IIJmioでは名義変更（譲渡）ができない！受付可能なケースや対処法をご紹介！

【要注意】IIJmioでは名義変更（譲渡）手続きができない

名義変更手続きには「家族間の名義変更」と「家族以外の第三者への名義変更」の2種類ありますが、IIJmioはこのどちらにも対応していません。

たとえば、進学や就職に伴う親名義から子ども名義への変更も不可となっています。また、回線の契約者以外の方が名義人となっているクレジットカードへの支払い先変更もできません。

ただし、次の項目で紹介する3つのケースに当てはまる場合、契約名義の変更が可能です。

IIJmioで名義変更（譲渡）ができる3つのケース

IIJmioでは原則的に契約名義の変更ができませんが、以下のケースに当てはまる場合に限り手続きを受け付けています。それぞれ項目を分けて、詳しく確認していきましょう。

結婚などにより名字が変わった場合（改姓）

結婚などによって名字が変わった方を対象とした「改姓手続き」は、IIJmioの「会員専用ページ ※1」で受け付けています。受付時間は24時間（年中無休）です。

申し込み時に本人確認書類は不要ですが、改姓後のクレジットカードを登録する必要があります。新しいカードが手元に届いてから手続きを開始しましょう。登録内容に不備がない場合、情報は即時反映されます。

※1. 会員専用ページのログインには「mioIDまたは登録メールアドレス」と「mioパスワード」が必要です。

契約者の死亡により引き継ぎが必要な場合（承継）

契約者の死亡に伴う「承継手続き」は、2親等以内の家族への変更に限り可能となっています。まずは、以下の必要書類を準備してください。

必要書類が準備できたら、電話窓口の「IIJサポートセンター」に問い合わせて手続きを進めましょう。電話番号と受付時間は以下のとおりです。

なお、契約を引き継がない場合の「解約手続き」も上記の窓口で受け付けています。

他社からの乗り換え（MNP転入）と同時に契約者を変更する場合

IIJmioは、転出元と異なる名義での乗り換え（MNP転入）に対応しています。

たとえば、夫名義で契約しているauの回線をIIJmioに乗り換える際、妻名義に変更できるのです。また、家族以外の第三者への変更も可能となっています。手続きに必要な書類は以下のとおりです。

上記の書類を準備したら「IIJmio公式サイト」にアクセスして、申し込みをはじめましょう。手続きは次のとおりです。

1.「IIJmio公式サイト」にアクセスする。
2.「ご購入・お申し込み」を選択し「お申し込みの前にご用意ください」を確認する。
3.「量販店やオンラインショップなどで……」のうち、当てはまるほうを選択し「次へ」をタップする。

4.「他社からの乗り換え（MNP）」をタップし、契約するSIMカードの種類を選択する。
5. 画面表示に従って当てはまる項目を選択し「次へ」をタップする。
6. 必要に応じてオプションを選択し「次へ」をタップする。

7.「もう一枚同時に……」で当てはまるほうを選択し「次へ」をタップする。
8.「重要説明事項」と「個人情報取扱に関する事項」を確認し「同意する」をタップする。

9. 確認をしたら「次へ」をタップする。
10.「転入元の電話番号の名義人は……」で「SIMの利用者と異なる」を選択する。
11. MNP転出元の名義人の情報を入力し「次へ」をタップする。

次の画面で「mioID」を登録し、申し込みを確定させたら手続きは完了です。審査完了後、2日〜4日程度で転出元の住所に新しいSIMカードが届きます ※1。新しい名義人の住所ではなく、転出元の名義人の住所に届くという点に注意しましょう。

※1. eSIMを選択した場合は最短当日に開通できます。

IIJmioの契約名義をまとめることによる3つのメリット

複数の回線を1人の契約名義にまとめることを、IIJmioでは「同一mioIDにまとめる」と呼びます。では、同一mioIDにまとめることでどのようなメリットがあるのでしょうか。以下3つの項目に分けて確認していきましょう。

ファミリー通話割引が適用される

IIJmioの通常時の国内通話料は11円(税込)/30秒です。この時点で一般的な通信キャリアの国内通話料（22円(税込)/30秒）の半額ですが、同一mioID間の通話にはさらに以下の割引が適用されます。

割引適用後の国内通話料は8.8円(税込)/30秒。通常時の通話料と比べて20％も安くなっています。以下に通話時間ごとの通話料をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

上記のうち「1時間」の項目では、各サービスで合計1時間の国内通話を利用した場合の通話料が確認できます。中でも「一般的な通信キャリア」と「ファミリー通話割引適用時」の金額差は合計1,584円(税込)。家族間の通話が多い方は特にメリットを感じられるでしょう。

データ容量をシェアできる

IIJmioは、ギガプランを契約している方に向けて「データシェア機能」を無料で提供しています。

データシェア機能では、同一mioID間のデータ容量のシェアが可能。たとえば「音声SIM：2GB」と「音声SIM：10GB」を契約している家族なら、合計12GBのデータ容量を分け合って使えます。

また、契約している通信キャリアやSIMカードタイプには制限がないため「au回線の音声SIM：5GB」と「ドコモ回線のデータSIM：10GB」といった組み合わせも可能です。

なお、データシェア機能の利用可能回線数は最大10回線となっており、同一mioID内なら複数のグループを作成できます。上手に活用することで月額料金をさらに節約できるでしょう。

データ容量をプレゼントできる

「データプレゼント機能」は、同一mioID内でデータ容量を分け合えるサービスです。利用料金は無料。毎月のデータ容量や、追加購入したデータ容量を10MB単位でプレゼントできます。

なお「ミニマムスタートプラン・ライトスタートプラン・ファミリーシェアプラン」から「ギガプラン」へのプレゼントは可能ですが、その逆はできません。相互にやり取りしたい方は、ギガプランに変更しましょう。

IIJmio契約後に名義を変えたい方は他社に乗り換えを！

上記では、IIJmioで契約名義を変更できる3つのケースを紹介しました。しかし、中には「条件に当てはまらないけれど名義を変えたい！」と考えている方もいるでしょう。

このような方には「他社への乗り換え」または「新規契約」がおすすめです。それぞれ項目を分けて解説します。

なお、IIJmioの契約手続きには「契約者と同一名義のクレジットカード」が必要となります。クレジットカードを所有していない方はIIJmioの契約ができないため、あらかじめ把握しておきましょう。

他社に乗り換えて名義変更（譲渡）する

冒頭でお伝えしたように、一部の通信キャリアでは名義変更手続きを受け付けています。

たとえばドコモでは「家族への名義変更」だけでなく「家族以外の第三者への名義変更」も受付中。ドコモに乗り換えた上で手続きをすることで、契約名義の変更が可能です。

また、以下の通信キャリアでも名義変更手続きを受け付けています。各社、受付基準が異なるため、事前に公式サイトをチェックした上で手続きを開始してください。

利用中の回線を解約し、新しい名義で契約する

現在利用中の回線を解約し、新しく契約し直すことでも名義人の変更が可能です。

ただし、こちらには「電話番号が変わってしまう」という大きなデメリットがあります。また、適用中のキャンペーンが解除される可能性もあるため、注意してください。

2023年11月1日時点の調査内容です。