UQモバイルからドコモへ乗り換えるメリットは？両社のプランを徹底比較！

UQモバイルからドコモに乗り換える3つのメリット

UQモバイルからドコモに乗り換えることで得られる3つのメリットを紹介します。

通信速度が改善する可能性がある｜一覧表で比較！

下表は、通信速度の比較ができるサイト「みんそく」による平均ダウンロード速度の比較です。

UQモバイルの平均ダウンロード速度は76.87Mbpsで、これは同サイト内「格安SIM会社の通信速度ランキング」で1位の数値です。

一方、ドコモの平均ダウンロード速度は120.94Mbpsで、こちらは「携帯キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク・楽天)の通信速度ランキング」において1位となっています。

UQモバイルは、格安SIM会社の中ではトップクラスの通信品質ですが、ドコモは全通信キャリアの中でトップの数値となっているため、UQモバイルからドコモに乗り換えることで、通信速度が大きく向上します。

キャンペーンによる端末値引きを受けられる

ドコモには、お得な価格で端末を購入できるキャンペーンが多数あります。最新機種も対象となっているこれらのキャンペーンを利用できることは、ドコモに乗り換えるメリットのひとつといえます。

ここでは、代表的なものを2つ紹介しますが、これ以外にもさまざまなキャンペーンがあるので、下記公式サイトを参照してください。

詳細：NTTドコモ公式 キャンペーン・特典

・ドコモにお乗り換えキャンペーン

他社回線からドコモの新プラン「eximo」に乗り換えることが適用条件のキャンペーンです。

対象のスマホを購入すれば最大16,500円(税込)の割引が受けられますが、SIMのみの乗り換えであってもdポイントが10,000ポイント還元されます。

・下取りプログラム

ドコモで新しいスマホを購入する際に使える下取りプログラムです。

ドコモが販売したスマホだけでなく、他社販売のスマホやSIMフリースマホなども下取り対象となり、最大で161,000円(税込)の割引を受けられます。

スマホセット割引・家族割引サービスが適用できる

ドコモには、自宅のインターネットとセットで契約すると割引になる「スマホセット割」や、家族で加入すると通話料無料や割引の対象となる「ファミリー割引」などが充実しています。

これらすべてを併用すれば、月額料金が最大2,387円(税込)割引となり、さらに家族間の国内通話が無料という大きな恩恵を受けることができます。

UQモバイルにもセット割引や家族割引はありますが、最大でも1,100円(税込)の割引にとどまり、家族間の無料通話などもありません。

現在、UQモバイルでこれらの割引を使っている方が家族ごとドコモに乗り換えれば、割引額を増やすことが可能です。

UQモバイルからドコモに乗り換える3つのデメリット

続いては、UQモバイルからドコモに乗り換えることで生じるデメリットを3つ紹介します。

月額料金が高くなる可能性がある｜料金比較で検証！

これまでUQモバイルは、小容量～中容量向けプランが中心で、ドコモは大容量～無制限プランが中心というプラン構成となっており、ドコモの月額料金はUQモバイルと比較してかなり高額に設定されていました。

しかし、ドコモは2023年7月に新しい料金プランの提供を開始し、「irumo」という格安で小容量のプランが加わりました。

これにより双方の価格差は縮まり、一部のプランではUQモバイルに近い価格帯になっています。

一方で、各種割引やキャンペーンの対象になる、ドコモのメインプラン「eximo」の料金は、UQモバイルと比べるとかなり高額です。

選ぶプランによっては、ドコモに乗り換えることで月額料金が高くなる可能性があることを覚えておきましょう。

・UQモバイルの料金プランの特徴

UQモバイルは小容量～中容量向けの3つのプランで構成されています。

まずは、15GBまで使えて月額3,465円(税込)の「トクトクプラン」です。2段階制のプランで、1GB未満しか使用しなかった月は、月額2,277円(税込)になります。

2つめは、月額3,278円(税込)で20GBまで使えて、さらに1回10分以内の通話かけ放題も付帯する「コミコミプラン」です。ドコモの「ahamo」とほぼ同額で、データ容量は同じ20GBですが、「コミコミプラン」には1回10分以内の通話かけ放題オプションがついていることがポイントです。

そして3つめは、月額2,365円(税込)で4GBまで使用できる「ミニミニプラン」です。こちらは、ドコモの「irumo」とほぼ同水準の価格設定となっています。

・ドコモの料金プランの特徴

ドコモも3つのプランで構成されています。

まずは、0.5GB・3GB・6GB・9GBの4つから選択する小容量プランの「irumo」。2つめが20GBまたは100GBから選択する中容量プランの「ahamo」。そして、ドコモのメインプランといえる無制限プランの「eximo」です。

UQモバイルにはない、100GBの大容量プランや無制限プランがあることがドコモの強みといえるでしょう。

自宅セット割・家族セット割の対象外になる

UQモバイルで「自宅セット割」や「家族セット割」に加入している場合、ドコモに乗り換えることで、割引の対象外となってしまいます。

特に、夫婦など二人家族で「家族セット割」に加入していて、一人だけドコモに乗り換える場合、残った家族のセット割も解除されてしまうことには注意が必要です。

前述の通り、ドコモにも同種のセット割があり、割引額がUQモバイルよりも大きいので、UQモバイルからドコモへの乗り換えは、家族全員で一斉に行うことをおすすめします。

現在の端末をそのまま使えない可能性がある

UQモバイル、もしくは他社で購入したスマホをドコモで使用する場合、若干電波がつながりにくくなるケースがあります。

理由は、各社が使用する電波の周波数帯の違いによるものです。

大手通信キャリアは、複数の周波数帯を組み合わせて通信環境を整えています。下表は、ドコモとUQモバイル（KDDI）の5G周波数帯の一覧ですが、ドコモが3つの周波数帯を組み合わせているのに対し、UQモバイル（KDDI）は2つの組み合わせで、4.5GHz帯を使用していないことがわかります。

ここで問題になるのが、ドコモ以外で販売されているAndroidスマホの中に、4.5GHz帯に対応していないスマホがあることです。

その場合、ドコモで使用できないというわけではありませんが、4.5GHz帯の電波はキャッチできないため、そのぶん使えるエリアが狭くなってしまいます。

こうした機種は、下記ページで「一部5G周波数帯に対応できていない可能性があります」と記載されているので、その場合は、5G通信が若干繋がりにくくなることを覚悟するか、ドコモが販売する機種に買い替えるとよいでしょう。

ドコモで販売されているスマホは、すべて4.5GHz帯に対応する機種となっています。

詳細：NTTドコモ公式 自社サービス対応端末一覧（PDF）

また、2021年以前に他社で購入したスマホには、SIMロックがかかっている場合があります。

その際は、SIMロック解除手続きをしないとドコモでそのまま使えないことにも注意が必要です。

UQモバイルからドコモに乗り換える方法・手順

UQモバイルからドコモに乗り換える方法を、順を追って解説します。

契約に必要なものを準備する

最初に、下表を参考にして、ドコモでの契約に必要な書類を準備してください。

・ドコモオンラインショップならMNP予約番号は不要

2023年5月24日に、新たな乗り換え方式である「MNPワンストップ」がスタートしました。

従来、番号そのままで乗り換える場合は、契約中の通信キャリアにMNP予約番号を発行してもらい、乗り換え先の通信キャリアにその番号を伝える必要がありました。

しかし、「MNPワンストップ」では予約番号の発行が不要になり、乗り換え先で新規申し込み手続きをするだけで、電話番号そのままの乗り換えが可能になりました。

ただし、「MNPワンストップ」で乗り換えができるのは、ドコモオンラインショップで申し込んだ場合のみとなっています。

ドコモショップ申し込みを希望する場合、従来どおりUQモバイルでMNP予約番号を発行してもらう必要があります。

動作確認済み端末・SIMロック解除の有無をチェックする

現在使用しているスマホを、ドコモでそのまま使う場合、動作確認をする必要があります。

前述した通り、他社販売のスマホの場合、一部の5G周波数をキャッチしないケースがあるので、下記PDFで対応端末の確認を行いましょう。

詳細：NTTドコモ公式 自社サービス対応端末一覧（PDF）

また、スマホに他社のSIMロックがかかっている場合は、解除をする必要があります。

各社とも2021年頃までSIMロックがかかっているスマホを販売していたため、それ以前に購入したスマホにはロックがかかっていると考えてよいでしょう。

UQモバイルの場合、2021年9月30日以前に販売されたスマホにはSIMロックがかかっていたので、該当する方は、下記を参考に解除作業を行ってください。

ドコモの申し込み手続きをする

ドコモの申し込み窓口は、申し込むプランによって変わります。

Web申し込みの場合、ドコモオンラインショップで申し込みができるのは「eximo」のみとなっており、「irumo」と「ahamo」はそれぞれの公式サイトで申し込みをすることになります。

ドコモショップでは、「irumo」と「eximo」の申し込みは受け付けていますが、「ahamo」については、有料の申し込みサポート業務のみ受け付けるという、少々変則的なスタイルとなっています。

下表にそれぞれの特徴をまとめたので、自分にあった方法で申し込みを行いましょう。

・「MNPワンストップ」の申し込みは簡単！

新方式「MNPワンストップ」による申し込みは、とても簡単に行うことができます。

ドコモオンラインショップの場合、「のりかえ（MNP）」を選択して手続きを進めると、上図のような「のりかえ（MNP）手続きにあたって」という画面が出現します。

ここにある、「MNP予約番号の有無」で「ない」を選択すると、「転入予定の携帯電話番号」や「ご利用中の通信事業者（サービス）」などの選択を求められるので、これに従って入力するだけで、MNP予約番号なしの申し込みが可能です。

開通手続き・初期設定・データ移行をする

ドコモショップで申し込みを行った場合、初期設定作業はスタッフの方が行ってくれます（データ移行等は別途料金が発生）。

一方、Webで申し込んだ場合は、回線切り替えの手続きや初期設定などをすべて自分で行う必要があります。

1. 回線切り替え手続きを行う

UQモバイルからドコモの回線へ切り替える作業を行います。

どのプランを申し込んだかによって切り替え窓口が異なるので注意しましょう。また、「eximo」のみ電話でも切り替え手続きが可能ですが、「irumo」と「ahamo」はWebのみの受付となります。

それぞれの切り替え手続き方法は、下記公式サイトを参照してください。

詳細：NTTドコモ 商品到着後の設定・開通（利用開始の手続き）
詳細：ahamo 商品到着後の設定・開通
詳細：irumo 商品到着後の設定・開通

2. SIMカードを端末に挿入し、APN設定（プロファイル設定）を行う

郵送されてきたSIMカードを上図のように切り離し、スマホに挿入します。SIMカードトレイがどこにあるかはスマホによって異なるので、取扱説明書を参照してください。

次に、インターネット接続に必要な「APN設定」を行います。

しかし、最近のスマホはあらかじめAPN設定が完了した状態で販売されている機種が多く、それらのスマホはドコモのSIMカードを挿入しただけで、インターネット通信を行うことができます。

SIMカードを入れてもインターネット接続が行えない場合のみ、下記ページを参考に設定を行いましょう。

詳細：NTTドコモ アクセスポイント（APN）設定について

3. データ移行作業を行う

新しいスマホに変更する場合、これまで使用していたスマホからデータを移行する必要があります。

GoogleやAppleのクラウド上に保存されたデータを移行する場合は、新しいスマホでアカウント同期を行うだけなので簡単に移行することが可能です。詳しくは下記ページを参照してください。

詳細：スムーズな機種変更のために覚えておきたい Android のデータ移行
詳細：Appleサポート クイックスタートを使って新しい iPhone や iPad にデータを転送する

一方、スマホ本体に保存されたデータを移行させる場合、ドコモがリリースしているデータ移行専用アプリ「ドコモデータコピー」を利用してデータ移行を行います。アプリの指示に従って操作するだけで、電話帳、「+メッセージ」画像、メモなどを移行することが可能です。

詳細：NTTドコモ ドコモデータコピー

UQモバイルからドコモへの乗り換えに関するQ&A

2024年3月29日時点の調査内容です。
※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。