UQモバイルとahamoはどっちがお得？乗り換え手順とメリット/デメリットを紹介

※1. ひと月に使えるデータ容量は国内と海外あわせて30GBまでです。
※2. 大盛りオプションに加入しても海外で使えるデータ容量の上限は変動しません。

UQモバイルからahamoに乗り換える手順はかんたん5ステップ！

はじめに、UQモバイルからahamoに乗り換える手順を、以下の5つの項目に分けて解説します。

1. ahamoの契約手続きに必要なものを準備する

まずは、ahamoの契約手続きに必要なものを準備しましょう。

上記のうち、本人確認書類と補助書類には細かく受付基準が定められています。事前に、ahamo公式サイト「各種手続きで必要な確認書類について」を確認した上で手続きを進めてください。

MNP予約番号は、他社からの乗り換え時に使用する10桁の番号です。以前は必須でしたが、2023年5月以降、ワンストップ方式対応サービス同士の乗り換えでは不要となりました。UQモバイル・ahamoともに2023年5月に対応しています。

2. dアカウントの情報を確認する（すでにお持ちの方のみ）

ahamoの登録にはdアカウントを使用します。すでにアカウント登録が済んでいる方は「dアカウントID」と「パスワード」を確認しておきましょう。ただし、ほかのahamo回線に登録しているdアカウントは使えません。また、以下の4点についても事前に確認が必要です。

上記のうち「1」と「2」については、ahamoの契約手続きをはじめる前に情報を確認して、設定を変更する必要があります。詳しい内容は、ahamo公式サイト「dアカウントを利用する場合の注意事項」をご確認ください。

3. 動作確認済み端末とSIMロック解除のチェックをする

他社で購入した端末を使ってahamoのサービスを利用する方は、事前に「動作確認済み端末」と「SIMロック解除」をチェックしておきましょう。それぞれ項目を分けて解説します。

ahamoおよびドコモで購入した端末を利用する方（新しい端末を購入する方を含む）は、次の項目「ahamoの申し込み手続きをする」に進んでください。

動作確認済み端末をチェックする

ahamoのサービスを正常に使えることが確認された端末は「動作確認済み端末」として登録されます。未登録の端末は正しく動作しない恐れがあるため、事前に情報を確認しておきましょう。手順は以下のとおりです。

上記の手順で対象の機種名が表示されない場合、動作確認が済んでいない可能性があります。ahamoに対応している新しい機種を購入するなどの対策を検討してください。

SIMロック解除の有無をチェックする

「SIMロック解除」は、SIMロック（購入した通信キャリア以外のSIMカードを利用できないようにする制限）を解除するための手続きです。

2021年10月1日以降に発売された機種は制限の対象外のため、手続きは不要。それ以前に発売された端末の解除状況は通信キャリアによって異なります。ここでは、ドコモ・au・ソフトバンクのSIMロック解除状況を一覧表で紹介します。

上記のうち「あり」に当てはまる場合、SIMロック解除手続きが必要です。各社、店舗・電話・Webで受け付けているため、問い合わせて手続きをしてください。

4. ahamoの申し込み手続きをする

ここまでの準備が整ったら、ahamoの申し込み手続きをはじめましょう。

ahamoの受付窓口は、Webの「ahamo公式サイト」に限られていますが、ドコモショップでの有料サポート（3,300円(税込)/回）も提供されています。必要に応じて利用してください。

ここでは、ahamo公式サイトから申し込む手順を紹介します。少し複雑なため、2つのブロックに分けて確認していきましょう。

1.「ahamo公式サイト」にアクセスし「申し込み」をタップする。
2.「今の電話番号をそのまま使う」→「docomo以外」の順に進める。
3.「申し込みと一緒にスマホを買いますか」で当てはまる項目を選択する。

4. 申し込むSIMの種類を選択し「次へ」をタップする。
5.「申し込み前に準備してください」の情報を確認し「準備OK」をタップする。

ここまでの手順で、契約に必要な基本情報が登録できました。続いて、料金プランやオプションサービスの選択に進みます。

1.「データ通信量」と「かけ放題オプション」を選択する。
2.「毎月の支払い金額シミュレーション」を確認し「次へ」をタップする。
3. 契約者と利用者の関係性を選択し「次へ」をタップする。

4. dアカウントを新しく作成、または利用中のdアカウントを登録する。
5.「次へ」をタップし、契約手続きを進める。

さらに「契約者情報の登録」→「注意事項/登録内容の確認」と進み、登録を確定させたら申し込み手続きは完了です。

5. 開通手続き・初期設定をする

審査完了後、1週間程度で登録住所に商品が届きます。注文内容と相違がなく、傷などの不備がないことを確認した上で、開通手続き・初期設定を進めましょう。手順は以下のとおりです。

なお、eSIMを契約した場合、別途「eSIMプロファイルのダウンロード」が必要です。詳しくは、ahamo公式サイト「eSIMの開通手順」をご確認ください。

1. 回線の開通手続きをする

まずは、通信回線をahamoに切り替えるための開通手続きをしましょう。受付窓口は「ahamoアプリ」と「ahamo公式サイト」の2種類。受付時間は9:00〜21:00です。

ここでは「ahamoアプリ（App Store/Google Play）」を使った開通手続きの手順を紹介します。アプリをお持ちでない方は、ダウンロードした上で操作を進めてください。

1.「ahamoアプリ」を開き「dアカウントID・パスワード」でログインする。

2.「切り替え（開通）手続きへ」をタップする。
3. 電話番号や注意事項を確認し「開通する」をタップする。

なお、商品受け取りから1ヵ月以内に開通手続きが行われない場合、申し込みがキャンセルされます。トラブルが発生した際は、速やかにチャットで問い合わせましょう。

2. 端末にSIMカードをセットする

続いて、端末にahamoのSIMカードをセットします。SIMカードは小さくデリケートなため、取り扱いには十分注意してください。手順は以下のとおりです。

3. APN設定をする

「APN設定」は、ahamoの通信サービスを利用するための設定です。iOS14.5以降のiPhoneは自動設定されるため、ここではAndroidスマホの設定方法を紹介します。手順は次のとおりです。

1.「設定」アプリを開き「ネットワークとインターネット」をタップする。

2.「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」の順に進める。

3. 右上の「＋」をタップし、各項目にAPN情報を入力する。※1
※1. APN情報は以下に記載しています。

4. 右上の「メニュー」をタップし「保存」を選択する。
5. 作成したAPNを選択する。

手順3の設定項目には、以下の情報を入力してください。

4. 発信テストをする

以上でUQモバイルからahamoへの乗り換えに必要な手続き/設定はすべて完了です。最後に発信テスト用番号（111）に電話をかけ、正常に利用できることをチェックしましょう。

発信後、ahamoからの着信を受け「ただいま着信試験を行っております」というガイダンスを確認してください。

UQモバイルからahamoに乗り換える3つのメリット

ここまでの項目では、UQモバイルからahamoに乗り換える手順を確認してきました。では、乗り換えることでどのようなメリットがあるのでしょうか。以下の3つの項目に分けて見ていきましょう。

月額料金が安くなる可能性がある

現在UQモバイルは、コミコミプラン＋・トクトクプラン・ミニミニプランの3種類の料金プランを提供しています。

コミコミプラン＋は「30GBと10分かけ放題のセット」、トクトクプランは「〜1GB・〜15GBの段階制」、ミニミニプランは「4GBの小容量」のように分かれており、それぞれの特徴から選択可能です。

一方のahamoは、ひと月30GBのデータ容量を使える「ahamo」を提供中。冒頭でもお伝えしたように、UQモバイルのコミコミプラン＋よりも割安な価格設定が採用されています。

また、オプションサービスの「大盛りオプション（月額1,980円(税込)）」を追加することで、合計110GBの大容量プランも利用できます。主に中容量〜大容量プランを求めている方に適しているでしょう。

ここでは、一覧表を使ってデータ容量ごとの月額料金の違いを比較します。

上記のうち「UQモバイルとの金額差」の項目を確認すると、〜15GBと〜30GBの段階でahamoの月額料金が安いことがわかります。たとえば「UQモバイル：30GB」と「ahamo：30GB」の金額差は月額308円(税込)。1年間同じ条件で使い続けた場合、合計3,696円(税込)の差額が生まれます。

小容量プランの選択肢が豊富なUQモバイルですが、中容量〜大容量プランは割高です。30GB以上の料金プランを探している方にはahamoが適しているでしょう。

なお、UQモバイルはトクトクプラン・ミニミニプランの契約者を対象に割引サービスを提供しています。割引の適用状況によっては、UQモバイルを使い続けたほうが良いケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

詳しくは、本記事内「契約状況によっては月額料金が高くなる」で解説します。

通話かけ放題オプションを安く利用できる

乗り換え先を決める上で、通話料やかけ放題オプションを重視している方は多いはず。この項目では、UQモバイルとahamoの国内通話料とかけ放題オプションの違いを比較します。

各社の国内通話料はどちらも22円(税込)/30秒と一般的ですが、UQモバイルのコミコミプラン＋には10分かけ放題が、ahamoには5分かけ放題が含まれています。いずれも短い通話が多い方には魅力的な料金プランだと言えるでしょう。1回あたりの通話時間を確認した上で検討してください。

かけ放題オプションを比べてみると、UQモバイルは少々割高な月額料金を採用していることがわかります。

たとえば、UQモバイルの「通話放題」と、ahamoの「かけ放題オプション」の金額差は月額880円(税込)。1回あたり10分以上の長電話を利用する方には、ahamoがおすすめです。

また、ドコモの家族割引サービス「ファミリー割引」に加入できるのもahamoのメリットの1つ。適用条件を満たす場合、ドコモの対象プランからの国内通話料が無料になります ※1。

※1. ahamoからドコモの対象回線に発信する場合、割引は適用されません。

ひと月30GBの海外データ通信を無料で使える

通常、海外の渡航先で日本の通信キャリアのサービスを使うには、別途海外用オプションに加入する必要があります。

UQモバイルなら「au海外放題（800円(不課税)～/日）」や「海外ダブル定額（最大2,980円(不課税)/日）」が利用可能。上記オプションに加入することで、安心してインターネットに接続できるようになるのです。

一方、ahamoの料金プランには「ひと月30GBまでの海外データ容量 ※1,2」が無料で付帯しており、海外91の国・地域でデータ通信を利用できます。日本人の渡航先の約98％が対象国・地域に含まれているため、国をまたぐツアーにも最適です。

渡航前の設定方法やサービス利用にあたっての注意事項は「ahamoは海外でも使える！他社との比較で違いや特徴も解説！」で詳しく解説しています。ぜひあわせてチェックしてください。

※1. ひと月に使えるデータ容量は国内と海外あわせて30GBまでです。
※2. 大盛りオプションに加入しても海外で使えるデータ容量の上限は変動しません。

UQモバイルからahamoに乗り換える3つのデメリット

続いて、UQモバイルからahamoに乗り換えるデメリットを確認していきましょう。以下の3つの項目に分けて解説します。

契約状況によっては月額料金が高くなる

UQモバイルでは以下の3つの割引サービスが提供されており、適用条件を満たすことで月額最大1,287円(税込)の永年割引を受けられます。

対象プランは、トクトクプラン（〜1GB・〜15GB）とミニミニプラン（4GB）の2つ。割引が適用されている方がahamoに乗り換えることで、月額料金が高くなる可能性があるため注意が必要です。

ここでは「自宅セット割」と「au PAY カードお支払い割」を適用したUQモバイルと、ahamoの月額料金比較を紹介します。

今回の比較からは、ひと月のデータ使用量が15GB以下に収まる方がahamoに乗り換える場合、月額料金が大幅に高くなることがわかりました。

たとえば「UQモバイル：〜15GB」と「ahamo：30GB」の金額差は月額792円(税込)。1年間同じ条件で使い続けた場合、合計9,504円(税込)の差額が生まれます。

なお、UQモバイルの割引の適用には条件があります。詳しくは、UQモバイル公式サイト「料金プラン・サービス」内の「おすすめの割引サービス」をご確認ください。

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通信速度が低下する可能性がある

通信キャリアを乗り換える上で通信速度は大切なポイントです。せっかく乗り換えたのに「通信速度が遅くて使えない……」となってしまっては困りますよね。

ここでは、回線速度の口コミサイト「みんそく」の情報を参考にUQモバイルとahamoの通信速度を比較します。まずは以下の一覧表をご覧ください。

上記のうち「平均Ping値」は1回あたりの通信にかかる時間の平均値を、「平均ダウンロード/アップロード速度」は1回あたりの通信で送受信できるデータ容量の平均値を表します。

平均Ping値は数値が小さいほど高速で、平均ダウンロード/アップロード速度は数値が大きいほど優れていると考えてください。

測定項目の特徴を踏まえた上で比較結果を見ると、すべての項目でUQモバイルが優れていることがわかります。特に平均ダウンロード速度は圧倒的。高画質動画をスムーズに観たい、オンラインゲームをサクサクプレイしたいと考えている方は、UQモバイルを使い続けたほうが良いでしょう。

店頭での対面サポートを受けられなくなる

UQモバイルとahamoでは、契約時/契約後に受けられるサポートが異なります。

大手通信キャリアと同様のサポートを受けられるUQモバイルから、オンライン手続きがメインとなるahamoに乗り換えることで、落差を感じてしまうケースもあるでしょう。この項目では、各社のサポート体制の特徴を紹介します。

UQモバイルのサポート体制

auのサブブランドであるUQモバイルは、全国2,700店舗以上の取扱店で新規契約・他社からの乗り換え・機種変更といった契約手続きを受け付け中。UQスポットやauショップ/au Styleでは、端末の操作方法についても相談できます。

オンライン手続きに慣れていない方や、契約後も充実したサポートを受けたい方にはUQモバイルがおすすめです。

ahamoのサポート体制

ドコモの格安プランであるahamoは、主にWeb窓口のahamo公式サイトで新規申し込みを受け付けています。

問い合わせ窓口はチャットのみとなっており、店頭や電話での無料サポートは実施していません。利用者自身で料金プランを調べて、契約手続きを進める必要があるのです。

しかし「どうしてもサポートを受けたい」と考えている方も多いでしょう。そんな方に向けてahamoはドコモショップでの有料サポートを用意しています。

上記サービスの対応範囲は「申し込み手続きのサポート」となっており、すべての説明や操作を任せられるものではありません。利用者自身でサービス内容を調べて、契約手続きを進める必要があることを把握しておきましょう。

詳しくは、ahamo公式サイト「ahamoの申込みや申込み後の手続きは、ドコモショップ店頭でサポートしてもらえますか？」をご覧ください。

UQモバイルからahamoへの乗り換えに関するよくある質問

最後に、UQモバイルからahamoへの乗り換えに関するよくある質問を紹介します。不明点や心配な点がある方は、ぜひ参考にしてください。

2024年11月18日時点の調査内容です。
※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。