ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えはおすすめ！申し込み方法を徹底調査

ワイモバイルからLINEMOに乗り換える3つのメリット

さっそく、ワイモバイルからLINEMOに乗り換えるメリットを確認していきましょう。以下の3つの項目に分けて解説します。

月額料金が安くなる可能性がある｜料金比較で検証！

ワイモバイルからLINEMOに乗り換えることで、月額料金が安くなる可能性があります。本記事では、ワイモバイルの「シンプル2 S/M/L」と、LINEMOの「LINEMベストプラン・LINEMベストプランV」の月額料金を比較してみましょう。

上記の表ではデータ容量ごとに月額料金を比較していますが、いずれもLINEMOのほうが安いことがわかります。

たとえば「ワイモバイル：30GB」と「LINEMO：30GB」の金額差は月額2,145円(税込)。同じ条件で1年間使い続ける場合、合計25,740円(税込)の差額が生まれます。

ただし、データ容量の多さはワイモバイルが優勢です。「シンプル2L：30GB」に、オプションサービスの「データ増量オプション（月額550円(税込)）」を追加することで、ひと月35GBのデータ容量を使えるようになります。

30GB以上の料金プランを求めている方は、ワイモバイルを使い続けたほうが良いでしょう。

割引サービスが適用されている方は安くならない可能性がある

現在、ワイモバイルの料金プランに「家族割引サービス」または「おうち割光セット（A）」などが適用されている方は注意が必要です。

「シンプル2 S/M/L」ではいずれも月額最大1,837円(税込)の割引が適用されるため、LINEMOに乗り換えても安くならない可能性があります。こちらも一覧表で比較してみましょう。

上記のうち「ワイモバイル：20GB」と「LINEMO：30GB」を比較すると、LINEMOのほうが月額792円(税込)高いことがわかります。

データ容量を20GB以内で収まる方で、割引サービスを適用できる場合はワイモバイルを使い続けた方がいいでしょう。

なお、割引の適用には条件があります。詳しくは、ワイモバイル公式サイト「家族割引サービス」と「おうち割光セット（A）」をご確認ください。

ソフトバンクと同等の通信回線が使える｜一覧表で比較！

ソフトバンクのオンライン専用プランとして提供されているLINEMOなら、月額料金を抑えた上で、大手通信キャリアと同等の通信回線を利用できます。提供エリアもソフトバンクと同一のため、全国で快適に使えるでしょう。

しかし「本当にソフトバンクと同じ通信速度が使えるの？」と疑問に思っている方も多いはず。

この項目では、回線速度の口コミサイト「みんそく」の情報を参考に、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの通信速度を比較します。

比較の結果に入る前に、測定項目について確認しておきましょう。

下表のうち「平均Ping値」は、1回の通信にかかる時間を平均した数値です。数値が小さいほど通信環境が良いとされています。

「平均ダウンロード/アップロード速度」は、1回の通信で送受信できるデータ容量の平均値です。この数値が大きいほど、大容量通信を高速で利用できます。

測定項目の特徴を踏まえた上で比較表を見ると「全体的にソフトバンクの数値が優れていること」がわかりますが、大きな違いはありません。体感速度はほとんど変わらないでしょう。

LINEのデータ消費量がゼロになる

トークアプリ「LINE」の関連サービスであるLINEMOでは、LINEを快適に利用できる割引・キャンペーンが提供されています。

その中でも代表的なのが「LINEギガフリー」です。LINEアプリのトーク・通話をはじめとした各種サービスを、データ容量を消費せずに利用可能。

さらに、データ容量を使い切っても、LINEの対象サービスは高速通信で使い続けられます。日頃からLINEをよく利用している方はメリットを感じやすいでしょう。

なお、対象サービスは細かく決められています。詳しくは、LINEMO公式「LINEギガフリー」をご覧ください。

ワイモバイルからLINEMOに乗り換える3つのデメリット

続いて、ワイモバイルからLINEMOに乗り換えるデメリットを紹介します。次の3つの項目に分けて確認していきましょう。

料金プランの種類が少ない

LINEMOの料金プランは「LINEMベストプラン」と「LINEMベストプランV」の2種類のみ。ワイモバイルと比べて選択肢が少ないため、自分に適したデータ容量を見つけられない可能性があります。表を使って比較してみましょう。

ワイモバイルの料金プランは「シンプル2 S：4GB・シンプル2 M：20GB・シンプル2 L：30GB」の3種類。さらに「データ増量オプション（月額550円）」を追加することで「6GB・25GB・35GB」も選択できるようになります。

また、ワイモバイルは「データ容量の繰り越し」に対応していますが、LINEMOは非対応です。現状のデータ使用量を確認した上で乗り換えましょう。

LYPプレミアムの無料特典が終了する

ワイモバイルを解約（他社への乗り換えを含む）することで「LYPプレミアム」が解除され、会員特典が利用できなくなります。場合によっては月額料金が発生するため、事前に確認が必要です。

LYPプレミアムは「LINEスタンププレミアム・Yahoo!ショッピング・読み放題プレミアム・Yahoo!かんたんバックアップ」などのコンテンツをお得に使える会員サービスです。ワイモバイル契約中は無料で利用できますが、解約後は月額508円(税込)の利用料金が発生します ※1。

また、特典には「Yahoo!ショッピング利用時のPayPayポイント還元率アップ」や「ヤフオク!出品時の落札システム利用料の割引」なども含まれています。現状どのようなサービスを使っているのか、乗り換え前にチェックしておきましょう。

※1. ワイモバイルを契約する前からLYPプレミアムに加入していた方を除き、ワイモバイル回線の解約と同時に、同サービスは自動解約されます。

店頭サポートを受けられなくなる

ワイモバイルは、全国のワイモバイルショップ・ソフトバンクショップで対面サポートを実施しています。店頭スタッフに相談しながら契約したい方や、端末の操作方法を聞きたい方にも最適です。

一方、LINEMOの契約手続き・各種相談の受付窓口はオンライン（Web）のみ。店頭窓口はもちろん、電話窓口も用意されていません。ワイモバイルのサポート体制に慣れている方には、デメリットとなるでしょう。

ワイモバイルからLINEMOに乗り換える方法・手順

ここからは「ワイモバイルからLINEMOに乗り換える方法・手順」を紹介します。

1. 契約に必要なものを準備する

はじめに、LINEMOの契約に必要なものを準備しましょう。以下の一覧表をご覧ください。

上記のうち「本人確認書類・補助書類」は、細かく受付基準が定められています。詳しくは、LINEMO公式サイト「本人確認書類」をご覧ください。

なお、ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えには「MNP予約番号」は必要ありません。ワイモバイルの情報を入力することで、電話番号の引き継ぎができます。

2. 契約者情報が正しいことを確認する

ワイモバイルの契約者情報に誤りがある場合、LINEMOへの乗り換え手続きがキャンセルされてしまいます。申し込みの前日までに「My Y!mobile」で情報を確認・変更しておきましょう（My Y!mobileのログインには「SoftBank ID/パスワード」が必要です）。

確認する項目は「契約者氏名」と「契約者住所」の2つです。このうち、契約者氏名の変更手続きは店舗でのみ受け付けています。本人確認書類を用意した上で、ワイモバイルショップ・ソフトバンクショップで手続きをしてください。

3. 動作確認済み端末・SIMロック解除の有無をチェックする

ソフトバンク・ワイモバイル以外で購入した機種を利用する方は「動作確認済み端末」と「SIMロック解除の有無」をチェックしておきましょう。それぞれ解説します。

動作確認済み端末をチェックする

「動作確認済み端末」とは、LINEMOのサービスが正常に使えることが確認された端末のことです。

動作確認ができていない端末を利用すると「インターネットにつながらない」「電話が途中で途切れる」といったトラブルが発生する可能性があります。

LINEMOの動作確認済み端末は「動作確認端末」でチェックできます。手順は次のとおりです。

上記の手順で「対象の機種名が表示されない」または「○がついていない」場合、動作確認が済んでいない可能性があります。新しい機種を購入するなどの対策をとりましょう。

SIMロック解除の有無をチェックする

「SIMロック解除」は、SIMロック（購入した通信キャリア以外のSIMカードを利用できないようにする制限）を解除するための手続きです。

2021年10月1日以降に発売された機種は制限の対象外のため、手続きは不要。それ以前に発売された端末の解除状況は通信キャリアによって異なります。

たとえば、ドコモ・au・ソフトバンクで販売された端末で、以下の条件に当てはまる場合、SIMロック解除手続きは不要です。

上記の条件に当てはまらない場合、SIMロック解除手続きが必要となります。それぞれ「店頭・電話・Web」で受け付けているため、問い合わせて手続きをしましょう。

なお、店頭で手続きをする場合、SIMロック解除手数料が発生することがあります。電話またはWebでの手続きがおすすめです。

4. 契約するSIMカードの種類を決める

LINEMOは「SIMカード」と「eSIM」の2種類の方式に対応しています。申し込みの際に選択する必要があるため、事前に決めておきましょう。

「SIMカード」は、物理的なチップを端末に挿入して電波を受信する方式です。ソフトバンクやほかの通信キャリアでも長く採用されてきたため、知っている方も多いでしょう。これまでと同じ使い方をしたい方にはこちらがおすすめです。

「eSIM」は、端末に搭載されたチップにSIMカードの情報をインストールして、電波を受信する方式です。物理的なSIMカードがないため、最短即日に開通できます。新しいサービスを利用したい方、早く使いはじめたい方はこちらを選択しましょう。

なお、eSIMを利用するには対応端末が必要です。対応端末は、前述した「動作確認端末」でチェックできます。

5. LINEMOの申し込み手続きをする

ここまでの準備ができたら、LINEMOの申し込み手続きを始めましょう。手順は次のとおりです。

1.「LINEMO」にアクセスし、画面下部の「申し込む」をタップする。
2.「今の電話番号をそのまま使用する」→「ワイモバイル」の順に選択する。
3. 画面に表示される注意事項を確認し「わかりました」をタップする。

4. SIMカードの種類と端末の種類を選択する。

5.「お申し込み前に準備してください」と「利用開始までの流れ」を確認する。

6.「My Y!mobileにログイン」をタップする。
7.「SoftBank ID/パスワード」を入力し「ログインする」をタップする。
8. 画面表示に従って、契約手続きを進める。

料金プラン・オプションサービス・契約者の情報を入力し、登録を確定させたら申し込みは完了です。

6. 開通手続き・初期設定をする

申し込み手続きおよび審査完了後、最短翌日に商品が配送されます。注文内容と相違がないこと、傷などの不備がないことを確認した上で、開通手続き・初期設定を進めましょう。

手順は次のとおりです。

なお、eSIMを契約した方は手順が異なります。詳しくは、LINEMO公式サイト「利用開始までの流れ」をご覧ください。

1. 開通手続きをする

はじめに、LINEMOの通信回線を利用するための「開通手続き」をしましょう。受付窓口の情報は「同梱の冊子」または「商品発送のお知らせメール」に記載されています。

手続き完了後、通常であれば30分程度で回線が切り替わりますが、混雑状況によっては2時間〜3時間ほどかかることがあります。

2. 端末にSIMカードを挿入する

続いて、端末にSIMカードを挿入します。SIMカードは小さく紛失しやすいため、慎重に作業してください。手順は次のとおりです。

SIMカードトレーの取り出し方は機種によって異なります。不明点がある方は、取扱説明書をご確認ください。

3. APN設定をする（Androidスマホのみ）

「APN設定」は、LINEMOのSIMカードを使ってインターネットに接続するための設定です。iOS14.5以降のiPhoneは自動設定されますので、ここではAndroidスマホの設定方法を紹介します。

なお、Androidスマホでも最新機種などではAPN設定が自動で行われる場合があります。SIMカードをいれても通信が行えない場合にはAPN設定を行いましょう。

APN設定の手順は次のとおりです。

1.「設定」アプリを開き「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」と進める。

2.「アクセスポイント名」を選択し、APN一覧の中から「LINEMO」を選択・保存する。

3. APN一覧に「LINEMO」が表示されない場合、画面右上のメニューをタップする。
4.「新しいAPN」をタップし、設定項目を入力する（以下に記載しています）。
5. 画面右上のメニューをタップし、内容を保存する。

6. 新しく設定したAPNを選択して、ブラウザなどで通信可能か確認する。

以上でAndroidスマホのAPN設定は完了です。「4」の設定項目には、以下の情報を入力してください。

ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えに関するQ&A

最後に「ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えに関するQ&A」を紹介します。不明点や心配な点がある方は、ぜひ参考にしてください。

2024年11月21日時点の調査内容です。