auの通信速度が遅いってほんと?比較結果や速度制限についてわかりやすく解説!
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「auに乗り換えたいけど通信速度が低下しないか不安……」と悩んでいませんか? また「auから他社に乗り換えたら通信速度は改善されるの?」と気になっている方もいるでしょう。
そこで本記事では、auの通信速度を「ほかの大手通信キャリア・サブブランド/格安プラン・格安SIM会社」の3つの項目に分けて比較・解説します。
利用しているサービスの通信速度を計測する方法も紹介していますので、あわせてご覧ください。
auの平均ダウンロード/アップロード速度は大手通信キャリアの中で最下位?
今回実施した通信速度比較のうち「ほかの大手通信キャリアとの比較」では、auの「平均ダウンロード/アップロード速度」が4社の中で最下位となりました。
また「サブブランド・格安プランとの比較」では、ワイモバイル・UQモバイル・povoの数値を下回っている状況です。たとえば平均ダウンロード速度は、auが「78.02Mbps」、povoが「100.38Mbps」となっています。
この点も踏まえた上で、自分にあった通信キャリアを選択してください。
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auの通信速度は他社よりも遅い?3つのパターンで比較!
はじめに、auとほかの通信キャリアの通信速度を比較して紹介します。以下の3つのパターンに分けて、詳しく確認していきましょう。
なお、通信速度比較には、回線速度の口コミサイト「みんそく」に記載されている情報を使用しています。
ほかの大手通信キャリアとの通信速度比較
まずは、auとほかの大手通信キャリア(ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル)の通信速度を比較していきましょう。
測定項目 | 平均 Ping値 |
平均 ダウンロード 速度 |
平均 アップロード 速度 |
---|---|---|---|
au | 52.77ms | 78.02Mbps | 13.52Mbps |
ドコモ | 53.23ms | 120.64Mbps | 14.29Mbps |
ソフトバンク | 38.25ms | 100.96Mbps | 17.71Mbps |
楽天モバイル | 51.21ms | 82.85Mbps | 29.85Mbps |
※表は右にスクロールできます。
上記のうち「平均Ping値」は1回あたりの通信にかかる時間の平均値で、数値が小さいほど通信速度が速いと考えられます。「平均ダウンロード/アップロード速度」は1回あたりの通信で送受信できるデータ容量の平均値で、数値が大きいほど通信環境が良いとされています。
たとえば「平均Ping値」が優れていても「平均ダウンロード/アップロード速度」が低ければ、通信に時間がかかってしまうでしょう。3つの項目をバランスよくチェックすることが大切です。
測定項目の特徴を踏まえた上で比較結果を見ると「ほかの大手通信キャリアよりもauの数値が低いこと」がわかります。中でも「平均ダウンロード速度」の差は大きいため、体感速度にも影響するでしょう。
とはいえ、大手通信キャリアの通信環境はどれも優れたものであり、基本的には快適に利用できます。また、通信速度は利用するエリアや時間帯によっても大きく変動します。
この点も加味した上で、条件にあった通信キャリアを選択することが大切です。
サブブランド・格安プランとの通信速度比較
続いて、大手通信キャリアが提供する「サブブランド・格安プラン」との通信速度比較を紹介します。比較対象は「ワイモバイル・UQモバイル・LINEMO・ahamo・povo」の5つです。こちらも一覧表を使って確認していきましょう。
測定項目 | 平均 Ping値 |
平均 ダウンロード 速度 |
平均 アップロード 速度 |
---|---|---|---|
au | 52.77ms | 78.02Mbps | 13.52Mbps |
ワイモバイル | 47.5ms | 95.33Mbps | 16.15Mbps |
UQモバイル | 50.71ms | 87.38Mbps | 13.95Mbps |
LINEMO | 41.34ms | 76.3Mbps | 16.01Mbps |
ahamo | 49.76ms | 74.85Mbps | 9.49Mbps |
povo | 53.85ms | 100.38Mbps | 16.96Mbps |
※表は右にスクロールできます。
上記の比較結果からは、auの通信速度が「ワイモバイル・UQモバイル・povo」よりも遅く、「LINEMO・ahamo」と同程度であると判断できます。
たとえば、auからUQモバイルに乗り換えても、つながりやすさや通信速度の低下を感じずに、安く快適に利用できるでしょう。
人気格安SIM会社との通信速度比較
続いて、auと人気格安SIM会社との通信速度比較を紹介します。比較対象は「BIGLOBEモバイル・IIJmio・イオンモバイル・NUROモバイル」の4社です。こちらもまずは一覧表をご覧ください。
測定項目 | 平均 Ping値 |
平均 ダウンロード 速度 |
平均 アップロード 速度 |
---|---|---|---|
au | 52.77ms | 78.02Mbps | 13.52Mbps |
BIGLOBEモバイル | 50.73ms | 25.8Mbps | 10.33Mbps |
IIJmio | 64.35ms | 43.89Mbps | 10.4Mbps |
イオンモバイル | 66.21ms | 35.21Mbps | 9.43Mbps |
NUROモバイル | 57.46ms | 44.59Mbps | 11.83Mbps |
※表は右にスクロールできます。
以上の比較結果からは、auの通信速度が人気格安SIM会社よりも速いことがわかりました。
たとえば、ウェブサイトや動画の読み込み速度に関係する「平均ダウンロード速度」には大きな差があります。日頃から動画を視聴したり、アプリをダウンロードしたりする方は違いを感じやすいでしょう。
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通信速度はどれくらい?スマホでできるスピードチェックを紹介!
これまで見てきたように、通信速度は「Ping値・ダウンロード速度・アップロード速度」の3つの測定項目を使って比較します。しかし「数値を見ても実際にどれくらいの速度が出るのかイメージしづらい」という方も多いはず。
そこでここからは、現在利用中のサービスの通信速度を調べる方法を紹介します。実際に利用している回線の「体感速度」と「測定結果」を考慮した上で、“それよりも速いのか遅いのか”ほかの通信キャリアの数値を確認してみましょう。
なお、通信速度計測サービスにはたくさんの種類があります。本記事では人気サービスを3つピックアップして紹介しますので、気になるものからチェックしてみてください。
Googleの「インターネット速度テスト」で計測する手順
Googleが提供する「インターネット速度テスト」は、もっとも手軽に通信速度を計測できるサービスです。GoogleアプリやSafariなどのブラウザから簡単に試せるため、まずはこちらを使ってみましょう。手順は次のとおりです。
1.「Google」を開き、検索バーに「スピードテスト」と入力する。
2.「インターネット速度テスト」の「速度テストを実行」をタップする。
3. 画面に表示される測定結果を確認する
測定結果のうち、上部の左に表示される「〇〇Mbps(ダウンロード)」がダウンロード速度、上部の右に表示される「〇〇Mbps(アップロード)」がアップロード速度です。
また、その下に表示されている「レイテンシ」がPing値となっています。たとえば8ミリ秒は8msに換算してください。
USENの「インターネット回線スピードテスト・通信速度測定」で計測する手順
続いて、店舗の有線放送などが有名な「USENグループ」が提供する通信速度測定サービスを紹介します。こちらもワンタップで簡単に使えるのが魅力。使い方は以下のとおりです。
1.「インターネット回線スピードテスト・通信速度測定」にアクセスする。
2.「測定開始」をタップして、10秒〜20秒ほど待つ。
3. 画面に表示される測定結果を確認する。
測定結果のうち「DOWNLOAD」がダウンロード速度、「UPLOAD」がアップロード速度、「PING」がPing値を表しています。
また「JITTER」には、Ping値の“揺らぎ”を示す「ジッター値」が表示されています。数値が小さいほどPing値の揺らぎ(振れ幅)が少なく、安定した通信速度で利用できると考えてください。一般的な使用用途での許容値は30msです。
Fast.comの「インターネット回線の速度テスト」で計測する手順
Fast.comの「インターネット回線の速度テスト」は、Netflixが開発したシステムを使った通信速度測定サービスです。以下の手順を参考に利用してみてください。
1.「インターネット回線の速度テスト」にアクセスする。
2.「詳細を表示」をタップする。
3. 画面に表示される測定結果を確認する。
画面中央に大きく表示されているのが「ダウンロード速度」、左下が「Ping値」、右下が「アップロード速度」となっています。また、画面下部のアイコンをタップすれば、SNSに測定結果を投稿できます。
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auの通信速度が遅い!原因と対処法は?
スマホを使っていると、通信速度が遅くなったり、突然インターネットにつながらなくなったりすることがありますよね。
ここからは、auの通信速度が低下したときの対処法を、以下の3つの項目に分けて紹介します。
通信速度制限がかかっている
auで新規受付中の料金プランには「使い放題MAX・auマネ活プラン・スマホミニプラン・スマホスタートプラン」の4つの種類があり、それぞれにデータ容量の上限が設定されています。
制限の基準が少し複雑なため、項目を分けて確認していきましょう。
使い放題MAX・auマネ活プラン:テザリングなどの一部サービスに制限あり
「使い放題MAX」と「auマネ活プラン」には合計6種類の選択肢が用意されており、いずれも基本的にはデータ容量無制限で利用できます。
ただし「テザリング・データシェア」は例外です。設定されているデータ容量を超過した後は、上記サービス利用時の通信速度が制限されます。
以下に使い放題MAX・auマネ活プランの基本情報をまとめましたので、料金プラン選びの参考にしてください。
料金プラン ※1 | 対象サービスの データ容量 ※2 |
超過後の 通信速度 ※2 |
月額料金 |
---|---|---|---|
・使い放題MAX 5G/4G ・auマネ活プラン 5G/4G |
30GB | 最大128kbps | 7,238円 |
with Amazonプライム | 60GB | 最大128kbps | 8,107円 |
Netflixパック(P) | 60GB | 最大128kbps | 8,437円 |
ドラマ・バラエティパック | 70GB | 最大128kbps | 9,108円 |
DAZNパック | 60GB | 最大128kbps | 9,768円 |
ALL STARパック2 | 80GB | 最大128kbps | 10,747円 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
※1. 使い放題MAX・auマネ活プランともに対象となります。
※2. テザリング・データシェアが対象です。
通信速度制限は「翌月1日まで待つ」か「データ容量の追加購入」によって解除できます。
ただし、追加購入の利用料金は割高です。頻繁に超過してしまう方は、料金プランの変更や他社への乗り換えを検討しましょう。
データ容量 | 金額 |
---|---|
0.5GB | 605円 |
1GB | 1,100円 |
3GB | 3,300円 |
5GB | 5,500円 |
※価格は税込表示です。
※追加したデータ容量の有効期限は62日間です。
なお、データ容量の追加購入は「データチャージサイト」で受け付けています。手順は公式サイトに記載されているので、下記ページをチェックしてみてください。
スマホミニプラン:4GB超過後は最大300kbpsに制限
「スマホミニプラン」はデータ使用量が少ない方向けに提供されている段階制プランです。「〜1GB・〜2GB・〜3GB・〜4GB」の4段階に分かれており、4GB超過後は最大300kbpsに制限されます。料金プランの基本情報は次のとおりです。
スマホミニプラン 5G/4G | ||||
---|---|---|---|---|
データ容量 | 〜1GB | 〜2GB | 〜3GB | 〜4GB |
超過後 の通信速度 |
– | – | – | 最大300kbps |
月額料金 | 3,465円 | 4,565円 | 5,665円 | 6,215円 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
通信速度の制限は翌月1日に解除されます。また「データチャージ」による解除も可能です。詳しくは下記ページを参照してください。
詳細:au データチャージ
スマホスタートプラン:データ容量の超過後は最大128kbpsに制限
「スマホスタートプラン」は、ガラケーからスマホに機種変更する方や、22歳以下の方に向けて提供されている料金プランです。以下の3つのタイプに分かれており、いずれもデータ容量の超過後は通信速度が最大128kbpsに制限されます。
料金プラン | データ容量 | 超過後の通信速度 | 月額料金 ※1 |
---|---|---|---|
スマホスタートプラン 5G/4G (ケータイからスマホへ変更の方) |
20GB | 最大128kbps | 2,728円〜 |
スマホスタートプラン 5G/4G (22歳以下の方) |
1,078円〜※2 | ||
スマホスタートプランライト 5G/4G | 4GB | 最大128kbps | 1,078円〜 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
※1. いずれも各種割引適用後、1年目の月額料金です。
※2. 2023年11月22日から始まったスマホスタート応援割適用時の金額です。
通信速度制限は翌月1日に解除されますが、前述した「データチャージ」にも対応しています。必要に応じて追加購入してください。
なお、スマホスタートプランには加入条件が設定されており、契約者の年齢や利用状況によって適用される割引が異なります。詳しくは、公式サイトをご覧ください。
通信回線が混雑する時間帯に使っている
通学・通勤時間にあたる「7:00〜9:00、17:00〜19:00」や、お昼休みの「12:00〜13:00」、さらに帰宅後の「20:00〜21:00」はインターネットを利用する方が多く、通信回線が混雑する傾向があります。
この問題の対処法としては「混雑する時間帯にWi-Fiに接続すること」が挙げられます。自宅や会社にWi-Fi環境がある方は、事前に接続しておきましょう。特に、光回線サービスを使ったWi-Fiは安定した高速通信を使えるため、おすすめです。
なお、auひかりに関してはこちらでまとめています。
また、動画や電子書籍などのデータをあらかじめダウンロードしておくことで、通信環境に左右されづらくなります。対象のサービスに加入している方は、ぜひ活用してください。
電波が届きにくい場所で使っている
全国に提供エリアが広がり、局地的な電波の強化が実施されたことで、以前よりもつながらない場所が少なくなりました。
しかし「地下鉄・大きな建物の中・山間部・海上」などは電波が届きにくく、圏外になることがあります。また、通信回線によっては上記以外の場所(市街地など)でも電波が入らなくなることがあるでしょう。
この問題の対処法としては「利用するエリアにあった通信回線に変更すること」が挙げられます。口コミサイトやSNSなどの情報を参考に、つながりやすい通信回線を選択してください。
対象のiPhone・Androidスマホ
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まとめ
・通信速度比較の結果、ほかの大手通信キャリアと比べてauの数値が低いことがわかった
・サブブランドや格安プランと同じくらいの通信速度だと考えられる
・格安SIM会社と比べると、auの通信速度が優れていることがわかった
・GoogleやUSENなどが通信速度測定サービスを提供しており、通信速度を手軽に計測できる
・auの料金プランにはデータ容量の上限が設定されており、超過すると通信速度が制限される
・通勤/通学時間など通信回線が混雑する時間帯には通信速度が低下する傾向がある
・地下鉄や山間部などは電波が届きづらく、圏外になることがある
2024年4月24日時点の調査内容です。
※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。
この記事の参考・引用サイトまとめ
この記事を書いた人
望月 聖也
望月 聖也
大手通信キャリアの代理店で7年間働いた経験を活かし、スマホ・光回線系のメディアを中心にフリーライターとして活動中。複雑な料金プランやサービスを、わかりやすくかみ砕いて解説します。