海外旅行でスマホを使う方法は?渡航前後の設定方法を細かくチェック!
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海外旅行を快適にするためには、通信手段の確保が必須と言って良いでしょう。
初めて訪問した土地で地図を見る、おいしいレストランを検索する、撮影した写真をSNSに投稿するなど、海外旅行の際は普段よりもスマホを使う機会が多くなるもの。また、安全確保という観点からも、現地到着後すぐにインターネットを使えるようにすることは重要と言えるでしょう。
本記事では、海外でスマホを使う4つの方法を解説するとともに、海外ローミング使用時に必要な設定などを細かく解説していきます。
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海外でスマホを使う4つの方法と、海外ローミング利用の際の流れ・設定方法を実演で解説しています。
格安SIM会社の海外ローミングは要注意
海外でスマホを使う方法としてもっとも手軽なのは、海外ローミングです。以前は高額なサービスでしたが、近年は価格が低下しており、追加料金無しで海外データ通信ができる通信キャリアも登場しています。
海外ローミングは大半の通信キャリアが対応していますが、注意したいのは格安SIM会社の場合です。大手通信キャリアとは異なり、通話とSMSにしか対応していないので、現地でデータ通信を行うことができません。
渡航後に慌てないよう、契約中の通信キャリアのサービスをあらかじめ確認しましょう。
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海外でスマホを使う4つの方法|メリット・デメリットをチェック!
海外でスマホを使う方法は、大きく分けて下記の4つがあります。最初にそれぞれの概要とメリット・デメリットをチェックしていきましょう。
通信キャリアの海外ローミングを利用する
利用料金の目安 | 1日1,000円程度~ |
メリット | ・普段のスマホをそのまま利用できる ・面倒な設定やSIMの入れ替えなどが不要 ・他の機器を必要としない |
デメリット | ・利用料が比較的高額 ・通信キャリアによっては通話とSMSしか 対応していない |
※価格は非課税です。
※表は右にスクロールできます。
海外ローミングとは、日本で契約しているスマホ・通信キャリアを海外でそのまま利用できるサービスのことです。
こちらのメリットとして挙げられるのは、SIMカードの入れ替えや複雑な設定が不要なこと。渡航後すぐに国内と同じようにスマホを使える手軽さが大きな魅力です。
デメリットは多くありませんが、注意しなければならないのは料金に関することです。通信キャリアによって金額は異なりますが、1日あたり1,000円程度の価格設定が多く、他の手段と比較すると高額な設定となっています。
また、大手通信キャリアの場合、通話・SMS・データ通信ともに日本と同じように使用できますが、格安SIM会社の場合は通話とSMSにしかローミング対応していないケースが多いこともデメリットの1つと言えるでしょう。
本記事では主に、大手通信キャリアの海外ローミングについて詳しく解説していきます。
海外用のモバイル通信端末(ポケットWi-Fi)をレンタルする
料金の目安 | 1日600円程度~ |
メリット | ・パソコンやタブレットにも使用できる ・複数人でのシェアが可能 ・設定が簡単ですぐに使い始められる |
デメリット | ・モバイル通信端末を持ち運ぶ手間が増える ・受け取りや返却などの手間が必要 |
※通信料は非課税です。
※表は右にスクロールできます。
2つ目は、海外利用に対応したモバイル通信端末(ポケットWi-Fi)をレンタルする方法です。
この方法のメリットとして挙げられるのは、スマホ以外の機器にも使用できる点。海外でパソコンやタブレットも使いたいという方には最適です。また、複数人数で使うことも可能なので同行者とシェアをする使い方も想定できます。
一方、デメリットとして挙げられるのは、荷物が増えること。モバイル通信端末はコンパクトな作りのものが多いですが、専用の充電機器なども持ち運ぶ必要があるので、そのぶんの荷物が増えることは覚悟しなければいけません。
また、機器の受け取りや返却の手間がかかることもデメリットの1つと言えるでしょう。
海外用のSIMカードを契約する
料金の目安 | 1日200円程度~ |
メリット | ・利用料金が安い ・追加の機器を持ち歩く必要がない |
デメリット | ・購入する際にコミュニケーションが必要 ・初期設定を自分で行うケースがある |
※海外の通信料は非課税です。
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渡航先の通信キャリアが販売しているSIMカードを購入して使用するのも1つの手段です。
現在は多くの国で旅行者向けの「Tourist SIM」が販売されており、渡航国の通信網を安価に利用することができます。
例えば、上図はタイの通信キャリア「dtac」が販売している「Happy Tourist SIM」ですが、インターネットとタイ国内通話を8日間使い放題で449バーツ。日本円にすると約1,800円、1日あたり約200円という格安価格で利用できます。
渡航先や通信キャリアによって金額は異なりますが、他の方法と比較して大幅に安価に利用できることは間違いありません。
購入方法はいくつかありますが、渡航先の空港に設置された現地通信キャリアのカウンターで購入することが一般的。購入時にはスタッフが初期設定まで行ってくれることがほとんどです。難しい会話は不要ですが、簡単な英語でコミュニケーションを取る必要があることはハードルと言えるでしょう。
また、「Tourist SIM」は空港の自動販売機で販売されていることもあり、その場合は自分で初期設定が必要になるというデメリットも存在します。
渡航先のフリーWi-Fiに接続する
料金の目安 | 無料 |
メリット | ・無料で利用できる ・パソコンやタブレットでも使用できる |
デメリット | ・エリアが限定される ・セキュリティ対策が必要 |
※表は右にスクロールできます。
できるだけ出費を抑えたい方は、渡航先のフリーWi-Fiサービスを利用しましょう。
料金は無料で、スマホ以外にもパソコンやタブレットで利用できることがメリットと言えます。
デメリットとして挙げられるのは、エリアが限定されること。フリーWi-Fiが使えるのは主に空港やホテル、カフェやレストランなどに限られるため、街中で調べ物をしたくなったり、緊急時の連絡に使用したりすることは難しいと言えるでしょう。
また、フリーWi-Fiはセキュリティ面で不安があることもデメリットの1つです。無防備に使用していると、通信内容を覗き見られたり、パスワードを盗まれたりする恐れがあります。
フリーWi-Fi利用時にセキュリティを強化したい場合は、「VPN」というサービスを利用することが推奨されています。
VPNは各社が提供していますが、手軽に利用できておすすめなのはGoogleのサービス。同社のサブスクリプション「Google One」にはVPNが含まれており、月額250円(税込)から利用することができます。
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大手通信キャリアなら海外ローミングが使える!
ここまで解説してきたとおり、海外でスマホを使う方法は大きく分けて4つあります。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、コスト面を気にしないのであれば、現在使用している通信キャリアの海外ローミングサービスを使用する方法がもっとも手軽でおすすめです。
ただし、海外ローミングサービスを使用する上で注意したいのが、格安SIM会社の海外ローミングは通話とSMSにしか対応していない点。例えば人気のIIJmioやmineoなども、データ通信は一律で不可とアナウンスされています。
詳細:IIJmio 国際ローミングの対応エリア・料金を教えてください。
詳細:mineo 海外で電話やメール、インターネットを使うことができますか?
ここからは、大手通信キャリア4社の海外ローミングサービスの内容を細かく見ていきましょう。
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こちらの動画では、大手通信キャリア+ahamo、povo2.0の海外ローミングサービス内容について解説しています!
ドコモの国際サービス
申し込み | 「WORLD WING」への申し込みが必要 |
通話料金 | 従量制 ┗(例)韓国から日本に 1分間通話すると125円。着信は70円 |
SMS利用料金 | 送信1通あたり100円※1 |
データ通信 | ・「世界そのままギガ」:申し込み必要 ・「世界ギガし放題」:申し込み不要 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
※1. 70文字までの場合。
ドコモの国際ローミングサービスを利用する上で注意しなければならないのは、「WORLD WING」というサービスに申し込みが必要という点です。
こちらに契約をしていないと海外でスマホを使うことはできないので、必ず渡航前に契約状況を確認しておきましょう。なお、契約に月額料金がかかることはありません。
詳細:NTTドコモ WORLD WING(ワールドウィング)とは
通話料金は従量制で金額は国ごとに異なりますが、例えば韓国から日本に1分間通話した場合125円(非課税)がかかります。また、海外では着信しただけでも料金がかかることに要注意。韓国の場合、着信時は1分あたり70円(非課税)が加算されていきます。
通話料金は国内と比較すると高額なので、通話を利用する場合はあらかじめ下記ページで料金を調べておきましょう。
詳細:NTTドコモ 【海外利用】国際ローミングの対応エリアと利用料金
従量制の通話と異なり、データ通信には「世界そのままギガ」と「世界ギガし放題」という2つの定額サービスがあります。下記で細かく見ていきましょう。
世界そのままギガ
申し込み | 必要 |
料金 | ・「国・地域限定割プラン」 ※1 ┗24時間:980円 ┗3日間:2,480円など ・「通常プラン」 ┗1日あたり980円 |
※価格は非課税です。
※表は右にスクロールできます。
※1. 最大30日間まで利用可能
「世界そのままギガ」は、追加料金を支払うことで、日本で契約しているプランのデータ容量を海外でもそのまま使用できるサービスです。
基本的には1日あたり980円(非課税)の追加料金となりますが、70以上の国と地域で使用する場合「国・地域限定割プラン」が適用でき、利用期間に応じて割引が適用されます。例えば、3日間使った場合は2,480円(非課税)、15日間使った場合は11,280円(非課税)となっています。
なお、本サービスを適用させるためには、事前の申し込みが必要であることに注意が必要です。
世界ギガし放題
申し込み | 不要 |
料金 | 1日最大2,980円 ┗約24.4MBまでは 1日1,980円 ※1 |
※価格は非課税です。
※1. データカウントは日本時間が基準。
「世界ギガし放題」は、国内で契約しているデータ容量と関係なく、海外データ通信を無制限で使用できるサービスです。
料金は2段階制となっており、1日のデータ使用量が約24.4MB未満の場合は1,980円(非課税)。それ以降は、どれだけデータ容量を使用しても1日あたりの最大金額は2,980円(非課税)となっています。
こちらは申し込み不要のサービスなので、上で解説した「WORLD WING」に加入し、かつ上述の「世界そのままギガ」への申し込みをしていない場合、自動的に本プランが適用されます。
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auの国際サービス
申し込み | 不要 |
通話料金 | 従量制 ┗(例)韓国から日本に 1分間通話すると125円。着信は70円 |
SMS利用料金 | 送信1通あたり100円※1 |
データ通信 | ・「au海外放題」:申し込み必要 ・「海外ダブル定額」:申し込み不要 |
※価格は非課税です。
※表は右にスクロールできます。
※1. 70文字までの場合。
auの国際ローミングサービスはドコモのサービスとほぼ同様のものとなっています。
まず、通話料は国ごとに異なる従量制を採用。料金もドコモと同水準ですが、国によって若干異なるので詳細は下記ページで確認してください。
海外データ定額サービスは「au海外放題」と「海外ダブル定額」の2つがラインアップしています。双方ともドコモと同様のサービスですが、auの「au海外放題」はキャンペーンを実施しており、ドコモの「世界そのままギガ」よりも安価に利用できる場合があります。
au海外放題
申し込み | 必要 |
料金 | 早割:800円または1,000円(24時間) 早割なし:1,200円(24時間) |
※価格は非課税です。
※表は右にスクロールできます。
2024年3月15日から新しくスタートした海外データ定額サービスです。
料金は通常、24時間で1,200円(非課税)となっていますが、利用開始1時間前までに事前予約をすれば24時間あたり800円(非課税)または1,000円(非課税)で利用することが可能です(国により金額が異なる)。
また、事前予約をすると最大30日間まで使用することができますが、事前予約なしの場合最大で8日までしか利用できません。必ず予約をしてから使い始めるようにしましょう。
海外ダブル定額(5G/4G LTE)
申し込み | 不要 |
料金 | 1日最大2,980円 ┗約24.4MBまでは 1日1,980円 ※1 |
※価格は非課税です。
※1. データカウントは日本時間が基準。
「海外ダブル定額(5G/4G LTE)」は、申し込み不要の2段階制の無制限プランで、1日最大金額は2,980円(非課税)というサービスです。
つまり、前述したドコモの「世界ギガし放題」とまったく同じ内容・料金のサービスとなっています。
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ソフトバンクの国際サービス
申し込み | 不要 |
通話料金 | ・アメリカでは通話無料※1 ・その他の国では従量制 ┗(例)韓国から日本に 1分間通話すると190円。着信は75円 |
SMS利用料金 | ・アメリカで利用する場合は無料 ・その他の国では送信1通あたり100円※2 |
データ通信 | ・「アメリカ放題」:申し込み不要 ・「海外あんしん定額」:申し込み必要 ・「海外パケットし放題」:申し込み不要 |
※価格は非課税です。
※表は右にスクロールできます。
※1. アメリカから日本またはアメリカ国内への通話は無料。
アメリカから第三国への発信は1分あたり210円(非課税)加算。
※2. 70文字までの場合。
ドコモとauの国際ローミングサービスは双方とも同様のサービス内容でしたが、ソフトバンクは内容が大きく異なります。
もっとも大きな違いとして挙げられるのは「アメリカ放題」。こちらはアメリカで通話・SMS・データ通信を無料で利用できるものとなっており、追加料金・申し込みともに不要な使い勝手の良いサービスとなっています。
アメリカ放題
申し込み | 不要 |
料金 | 通話・SMS・データ通信がすべて無料※1 |
対象エリア | アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、 プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領) |
対象外の エリア |
グアム、サイパン |
※価格は非課税です。
※表は右にスクロールできます。
※1. アメリカから第三国(日本およびアメリカ以外の国)
への通話(発信)は、1分あたり210円(非課税)。
ソフトバンクの海外ローミングサービス最大の強みが「アメリカ放題」です。
こちらはソフトバンクの契約者なら、アメリカで通話・SMS・データ通信がすべて無料で使えるというもの(アメリカから第三国への通話は有料)。
追加料金・申し込みともに不要なので、アメリカを頻繁に訪れる方はこれを目当てに乗り換えても良いほどのサービスと言えるでしょう。
唯一注意したい点は、人気の観光地であるグアムとサイパンは対象外であること。このエリアでは後述の「海外あんしん定額」が適用されます。
海外あんしん定額
申し込み | 必要 |
料金 | ・定額国L ┗24時間3GBで980円など ・定額国S ┗24時間1MBで1,980円など ・飛行機、船 ┗1時間50MBで980円など |
※価格は非課税です。
「アメリカ放題」の対象エリア以外で使える、海外データ定額サービスです。
「定額国L」「定額国S」「飛行機・船」の3カテゴリに分かれており、それぞれ料金が異なりますが、メジャーな観光地の大半は「定額国L」に含まれているので、ほとんどの国では24時間3GB980円(非課税)で利用できると考えて良いでしょう。
詳しい対象国や価格は下記公式ページを参照してください。
海外パケットし放題
申し込み | 不要 |
料金 | 10MBまで:1,980円 10MB以上:2,980円 |
対象エリア | 人気の渡航先99.8%をカバー |
※価格は非課税です。
こちらは従来からある海外データ通信定額サービスです。
ガラケーでも使えることが特徴ですが、近年はサービスの縮小が続いており、一部の国や地域ではサービス提供が終了しています。
今後さらなる縮小や廃止も考えられるため、利用を考えている方はあらかじめ下記ページをチェックしましょう。
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楽天モバイルの国際サービス
申し込み | 不要 |
通話料金 | ・対象国で「Rakuten Link」アプリ利用なら 日本の電話番号との国際通話無料 ・「Rakuten Link」を使わない場合は従量制 ┗(例)韓国から日本に 1分間通話すると190円。着信は95円 |
SMS利用料金 | ・「Rakuten Link」利用なら対象の国と地域の 電話番号へ送信無料 ・相手がアプリ未利用でも海外から日本の 電話番号へ送信無料 ・「Rakuten Link」を使わない場合や 対象国以外からの送信1通あたり100円~※1 |
データ通信 | 毎月2GBまで無料 ┗2GB超過後は最大128kbpsで使い放題 ┗超過後は1GBあたり500円でチャージ可 |
※価格は非課税です。
※表は右にスクロールできます。
※1. 70文字までの場合。
大手通信キャリアの中でも、もっとも安価かつ手軽に海外ローミングを利用できるのが楽天モバイルです。
まず、データ通信は追加料金無しで毎月2GBまで利用可能。2GBを超過しても最大128kbpsで使い放題でき、1GBあたり500円(非課税)でチャージすることもできます。
Web検索・地図閲覧・SNS利用などは2GBあれば十分なので、ホテルのWi-Fiなどと組み合わせれば旅行の際に困ることはないでしょう。
さらに楽天モバイルでは、海外通話とSMSも無料で使うことが可能です。
無料にする方法は簡単で、コミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を介して通話やSMSを行うだけ。
例えば通話の場合、対象国から「Rakuten Link」を使えば日本の電話番号との国際通話が無料になるので、旅先から自宅に連絡をしたり、一緒に旅行をする方のスマホに電話したりするのがすべて無料で行えます。
「Rakuten Link」を使用しないと、他社と同様に従量制の通話料金となるので、アプリ導入は必須と言えるでしょう。
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海外ローミングを使って海外でスマホを使うまでの流れ・設定方法
ここまで紹介してきた申し込みが必要なサービスについては、渡航前に手続きを済ませておきましょう。
そして、これらの申し込みとは関係なく海外ローミングを利用する前にはスマホでいくつかの設定をする必要があります。
ここからは、海外ローミングを実際に使用するまでの流れや設定方法を確認していきましょう。
渡航前:海外ローミングの対応機種・海外通話料を確認する
最初にすべきことは、「渡航先の国でローミングが使えるのか」「使用している機種は渡航先で使えるのか」「通話料はいくらなのか」などの情報を確認することです。
大手通信キャリア4社は、これらすべてを調べられるページを公開しているので、事前に調べるようにしましょう。
通信キャリア | ページリンク |
---|---|
NTTドコモ | 対応エリア・通話料・通信料を調べる |
au | 海外で使う |
ソフトバンク | 海外のサービスエリアとご利用料金 |
楽天モバイル | 海外ローミング 対応エリア・料金 |
※表は右にスクロールできます。
どのページも渡航先と使用している機種名を入力するだけで、必要な情報を検索できます。
例えば下図は、楽天モバイルのページで「韓国でiPhone15を利用する場合」と検索したものですが、データ通信の可否、「Rakuten Link」使用時と非使用時それぞれの通話料金などを一覧で見ることができます。
また、ドコモやauの場合は、適用可能な海外データ定額サービスなどを見ることができるので、渡航前に必ず確認するようにしましょう。
渡航前:搭乗前に機内モードをオンにする
航空機に搭乗する前に「機内モード」をオンにします。これにより、「5Gや4Gによる通信」「Wi-Fi」「Bluetooth」などが一斉にオフになります(iPhoneや一部機種の場合、Bluetoothはオンのまま)。
現在は航空機内でWi-Fiに接続できるサービスもありますが、これを使用する場合でも必ず機内モードのままWi-Fiに接続しましょう。
「機内モード」は設定メニューから切り替えることもできますが、簡単なのはAndroidの「クイックメニュー」、iPhoneの「コントロールセンター」から設定する方法。ここでは、Androidの画面を例に解説します。
1. ディスプレイ上部から下にスワイプしてクイックメニューを表示させ、飛行機マーク「機内モード」を選択する(左図①)
2. 機内モードのみが明るくなり、Wi-FiやモバイルデータなどがOFFになる(中図)
3. 機内Wi-Fiを使用する際は、必ず機内モードのままでWi-FiのみONにする(右図②)
なお、iPhoneの場合もほぼ同様で、ディスプレイをスワイプして表示される「コントロールセンター」から飛行機のマークをタップすれば機内モードにすることができます。
ただし、機種によってスワイプする場所が異なるので、詳しくは下記ページを参照してください。
詳細:Appleサポート iPhone でコントロールセンターにアクセスする – Apple サポート (日本)
渡航後:機内モードをオフにし、ローミング設定をオンにする
現地到着後、上記と反対の手順で機内モードをオフにします。
次に、設定画面からローミング設定をオンにしましょう。こうすることで、現地通信キャリアの電波をキャッチできるようになります。
ここでは、AndroidとiPhoneそれぞれの手順を画像とともに紹介します。
1. 「設定」アプリをタップ
2. 「ネットワークとインターネット」をタップ(左図)
3. 「モバイルネットワーク」をタップ(中図)
4. 「ローミング」をオンに設定する(右図)
※機種によって表示は異なります。
1. 「設定」アプリをタップ
2. 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップ(左図)
3. 「通信のオプション」をタップ(中図)
4. 「データローミング」をオンに設定する(右図)
渡航後:海外から電話をかけるときには「国番号」をつける
滞在先から日本の電話番号に発信をする場合、番号の頭に「国番号」をつける必要があります。
日本の国番号は「81」なので、上図のように「+81」とダイヤルしてから、電話番号の冒頭「0」を抜いた番号をダイヤルしましょう。 「+」は、Android・iPhoneともにキーパッドの「0」を2秒ほど長押しすることで表示 させることができます。
これはどの通信キャリアでも共通する方法ですが、楽天モバイルで「Rakuten Link」を使って日本の電話番号に発信をする場合、国番号を追加する必要はありません。
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まとめ
・海外でスマホを使う方法は「海外ローミング」「モバイル通信端末」
「海外用SIMカード」「フリーWi-Fi」の4つ
・もっとも手軽なのは「海外ローミング」だが、利用料金が比較的高額
・大手通信キャリアの海外ローミングは通話・SMS・データ通信ともに可能
・格安SIM会社の海外ローミングは通話とSMSのみなので要注意
・ドコモとauの海外ローミングは1日約1,000円程度で利用できる
・アメリカで使うならソフトバンクがおすすめ。通話・SMS・データ通信が無料
・楽天モバイルは通話・SMS・データ通信を追加料金無しで利用できる
2023年12月28日時点の調査内容です。
この記事の参考・引用サイトまとめ
- データローミングとは?オンとオフで何ができる?| NTTドコモ
- Google One の VPN - スマートフォンのオンライン セキュリティを強化
- 国際ローミングの対応エリア・料金を教えてください。【ギガプラン・mioモバイル】 : IIJmio Q&A
- 海外で電話やメール、インターネットを使うことができますか?|サービス検討中のお客さま 基本サービスに関するよくあるご質問|よくあるご質問|mineoユーザーサポート
- 海外でスマホ・携帯電話をつかう | NTTドコモ
- 【海外利用】国際ローミングの対応エリアと利用料金 | NTTドコモ | NTTドコモ
- 世界そのままギガ | NTTドコモ
- 世界ギガし放題 | NTTドコモ
- 海外で使う | 海外・国際サービス | au
- 世界データ定額 | 海外で使う(au世界サービス) | au
- 海外ダブル定額(5G/4G LTE) | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
- 海外で使う | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
- 海外でもSMSを送受信できますか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
- アメリカ放題 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
- 海外あんしん定額 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
- 楽天モバイルは海外でも2GB無料!追加設定なしでそのまま使える | 国際サービス | オプションサービス | 楽天モバイル
- 世界データ定額のご利用方法 | お使いの機種からサービス利用方法を確認する | 海外で使う(au世界サービス):サービス・機能 | au
この記事を書いた人
OGAWA
OGAWA
編集プロダクションで編集・ライターとしてのキャリアをスタート。主にビジネス、旅行ジャンルなどの雑誌・書籍・ムック本を制作。独立後は、ウェブライティングの仕事も開始し、ガジェット系や各種生活情報などのジャンルも執筆しています。