iPhoneをahamoで使う際のポイント！端末購入の注意点と保証について

ahamoで動作確認済みのiPhone一覧

iPhoneは、ahamoでも問題なく利用することができます。

しかし、完全にすべてのiPhoneに対応しているというわけではないので、本章にてahamoで動作確認済みのiPhoneを紹介します。

すべてではなくとも、古い機種から最新のiPhone14まで幅広い機種が使えるため、ahamoでiPhoneを使おうと考えている方はぜひチェックしてください。

2014年以降に発売されたiPhoneなら使える！

ahamoに対応しているiPhoneは、2014年に発売されたiPhone 6シリーズから最新のiPhone 14シリーズまでです。

約10年前の古いiPhoneまで利用できるため、以前使っていたiPhoneにahamoのSIMカードを差し込んで使うことが可能です。

ただし、iPhone 6シリーズは発信者番号通知や着信通知など、一部のネットワークサービスが利用できないため注意しましょう。

iPhone 5s・iPhone 5c以前の機種は非対応

ドコモでも2013年にiPhone 5sやiPhone 5cが発売されましたが、iPhone 5s・iPhone 5c以前の機種は非対応です。

iPhone 6シリーズの時点で既に約10年前の機種のため、現在でもiPhone5sやiPhone5cを使っている方は少ないと思いますが、家で眠っていた古い機種をahamoで使おうと考えている方などは、注意が必要です。

ahamoでは、ドコモオンラインショップ経由で新しいiPhoneの購入も可能なため、ahamoへの契約を機に、機種の買い替えを検討することもおすすめです。

ドコモ以外の大手通信キャリアのiPhoneはSIMロック解除が必要になることも

ahamoはドコモ回線を使用しているため、auやソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneでは利用できません。

iPhone 12シリーズ以前のiPhoneは、ドコモ以外の大手通信キャリアで購入した場合SIMロックがかかっているため、SIMロック解除の手続きが必要です。

SIMロック解除の手続きは、購入した大手通信キャリアのショップにて手数料3,300円(税込)で行うことができます。

iPhone購入元の大手通信キャリアで現在も契約中の方は、My SoftBankやMy auといったオンライン手続きサイトにて無料でSIMロック解除が可能です。

また、iPhone 13シリーズ以降のiPhoneはSIMロックがかかっていないため、SIMロック解除は必要ありません。

iPhone 12シリーズ以前のiPhoneの場合も、2021年10月以降に大手通信キャリアで購入したものであれば事前にSIMロック解除が実施されている可能性があるため、確認することをおすすめします。

また、以下のケースだとSIMロック解除ができない可能性があります。

中古でiPhoneを買った際に、iPhoneの契約者の分割払いが滞っているなどの理由でネットワーク利用制限がかかる場合があります。

ネットワーク利用制限がかかったiPhoneを購入してしまった場合は、返金や交換対応などの補償サービスが利用できる可能性が高いため、購入した中古ショップに問い合わせましょう。

ahamoで使うiPhoneを購入するならここがおすすめ！

ahamoユーザーが新たにiPhoneを購入する場合、以下の3つの方法がおすすめです。

ショップによってiPhoneの購入金額や、購入時に利用できる特典や割引が異なります。

下記にて、それぞれのショップのiPhoneの機種代金やサービスの特徴について解説するため、どこで購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

Apple Store

Apple StoreはiPhoneを開発しているAppleが運営しているため、メーカーから直接iPhoneを購入できます。

大手通信キャリアのように割引などのキャンペーンはありませんが、通常の機種代金が大手通信キャリアよりも安いため、同じiPhoneを2年以上など長期にわたって利用したい方におすすめです。

Apple Storeで販売中のiPhone14シリーズの機種代金は、以下の通りです。

次の項目でドコモオンラインショップのiPhone 14の機種代金も紹介しますが、ドコモオンラインショップよりもApple Storeの方が20,000～50,000円ほど安いです。

一方でドコモオンラインショップには、一定期間中にiPhoneを返却すると機種代金の負担が少なくなるサービスがあるため、Apple Storeでの購入は同じiPhoneを2年以上など長期間利用したいという方におすすめです。

ドコモオンラインショップ

ドコモオンラインショップは、ドコモショップに行く必要なく、新しいスマホを新規契約や機種変更などで購入することができます。

ドコモショップの場合は契約事務手数料として3,850円(税込)かかりますが、ドコモオンラインショップは契約事務手数料も無料なため、初期費用を抑えたい方にもおすすめです。

また、ahamoユーザーは、ahamoの契約そのままでドコモオンラインショップにて機種変更ができます。

ドコモオンラインショップのiPhone 14シリーズの機種代金は以下の通りです。

Apple Storeの機種代金と比較すると割高ですが、ドコモには「いつでもカエドキプログラム」というお得なサービスがあります。

いつでもカエドキプログラムを適用すると、機種代金の実質負担を約半額まで抑えることができます。

プログラムを適用するにはいくつか条件がありますが、なるべくiPhoneの機種代金を安くしたい方におすすめです。

いつでもカエドキプログラムとは？

「いつでもカエドキプログラム」とは、プログラム加入翌月から起算した23ヵ月以内に端末をドコモに返却すると、機種代金の負担を安く抑えられるというプログラムです。

いつでもカエドキプログラムの適用条件は以下の通りです。

残価とは分割払いを終えた端末の想定下取り額であり、いつでもカエドキプログラムは残価相当額を最終回（24回目）の支払い額として据え置いています。

そのため23回までの支払い額が安くなり、プログラム加入翌月から起算した23ヵ月以内に端末を返却すると残価の支払いが免除されます。

結果、スマホの機種代金の実質負担額を約半額にまで抑えられますが、返却時に故障や破損がないか査定が行われるため、プログラムを適用する場合は2年間スマホを慎重に使う必要があります。

いつでもカエドキプログラムは、約2年のスパンで新しいスマホを使いたいという方におすすめです。

中古ショップ

中古ショップでは傷や汚れなど若干の使用感があるものの、新品より安くiPhoneを購入できるのが特徴です。

機種代金はショップによって異なりますが、今回は「イオシス」のiPhone 14シリーズの中古販売価格を調べました。

中古販売価格は機種の状態によって変動するため、傷や汚れが目立つランクの低いものであれば、より安い金額で購入できるでしょう。

Apple Storeやドコモオンラインショップよりも安いため、使用感や多少の傷・汚れが気にならない方におすすめです。

一方でネットワーク利用制限にかかっているiPhoneを購入してしまい、通信制限がかかって使えなくなるなどのリスクがあります。

中古のiPhoneを購入する場合は、そのような端末を買ってしまった時に、返金や交換対応のある業者を選びましょう。

2年以上使うならApple Store・2年以内に機種変更するならドコモオンラインショップ

iPhone 14シリーズ（128GB）を購入する場合、ドコモオンラインショップとApple Storeのどちらが安いのか比較しました。

ドコモオンラインショップにて「いつでもカエドキプログラム」を適用し、プログラム加入の翌月から起算して23ヵ月目にiPhoneを返却すると、機種代金の実質負担を約半額まで抑えられます。

機種代金の総額はApple Storeの方が安いため、2年以上同じiPhoneを使いたい方はApple Store・2年以内に新しいiPhoneに機種変更したい方はドコモオンラインショップがおすすめです。

iPhone 14やiPhone SEをドコモオンラインショップで購入する方法と申し込み手順

ahamoユーザーがiPhone 14やiPhone SEを購入する場合、ドコモオンラインショップを利用する必要があります。

また、ドコモオンラインショップではahamoの申し込みはできないため、これからahamoに乗り換える予定の方は、ahamoに乗り換えた後にドコモオンラインショップにてiPhoneを購入しましょう。

ahamoユーザーがドコモオンラインショップでiPhoneを購入する際の手順は以下の通りです。

ahamoユーザーがドコモオンラインショップでiPhoneを購入する際は、「機種変更」を選択します。

ahamoの契約に紐づいているdアカウントでログインすると、ahamoの契約情報が自動で引き継がれるため、氏名や住所などを入力する必要はありません。

また、機種代金もドコモユーザーが購入する際と同じであり、いつでもカエドキプログラムや下取りプログラムも利用できます。

ahamoでiPhoneを使う際の初期設定やデータ移行

ahamoでiPhoneを使う際の初期設定について解説します。

ahamoで新しいiPhoneを利用する場合、基本的に設定やデータ移行は自分でする必要があります。

ドコモショップにて初期設定サポートを利用することも可能ですが、来店予約が必要なうえに手数料が3,300円(税込)かかってしまいます。

そのため、以下のポイントを参考にしながら、まずは自分で初期設定とデータ移行を行ってみましょう。

電源を切った状態でSIMカードを差し込む

新しいiPhoneを購入した際には、まずahamoのSIMカードをiPhoneに差し込みます。

詳しい手順は以下の通りです（機種変更の場合は、SIMカードの入れ替えを行う前に、機種変更前の端末で各データのバックアップを取っておきましょう）。

1.SIMを取り付ける端末、SIMカード、SIMピンなどを準備する

2.機種変更の場合、機種変更前の端末からSIMカードを取り外す

3. 新しい端末のSIMカードトレイを開ける

4.SIMカードをSIMカードトレイに置き、差し込む

APN設定は不要

スマホでインターネットを使うには、APN設定というインターネットに接続するための設定が必要です。

しかし、ahamoをiPhoneで使う時にはSIMカードを差し込むだけで自動で設定が行われるため、手動で設定する必要はありません。

ahamoのSIMカードを差し込んだ後、画面左上に「4G」または「5G」と表示されていれば、通信可能です。

「圏外」の表記になっている場合は、SIMカードが正しく読み込めていない、または反映に時間がかかっている場合があります。

iPhoneを再起動、または再度SIMカードを差し込むことで改善できる可能性が高いです。

iPhoneのデータ移行も簡単

前述したように、新しいiPhoneに買い替える時には、必ず古いiPhoneでデータのバックアップを取り、大事なデータが消えないようにしましょう。

データ移行の手順は移行元と移行先のOSや機種によって異なりますが、以下の方法がおすすめです。

iPhone同士のデータ移行は初期設定画面に表示される「クイックスタート」機能を利用すれば、新しいiPhoneと古いiPhoneを近くに置くだけでデータ移行が可能です。

AndroidからiPhoneに移行する場合も、あらかじめAndroidの方に「iOSに移行」アプリを入れておくとスムーズに移行できます。

上記の方法を利用すれば簡単にデータ移行が可能なため、まずは自分で挑戦してみましょう。

ahamoでiPhoneを使う際の注意点と知っておきたいポイント

ahamoでiPhoneを使う際の注意点と知っておきたいポイントは以下の通りです。

ドコモオンラインショップで販売されているiPhone以外の機種（iPhone 12など）を購入したい場合は、中古ショップや格安SIM会社などで購入するなど、自分で用意する必要があります。

中古ショップや格安SIM会社では、既に大手通信キャリアやApple Storeで販売を終了した型落ちのiPhoneも扱っているため、ぜひチェックしてみてください。

またドコモオンラインショップでは、機種変更だけではなく、回線契約なしでiPhone単体を購入することも可能です。

回線契約なしの場合も、新しいiPhoneにSIMカードを入れるだけで使えるため、初期設定の手順は変わりません。

ただし、単体購入か機種変更かによって適用できるキャンペーンが異なる場合があるため、よりお得にiPhoneを購入できる方を選ぶことをおすすめします。

ahamoでiPhoneを使うメリット3つ

ahamoでiPhoneを使うメリットは以下の3つです。

下記にて、それぞれのメリットについてくわしく解説します。

お得なキャンペーンがある

ahamoでは、定期的に企業とのコラボキャンペーンなどを実施しており、他社からの乗り換えでdポイントが付与されるなど特典が充実しています。

さらに、ドコモオンラインショップには機種変更やスマホ単体購入対象のキャンペーンもあるため、ahamo契約中にiPhoneを新しく買い替える時にもお得です。

現在はドコモオンラインショップ限定で、iPhone 13（128GB）とiPhone 13 mini（128GB）が22,000円(税込)割引で購入できます。

ahamoに乗り換える時や、ドコモオンラインショップで新しいiPhoneを購入する際は、ぜひキャンペーン情報をチェックしましょう。

eSIM対応で即日開通も可

ahamoは、eSIM申し込みにも対応しており、最短で即日の開通が可能です。

SIMカードだと配送までに3日程度はかかってしまうため、申し込んですぐに利用できるのは大きなメリットです。

月末に申し込み、SIMカードの配送が遅れ開通が翌月になったことで、乗り換え前の通信キャリアでの料金が翌月分も発生してしまうなどのリスクも回避できます。

iPhone XSシリーズ・iPhone XR以降はeSIMが使えるため、 iPhoneユーザーの方はぜひahamo乗り換えと同時にeSIMデビューしてみてはいかがでしょうか。

APN設定時にプロファイルのインストール不要

ahamoでiPhoneを使う場合、本来APN設定時に必要なプロファイルのインストールをしなくても通信できます。

プロファイルとは、契約した大手通信キャリア・格安SIM会社の設定をiPhoneに読み込むためのプログラムのことで、iPhoneを購入した通信キャリア以外で使う際に必要な設定です。

基本的にはiPhoneにプロファイルをインストールしなければ、通話は可能ですが、インターネットが使えません。

しかし、ahamoはAPNの自動設定に対応しているため、このような複雑な手順をこなす必要なくインターネットを利用することができます。

ahamoでiPhoneを使うデメリット3つ

ahamoでiPhoneを使うデメリットは以下の3つです。

下記にて、それぞれのデメリットについてくわしく解説します。

みんなドコモ割とドコモ光セット割は割引対象外

ahamoはドコモが提供する格安プランですが、「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」などのドコモの割引サービスは対象外です。

一方でahamoは、みんなドコモ割の回線数としてカウントすることは可能なため、家族がドコモユーザーであればドコモでの利用料金が安くなります。

また、利用するデータ容量が毎月30GB未満の場合は、ドコモよりもahamoの方が安く使えます。

ahamoの30GBプランとドコモの無制限プラン「eximo」の料金を比較しました。

家族にドコモユーザーがいない・ドコモ光を契約していないなど、割引の条件を満たさない場合は、ahamoに乗り換えた方が料金を安く抑えられます。

また、ドコモで利用できるすべての割引を適用した場合でも、毎月のデータ通信量が2GB～30GBの間で収まるという方は、ahamoを契約した方が安く済みます。

ahamoには無制限プランこそないものの、80GBの追加が可能な「ahamo大盛り」というオプションもあり、このオプションを追加することで110GBのデータ容量を4,950円(税込)で利用することが可能です。

留守番電話は非対応

ahamoには留守番電話オプションがありません。

そのため、これまで留守番電話やiPhoneのビジュアルボイスメールを使っていた方は不便に感じるでしょう。

一方で、現在はLINEなど電話以外のコミュニケーションツールが数多く存在しており、留守番電話に録音するという機会はかなり減ってきています。

留守電自体の重要性が薄くなっているため、仕事などで留守番電話が必須という方を除いて、大きなデメリットにはならないでしょう。

ドコモメールが有料になる

ahamoでドコモメールを使い続けるには、月額330円(税込)の「ドコモメール持ち運び」サービスを申し込む必要があります。

ソフトバンクやauの他社メールアドレスも同様であり、キャリアメールをahamoで継続利用するには、有料のオプションに申し込む必要があるため注意しましょう。

特にキャリアメールにこだわりはないという方は、他社乗り換え時にも無料で使えるiCloudメールやGmailなどに切り替えることをおすすめします。

ahamoで利用できるApple製品は？iPadやApple Watchの対応状況

本章では、iPhone以外にahamoで利用できるiPadやApple WatchなどのApple製品について紹介します。

iPadやApple Watchもahamoで問題なく使えるため、iPhoneのほかにApple製品を愛用している方も、ぜひ乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

ahamoで動作確認済みのiPad

ahamoで動作確認されているiPadは以下の通りです。

最新モデルから型落ちまで幅広く対応していますが、4G LTEが非対応のiPadは利用できないため注意しましょう。

またahamoにはデータ通信専用プランがないため、データ通信のみ利用する場合も月額料金は変わりません。

ワンナンバーサービスでApple Watchの単体利用も可能

ahamoはワンナンバーサービスに対応しているため、Apple Watchの単体利用も可能です。

ワンナンバーサービスとは、スマホの電話番号をGPS+CellularモデルのApple Watchなどのアクセサリ端末と共有できるオプションであり、iPhoneが近くになくてもアクセサリ端末で音声通話やデータ通信、SMSが使えます。

Apple Watchが単体で使えなくなることを理由に格安SIM会社への乗り換えを諦める方も多いですが、ahamoならApple Watchをこれまでと変わらずに使用できます。

2024年10月31日時点の調査内容です。