に、他社の申し込み画面で「今の電話番号をそのまま利用する=他社からの乗り換え」などの項目を選択して契約を行います。取得したMNP予約番号を入力すると、番号そのままで乗り換えが可能です。
契約者の死亡による承継または解約の方法
ドコモを契約していた方が亡くなった場合、家族が契約を引き継ぐ「承継」と電話番号を使えなくするための「解約」のどちらかを選択します。
いずれの手続きはドコモショップのみで受け付けており、ドコモオンラインショップでは対応していません。
手続き方法は来店予約のうえでドコモショップに行き、スタッフの方に手続きをお願いするだけですが、承継と解約では準備するものに違いがあります。なお、どちらの手続きも手数料はかかりません。
承継手続きに必要なもの
故人の契約を家族が引き継ぐ承継手続きに必要なものです。
下表の4つを用意したうえでドコモショップで手続きを行いましょう。
項目 | 詳細・注意点 |
---|---|
相続関係がわかる書類 | ・戸籍謄(抄)本など。コピー可 ・相続関係がわかる書類で死亡の事実が確認できない場合、 別途死亡診断書などが必要 |
承継後の契約者の本人確認書類 | ・運転免許証など。詳細は公式ページ参照 |
利用者の本人確認書類 (契約者と利用者が異なる場合) |
・(例)祖父が死亡し、その子が承継、孫が利用者となる場合、 孫の本人確認書類が必要 ・コピーでも可。詳細は公式ページ参照 |
毎月の支払い手続きに必要なもの | ・クレジットカード、キャッシュカード、預金通帳および届け印など |
※表は右にスクロールできます。
死亡にともなう解約手続きに必要なもの
解約を希望する場合は、手続きの際に以下のものが必要です。
解約時の契約解除料は発生しませんが、利用した月までの月額料金や分割支払金の残債は翌月以降に請求が行われます。
故人の口座やクレジットカードを解約する場合は支払い方法を請求書払いに変更したり、残債を一括清算したりすることで故人の口座からの引き落としをストップさせることも可能です。希望があればスタッフの方に伝えましょう。
項目 | 詳細・注意点 |
---|---|
死亡の事実が確認できるもの | ・特に細かい規定はなく「死亡届」「死亡診断書」「住民票(除票)」 「除籍がわかる戸籍謄本」「埋葬許可証」など公的な書類のほか、 「葬儀の案内状」や「新聞のおくやみ欄」などでも可 |
ドコモUIMカード | ・利用中のドコモUIMカード。端末に挿入したまま持参すればOK ・紛失した場合は、死亡した契約者の本人確認書類が必要 |
来店する方の本人確認書類 | ・運転免許証やマイナンバーカードなど |
※表は右にスクロールできます。
ドコモを解約する際に注意したい4つのポイント
契約者本人以外が手続きする場合は別途書類が必要
死亡以外の何らかの事情で本人が解約手続きを行えない場合、代理人による解約申し込みが可能です。
その場合、「使用中のドコモUIMカード」「契約者本人の本人確認書類」など、通常の解約時に必要なものに加えて、以下2点の書類が必要になります。
項目 | 詳細・注意点 |
---|---|
委任状 | ・契約者本人の自署または記名押印のあるもの ・フォーマットはドコモ公式「同意書・委任状のダウンロード」 |
代理人の本人確認書類 | ・運転免許証やマイナンバーカードなど |
※表は右にスクロールできます。
「ファミリー割引」の主回線契約の場合、事前に変更手続きが必要
ドコモには事実婚や同性パートナーも含む3親等以内の家族ならば誰でも「ファミリー割引」というグループを組め、グループ内の国内通話が無料になるという割引サービスがあります(グループは20回線まで)。
この割引は「主回線」となる契約者から数えて3親等が対象となりますが、仮に主回線の方が解約をするとファミリー割引が無効になってしまいます。
これを避けるためには、主回線の方が解約する前に、グループ内の別の方に主回線名義を変更する必要があります。子回線の場合は特に手続きの必要がないため、通常の解約手続きを行えば問題ありません。
主回線の変更手続きは、ドコモショップもしくはMy docomoから手続きが可能です。My docomoの場合は「お手続き」の検索ボックスに「ファミリー割引代表回線変更/廃止」と入力してください。
メールアドレスを引き継ぐ場合は「ドコモメール持ち運び」に加入する
解約もしくはMNP転出後もドコモで利用した「@docomo.ne.jp」のメールアドレスを使い続けたい場合、月額330円(税込)の「ドコモメール持ち運び」のオプションサービスに加入する必要があります。
加入できるタイミングは、ドコモ回線の解約日から31日以内ですが、ahamoへ乗り換える場合のみ、乗り換えと同時に手続きをする必要があります。
なお、ドコモメールの扱いに特化した「ドコモメールアプリ」(Android版、iOS版はなし)は、解約にともない使用できなくなります。そのため、ドコモメールを使い続ける場合は、IMAPという規格に対応したメールアプリで使用することになります(GmailやYahoo!メールなどがIMAPに対応)。
詳細:NTTドコモ その他のメールアプリからのご利用 | ドコモメール | サービス・機能
dポイントを引き継ぐにはdアカウントに登録を
ドコモのサービスを利用すると「dポイント」が貯まります。
dポイントは全国の飲食店やコンビニ、デパートなどで使用可能なドコモのポイントサービスです。
ドコモ利用料金1,000円(税抜)につき10ポイントが加算され、dカードGOLDで支払っている場合、1,000円(税抜)につき100ポイントが加算されていきます。
解約もしくはMNP転出を行う場合でも、ドコモのアカウントサービスである「dアカウント」と「dポイント」を紐づけていれば、解約後もポイントを使い続けることができます。
解約前にdアカウントを新規作成して、ポイントと紐づけしておきましょう。
詳細:dアカウント公式 新たにdアカウントを作成する(回線あり)
まとめ
・解約手続きはドコモショップかオンラインで
・解約にともなう契約解除料はかからない(廃止)
・解約後の分割支払金の残債は解約後も継続して支払う
・MNP転出の手続きは簡単。即時解約を選択しないよう注意!
・契約者が死亡した場合、代理人による承継か解約が可能
・ファミリー割引の主回線の場合、解約前に変更手続きを
・ドコモメールは月額330円(税込)で継続使用が可能
・dポイントの引き継ぎのためにdアカウントの作成を
2023年1月19日時点の調査内容です。
この記事の参考・引用サイトまとめ
- 携帯電話の解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ
- 報道発表資料 : 解約金や解約金留保の廃止及び定期契約の新規受付終了 | お知らせ | NTTドコモ
- 機種を分割払いで購入する | お客様サポート | NTTドコモ
- いつでもカエドキプログラム
- ドコモUIMカード/ドコモeSIMカード/eSIMについて | お客様サポート | NTTドコモ
- ネットワーク暗証番号 | お客様サポート | NTTドコモ
- My docomo | NTTドコモ
- シェアパックのしくみ | 料金・割引 | NTTドコモ
- 一括請求サービス | お客様サポート | NTTドコモ
- 2in1とは | 2in1 | サービス・機能 | NTTドコモ
- 来店予約 | ドコモショップ/d garden(dガーデン) | NTTドコモ
- MNPを利用した解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ
- MNPに関する問い合わせ | MNPを利用した解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ
- ご契約者の死亡による承継または解約 | お客様サポート | NTTドコモ
- ご契約者の死亡による承継 | ご契約者の死亡による承継または解約 | お客様サポート | NTTドコモ https://www.docomo.ne.jp/support/mortality/succession/
- ご契約者の死亡による解約 | ご契約者の死亡による承継または解約 | お客様サポート | NTTドコモ
- SIMロック解除 | お客様サポート | NTTドコモ
- 本人確認書類 | お客様サポート | NTTドコモ
- 同意書・委任状のダウンロード | お客様サポート | NTTドコモ
- ファミリー割引 | 料金・割引 | NTTドコモ
- ドコモメール持ち運び | サービス・機能 | NTTドコモ
- その他のメールアプリからのご利用 | ドコモメール | サービス・機能 | NTTドコモ
- 【dポイントクラブ】ドコモサービスのご利用でためる - dポイントをためる方法・ためるサービス
- 新たにdアカウントを作成する(回線あり) | dアカウント
この記事を書いた人
OGAWA
OGAWA
編集プロダクションで編集・ライターとしてのキャリアをスタート。主にビジネス、旅行ジャンルなどの雑誌・書籍・ムック本を制作。独立後は、ウェブライティングの仕事も開始し、ガジェット系や各種生活情報などのジャンルも執筆しています。