IIJmioなら海外で通話とSMSが使える！データ通信サービスはどれがおすすめ？

IIJmioのサービスは海外でも使える？

IIJmioは国際ローミングに対応しているため、海外渡航中に「音声通話」と「SMS」を利用できます。海外から日本への発信や、海外からほかの国への発信、渡航先の国・地域内への発信が可能。また、渡航先での着信にも対応しています。

国際ローミングで海外の通信回線につながる！

国際ローミングとは、日本の通信キャリアが海外の通信事業者と提携することで、海外の国・地域で提供されているサービスを利用できる仕組みのことです。ほかの端末を持ち歩いたり、SIMカードを差し替えたりする必要がなく、かんたんな設定をするだけで使いはじめられます。

国際ローミングで提供されるサービスには「音声通話・SMS・データ通信」が含まれますが、IIJmioは「データ通信」に対応していません。渡航先では、Web検索・マップ・メール・LINE・動画の視聴などのインターネットサービスが利用できなくなってしまうため、注意しましょう。

SIMカードタイプによって使えない機能がある

なお、IIJmioで契約しているSIMカードタイプの種類によっては、利用できないサービスがあります。たとえば、タイプD（ドコモ回線）のSMS SIMは、渡航先からのSMSに対応していません。

また、対応エリアはタイプDとタイプA（au回線）で異なります。後ほど紹介する海外通話料/SMS送信料も、選択する通信回線によって異なるケースがあるため、事前に確認しておきましょう。

以下の一覧表には、IIJmioのSIMカードタイプごとの対応サービスをまとめています。

IIJmioの海外通話料/SMS送信料を一覧で紹介！

渡航先で音声通話やSMSを利用する場合、国・地域ごとに設定された通話料やSMS送信料が発生します。通話料に関しては「滞在国内向け・日本向け・その他の国向け」で金額が異なる上、着信時には「着信料」が請求されるため、注意が必要です。

ここでは、au公式サイト「エリア・料金」内の「主な渡航先」に記載されている、8つの国・地域の海外通話料/SMS送信料を、以下の2つの項目に分けて紹介します。

タイプD（ドコモ回線）の海外通話料/SMS送信料

まずは、IIJmioのタイプDを契約している場合の海外通話料/SMS送信料を紹介します。以下の一覧表をご覧ください。

上記以外の国・地域の海外通話料/SMS送信料は、下記の手順で確認できます。

1. ドコモ公式サイト「【海外利用】国際ローミングの対応エリアと利用料金」にアクセスする。
2.「渡航先を選択する」の項目で、渡航先の国や地域を選択する。
3.「機種を選択する」の項目で、海外で利用する機種を選択する。
4. 画面下部に表示される「この内容で検索」をタップする。

5. 下にスクロールし「音声通話」の「＋」をタップする。
6. 画面に表示される海外通話料を確認する。
7.「SMS」の「＋」をタップし、SMS送信料を確認する。

なお「音声通話」や「SMS」の項目の右側に◯がついていない場合、その国・地域ではサービスが利用できません。現地のSIMカードを契約するなど、別の方法を考えましょう。

タイプA（au回線）の海外通話料/SMS送信料

続いて、IIJmioのタイプAを契約している場合の海外通話料/SMS送信料を紹介します。以下の一覧表をご覧ください。

上記以外の国・地域の海外通話料/SMS送信料は、下記手順で確認してください。

なお「手順4」の画面で表示される「対応サービス」に◯がついていない場合、その国・地域ではサービスが利用できません。現地のSIMカードを契約するなど、別の方法を考えましょう。

IIJmioのサービスを海外で使う方法・手順

ここからは、IIJmioのサービスを海外で使う方法・手順を紹介します。以下の4つの項目に分けて、詳しく確認していきましょう。

なお、本記事で紹介する手順は一例です。機種やOSのバージョンによって表示される画面が異なる可能性があるため、あらかじめご了承ください。

渡航前：利用中の機種が国際ローミングに対応しているか確認する

はじめに、渡航先の国・地域で現在利用中の機種が利用できるかどうかを確認します。あわせて、海外通話料とSMS送信料もチェックしておきましょう。

契約している通信回線のタイプによって手順が異なるため、それぞれ紹介します。

以上でタイプDの対応可否の確認は完了です。海外通話料やSMS送信料を確認したい方は、項目の右側に表示されている「＋」をタップしてください。

続いて、タイプAを契約している方の確認手順を見ていきましょう。

以上でタイプAの対応可否の確認は完了です。海外通話料とSMS送信料を確認する方は、下にスクロールし「音声通話（1分あたり）」と「SMS（1通あたり）」に記載されている情報をチェックしてください。

渡航前：搭乗前に機内モードをオンにする

飛行機に乗っている最中は、端末を「機内モード」に設定しておく必要があります。ここでは、iPhoneとAndroidスマホの設定方法・手順を紹介します。

iPhoneの機内モードをオンにする2つの方法

これでiPhoneの機内モードがオンになりました。また「コントロールセンター」からも設定を変更できます。

以上でiPhoneの機内モードの設定は完了です。

Androidスマホの機内モードをオンにする2つの方法

続いて、Androidスマホの設定手順を確認していきましょう。ここでは、Google Pixel 7aをもとに紹介します。

これでAndroidスマホの機内モードがオンになりました。また「クイック設定」からも設定を変更できます。手順は以下のとおりです。

以上でAndroidスマホの機内モードの設定は完了です。

渡航後：機内モードをオフにする

目的地に到着したら、機内モードをオフにします。設定方法はオンにするときと大きく変わりません。念のため、iPhoneとAndroidスマホの操作方法をそれぞれ確認していきましょう。

iPhoneの機内モードをオフにする2つの方法

まずは、iPhoneの機内モードをオフにする方法を紹介します。設定アプリ、またはコントロールセンターから設定を変更してください。

これでiPhoneの機内モードがオフになりました。

ローミング設定は不要で、音声通話の着信とSMSの送受信はそのまま使いはじめられます。音声通話の発信をする際には「＋」や「国番号」が必要です。詳しくは、次の項目で解説します。

Androidスマホの機内モードをオフにする2つの方法

続いて、Androidスマホの機内モードをオフにする方法を紹介します。設定アプリ、またはクイック設定から変更してください。

これでAndroidスマホの機内モードがオフになりました。

ローミング設定は不要で、音声通話の着信とSMSの送受信はそのまま使いはじめられます。音声通話の発信をする際には「＋」や「国番号」が必要です。詳しくは、次の項目で解説します。

渡航後：海外から電話をかけるときには「国番号」をつける

海外から電話をかけるときには、先頭の0を抜いた相手の電話番号の前に「+」と「国番号」をつけた上で発信する必要があります。国番号は相手の所在地や使用している端末によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

ここでは、アメリカ（本土）に滞在中の方が電話をかける際に入力する内容を4つ紹介します。

国・地域ごとの国番号は通信キャリアの公式サイトに記載されています。IIJmioを利用中の方は、NTTドコモ公式サイト「海外からかける・送る（電話・SMS）」または、au公式サイト「国番号一覧」を参照してください。

IIJmioユーザーが海外でデータ通信を使うにはどうすればいい？

ここまでの項目では、IIJmioの国際サービスについて確認してきました。通話料や発信方法を理解しておけば、比較的かんたんに海外から電話をかけられることがわかったのではないでしょうか。

しかし「海外でもインターネットを使いたい！」と考えている方は多いはず。メッセージやマップ、ホテルの予約などのアプリを使うには、インターネット回線（データ通信機能）が必要です。

この項目では、IIJmioユーザーが海外でデータ通信を利用する方法を3つ紹介します。

海外用モバイル通信端末（ポケットWi-Fi）をレンタルする

海外用のモバイル通信端末（ポケットWi-Fi）は、日本の通信キャリアからも広く提供されており、はじめての方でも安心して利用できます。「イモトのWiFi」や「グローバルWiFi」などのサービスが代表的で「Webで注文して空港で受け取れる」といった利便性の高さが魅力です。

また、モバイル通信端末（ポケットWi-Fi）を1つ契約しておけば、複数台のスマホ・タブレット・ノートパソコンなどでもインターネットに接続できます。Wi-Fiに接続するには端末の近くにいる必要がありますが、複数人での使用にも適しているでしょう。

その一方で「端末を持ち運ぶ必要がある」「充電状況を気にしなければならない」「機器の受け取り・返却手続きが必要」といったデメリットもあります。より手軽に使いたい方には、次の項目で紹介する海外用SIMカードが適しているかもしれません。

海外用SIMカードを契約する

海外用SIMカードは現地の通信キャリアが提供していることが多く、空港やコンビニで販売されています。日本の通信キャリアのような複雑な契約はなく、SIMカードを購入して端末にセットするだけで利用可能です。

料金プランは契約するSIMカードによって異なりますが、一般的にほかの海外向けサービスよりも安く、長期利用に適していると言われています。

ただし、外国語で記載されているサービス内容を理解した上で、利用者自身で接続設定を完了させなければいけません。コスト面でのメリットが大きい一方で、ある程度の知識が必要だと言えるでしょう。

海外用にサブ回線を契約する

海外データ通信に対応している通信キャリアを契約している方は、ここまでに紹介した海外用SIMカードやモバイル通信端末（ポケットWi-Fi）を契約しなくても、渡航先でインターネットに接続できます。

しかし「IIJmioからは乗り換えたくない！」とお考えの方も多いでしょう。そんな方には、auのオンライン専用プランとして提供されている「povo」がおすすめです。

povoの料金プランは「基本料0円、必要な分だけトッピングする」という一風変わった形をとっており、サブ回線としての利用にも適しています。今回のケースでは「IIJmioをメイン回線にして、必要なときだけpovoに切り替える」といった使い方です。

povoの海外サービスは2023年7月に提供がはじまり、現在は160の国や地域で利用できます。渡航先での音声通話やSMSにも対応していますが、ここではデータ通信のトッピング（料金プラン）に絞って確認していきましょう。

povoの海外データトッピングは「レギュラー・エリア・ワイド」の3種類に分かれており、渡航先や利用期間にあわせて選択できます。

中でも「エリアトッピング」はリーズナブルな価格設定が採用されており、非常にお得です。たとえば7日間の韓国旅行の場合、3GBを2,000円(税込)で利用できます。

2024年2月には「エリアトッピング」において新たな対象地域も増え、さらに利用しやすくなりました。

なお、1台の端末でIIJmioとpovoを併用する（デュアルSIMとして利用する）には、デュアルSIM対応端末が必要です。また、povoには「180日以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止または契約解除となる」という利用条件があります。

そのほかの契約内容や注意事項については、下記公式サイトを参照してください。

詳細：povo 料金プラン詳細
詳細：povo 海外ローミング

IIJmioの海外サービスに関するよくある質問

最後に、IIJmioの海外サービスに関するよくある質問を紹介します。不明点や心配な点がある方は、ぜひ参考にしてください

2023年12月6日時点の調査内容です。